ウルトラマンオーブ途中経過
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ウルトラマンオーブ途中経過

2016-10-19 19:00
    ・ウルトラマンオーブが2クール目に入ってなかなかすごい展開になっている。

     今回のウルトラマンは初登場時からトラウマを引きずっていて、自分が守ろうとした女性をメガゼットンとの戦いに巻き込んで死なせてしまっている。そのため自分ひとりの力で変身する事ができなくなり、カードに宿った他のウルトラマンの力を借りて変身するという設定。基本的に二人のウルトラマンの力を借り、昭和マンと平成マンの組み合わせになっている感じ。

     なのであまり人となじもうとせず、人間の姿の自分を風来坊という立ち位置に置いている。

     だがSSPという超常現象を追う民間団体のリーダーである女性に出会って、ウルトラヒロインにしては珍しいタイプのちょっとお馬鹿だけどエネルギッシュなこの女性にちょっとずつ心を癒され、いつのまにか風来坊も辞めてSSPの事務所に居候するようになっている。

     1クール目では過去のウルトラマンに封じられていた魔王獣と呼ばれる怪獣たちや、メフィラス星人を中心にメトロン星人、ナックル星人などが中核となって結成された侵略宇宙人組合みたいなのと戦うのだが、だいたいこのあたりは決着がついて、2クール目でいきなり登場したのが違う次元から送り込まれたロボット。
     SSPのメンバーの天才科学者は、このロボットを自分たちへの贈り物みたいに思って、一生懸命研究・整備して動くようにする。するとロボットはSSPの女性リーダーを体内に取り込み、地球の文明を分析した結果、争いが絶えないこの世界は存在するに値しない、と女性リーダーの声を借りて宣言し、街の破壊をはじめる。このロボットを送り込んだ文明は、食物連鎖そのものを殺しあう論理だ、と否定する。

     主人公は人間の姿からオーブに変身して戦うが、今使える3つの変身パターン全てがまったく歯がたたない。そこで強力すぎて自分では制御できない力、悪のウルトラマン・ベリアルの力を借りて変身する。一緒にゾフィーの力も借りており、以前変身したときはなんとか制御できたのだが、今回はベリアルを抑えきれず、味方のジェットビートルを叩き落すと、敵ロボットを女性リーダーが中にいるにもかかわらず徹底的に破壊してしまう。エバンゲリオンで初号機がトウジの乗ったエヴァを破壊したごとく。ビートルは墜落して爆発。ロボットは倒したものの女性リーダーは意識不明。
     人間の姿で彼女を見舞った主人公は、俺はオーブを許せない、と言い残して、彼女の前から姿を消すことを決意する。

     以前最愛の女性を失い、逃避してきた街で女性リーダーと出会い、また彼女を守りきれず逃げようとしている。

     SSPの科学者は激しく自問自答する。自分たちが動くようにしたロボットがこんな惨劇を引き起こしてしまった。科学なんて無い方がいいんじゃないか。自分なんかいないほうがいいんじゃないか。

     ロボットもオーブも、強大すぎる力は暴走したときは恐ろしいことになる。科学者もウルトラマンオーブである主人公も、自分が悪に手を貸しただけではないか、と自責の念にかられている。

     SSPの後見人のような立場にある町工場の主人が、食物連鎖は殺し合いではない、お互いが相手の栄養になって、地球という一つの生命を作り出しているんだ、みたいなことを言って彼らを元気付けようとする。どんなものにも闇があるが、それを抱きしめて光で包んでやれば、闇は無くなるのだと。そこに報告が入る。墜落したジェットビートルのパイロットは、この町工場が納入した特殊バネを使用した脱出装置のおかげで、命を取りとめたと。

     科学によって奪われかけた命を救うのもまた、科学の力。科学者は元気を取り戻す。
     主人公は一度は捨てたベリアルのカードを、もう一度拾う。

     今後は、主人公が自分の本来の姿を取り戻していき、ベリアルもコントロールできるように成長していくのだと思う。1クールではコメディっぽい演出が多く、前のウルトラマンXがハードだったので今回はそういうユルイ路線でいくのかな、と思ってたら突然ものすごいシリアスな流れになってきた。ビートルを叩き落すウルトラマンは衝撃でした。

     原発にしてもひとみのような人工衛星の失敗にしても、私はそこで立ち止まってはいけないような気がするのだが、そう言い切っていいのか、と自信を持てない今日この頃。
     周りがどう言おうと、そういう現場にいる人の心が萎えてしまえばそこで終わってしまう。
     この技術には闇の部分、悪用され得る部分があるから駄目だ、で終わってしまえばより多くの災厄に繋がるような気もするのだが。原発ゼロを叫んでも、世界から原発技術が無くなるわけではないし、石油石炭はいつかは必ず無くなるし、日本の技術継承が絶えれば将来的に他国のより危険な原発を購入するようなことになるかもしれない。ロボットとウルトラマンの二重の暴走に、いろいろと考えさせられた。

     この作品にはもうひとつ闇の存在が登場していて、これは変身後の姿を見るとウルトラ一族ではないと思うのだが、主人公が本来の自分の姿を失っている事に腹をたてていて、何かと挑発してくる。早くお前の本当の姿を取り戻せ、俺のライバルだったお前に、という感じ。
    1クールの魔王獣にしても侵略宇宙人なんとかにしても、黒幕的な位置にいる。今後どう動くのか。

     2クールで終わるらしいけど、今後も見るつもり。

     公式HP。最新話は一週間無料で見れる。
     http://m-78.jp/orb/
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