最近処分した本備忘メモ
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

最近処分した本備忘メモ

2016-09-13 19:00
    ・最近読んでブックオフした本。ずっと読まれないまま実家に置きっぱなしだったので、捨てる前に読むだけは読もうと思って読んだけど個別にレビューを書くほどでもないな、という。そんな本があったこともすぐ忘れてしまいそうだが、それも不憫な気がするので記録にだけ残しておくことにする。

     主人公は秋月藩一の使い手とまで言われた武士だったが、妻が藩の重役の馬鹿息子に寝取られてしまい、この馬鹿息子を斬って脱藩する。妻は自殺。
     藩を離れて、今までの武士としての人生は何だったのか、自分の剣は道場剣法にしかすぎず、剣一本で世の中を渡れるのか、などといろいろこれまでの自分に否定的となった主人公は山賊の仲間となり、そこのNo.2となってかつての自分のような武士を大勢斬り、違う自分となって江戸に出る。そこで仇討ちに追いかけてきた自分が斬った男の伯父と弟を斬り、その妹とできてしまうという一種無軌道な、かなり外れた感じの時代物。


     ヨーロッパのどこだか忘れちゃったけど山に休暇で行ったICPOの捜査官が、ワケアリっぽい女性と知り合う。女性は山が好きなわけではなく、恋人をこの山で失っている。
     捜査官も恋人を殺された過去がある。だが日本帰国後捜査官は断りきれずに見合いをする。見合い相手の女性も交際相手がいて結婚予定だが、人の顔をたてるための見合いだった。
    この女性の交際相手がカメラマンで、山で出会った女性の恋人と同じ時期に山の写真を撮っていた。捜査官はこの山で出会った女性に惹かれているが、彼女は自分が何者か明かさない。
     暴力団組長が殺される事件に関わった捜査官は、その愛人に聞き込みに行く。そこにいたのは、彼女だった。
     最後どうなったかもう忘れてしまった。ピッケルが決め手になって犯人の嘘がばれたような。


     羽田から千歳空港に向う飛行機の中から女性客が消える。場面は変わって新聞記者視点になって、ベトナム戦争の取材で死にかけたことのある彼はこの消えた女性と不倫の関係にあった。彼女の夫は一人で毎日消えた妻を捜し続けている。この消えた女性の足跡を別角度から交互にシーンを分けて追っていく感じ?どうやって消えたのかというトリックはなるほど、と思うところがあったけど、カメラやIDチェックが厳しい現在だと無理かな。
     新聞記者にも彼女の消えた理由はわからない。だが彼女の故郷に、彼女のことを知っているかもしれない男がいて、この男を訪ねてみることにすると、男は殺されていて・・・
     かなり忘れてしまったけど、読んでいる間は結構面白かった。
     トリックだけではなく登場人物の心の動きをていねいに描写していた印象がある。

     

     作者初の時代劇らしい。徳川将軍が綱吉の時代、阿波藩の重鎮だった城代家老が死ぬと、彼に頭を抑えられていた江戸家老が私欲剥き出しに、藩の実権と実りを全て我が物とせんと動き出す。
     それを予測していた城代家老は自分の後継者を指名するなど生前いくつかの手を打っており、そのひとつが一人娘を江戸に送ることだった。娘は書状を持って、江戸御茶ノ水のある道場の師範代をしている男を訪ねるように命じられる。江戸には城代家老に恩義があり、阿波藩のために働いてくれる男がこの師範代を含め三人いるらしい。
     だがそれを察した城代家老派も動き始める。人を呪い殺す事ができ、居合いの達人の兵道家や、城代家老のために父を処刑され、自分は片腕を失った狂犬のような剣士、悪どい事なら何でもござれの岡っ引きなど、江戸家老の息のかかったものたちが彼女を襲う。
     江戸で噂の怪盗、闇の棟梁は、三人のうちの一人で、江戸家老の手から娘を守ろうとする。やがて師範代の男とも連絡が付き、娘の味方も増えていくが 江戸家老の背後には老中酒井但馬守がおり、こちらは江戸家老もろとも阿波藩を取り潰して、阿波の利権を全て我が物にしようとしている。これに対抗するには幕府の有力者、柳沢吉保を味方につけなければならない。やがて阿波に眠る埋蔵金を巡って城代家老派、江戸家老派に酒井一派、柳沢吉保の命を受けた甲賀物が入り乱れて争うことになる。
     わりと面白かったけど、登場人物が多くてどれにもそれなりの比重がかかっているので、ヒロインの影がちょっと薄い気がする。師範代と闇の棟梁もどちらがヒーローなのかちょっと判別できないくらい均等に描かれていて、かといって相棒でもライバルでもないのが面白いような物足りないような。
     
    広告
    コメントを書く
    コメントをするには、
    ログインして下さい。