「ぼくらマンガ家 トキワ荘物語」感想
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

「ぼくらマンガ家 トキワ荘物語」感想

2016-07-31 19:00
    ・そういうアニメ作品がある、というのを某掲示板で知って、一度見たいと思っていたのだが、単品でDVD販売されておらず、見るためにはデラックスなセットをデラックスな値段で買わねばならない。では上映会で、と探すと川崎市市民ミュージアムというところでやっていると知って、その掲示板に今度見に行きます、なんて書いたら当日寝坊で行けず。

     どうも縁が無いのか、と思っていたら再び川崎市市民ミュージアムでの上映があるということで、ようやく見ることができました。
     もともとは1981年にテレビスペシャルとして作られたとの事で、登場される方々もご健在な頃。声優さんも、富山敬さん、塩沢兼人さんなど今はいらっしゃらない方が出演していて、時間の流れも感じます。
     石森さんのお姉さんを演じていたのは麻上洋子さんだったようですが、なぜかウィキペディアには出てません。

     今見るとギャグは古典的過ぎて(座ると釘が出ていてお尻に当たりイテテっと飛び上がる、慌てて階段から落ちる、押入れを開けると中のものが崩れて来て埋もれるなど)、それはもういいから話をすすめて、とか思ってしまったりもするのですが、それもこの時代を表わす演出なのかも。

     話は石森、赤塚、藤子A、藤子F各氏の4名が中心となり、彼らがそれぞれの故郷で手塚治虫著「新宝島」に出会うところから。
     やがて手塚さんが入っていた部屋に藤子氏たちが越して来ることになり、石森、赤塚両氏をはじめ、鈴木伸一、寺田ヒロオ、あるいは通い組の長谷邦夫、つのだじろうといった面々との交流が描かれる。水野英子さんは最初はいないが、みんなでテレビを見ているシーンあたりから突然登場する。
     他に園山俊二さんなども出てくる。セリフは無かったと思うがよこたとくおさんもいた。
     ウィキペディアでは他に横山隆夫、森安なおやといった人も出ていたとあるが、私はわからなかった。

     また、放送当時のウリだったのだと思うが、彼らの作品のキャラクターが、特に脈絡なく登場する。炊飯器が無いので百科事典で調べながら鍋で米を炊こうとする藤子A・Fの二人の所へ鈴木伸一氏が現われる直前にロビンが「やっ」と言って通り過ぎたり、電話ボックスから出てきた乳母車に001が乗っていたり(乳母車を押していたのは石森キャラのボンボンだと思う)、誰の部屋だか忘れちゃったけど突然現われた009が押入れを開けると中にスカールがいたり、屋台のラーメン屋さんが006だったりトキワ荘の前を多くのキャラクターが通り過ぎたり。
     仮面ライダーがアニメで登場したりもしたし、アニメ化されていない水野作品のキャラが登場したりも。ギャートルズのマンモスも出てきた。
    上京した石森さんのお姉さんが亡くなり、その悲しみを癒すかのように発表された作品が「ジュン」だったような描写もあった。

     赤塚さんは自分の作風に悩み、寺田さんからは多くの話を詰め込みすぎていると言われ、石森さんにアイデアを聞いてもらっているうちに、ギャグ漫画に「ナマちゃん」で開眼する。

     そして時代は大きく飛んで、取り壊し寸前のトキワ荘に、かつての仲間が集まり、ボロボロになった姿をみんなで見つめている、といったシーンで終わる。

     トキワ荘取り壊し、というニュースは当時耳にした記憶があり、壊さないほうが観光資源になるのにな、と思ったが、結局壊されて、でもその後トキワ荘プロジェクトとかいうのができて、トキワ荘を再現した部屋なんかもあるとニュースか何かで見た記憶もある。消防とかの事情もあったんだろうけど、上手く残せばもっと説得力のあるシンボルになったろうに。

     全然知らずにいったのだが、上映に続いて水野英子さんのトークイベントもあった。
     それについてはまた後日、別に書こうと思う。
    広告
    コメントを書く
    コメントをするには、
    ログインして下さい。