「闇夜に遊ぶな子供たち(うぐいす祥子著)」メモ
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「闇夜に遊ぶな子供たち(うぐいす祥子著)」メモ

2016-11-07 19:00
    ・オリジナル版と完全版がある。完全版あとがきによると、このオリジナル版が著者はじめての単行本で、これで私も漫画家だ!印税生活だ!とレジ打ちのバイトを辞めたところ、直後に掲載誌「ホラーミステリー」が休刊、さらに単行本は全く売れずに断裁処分、ということになってしまった思い出の作品だという。


     現在はチャンピオンREDにひよどり祥子名義で連載中の「死人の声を聞くがよい」が
    ヒットして、コアなファンもついた模様で、細々と漫画家を続けることができるようになっているに違いない。
     そういうわけでこの思い出の作品も完全版が出る運びになったのだろう。

     オリジナル版には0話(商業誌未掲載とあるので同人で出したのかな)、1話~3話を
    収録。完全版にはさらに4、5、6話(5、6話は前後編)が加わっている。これは連載したものの単行本にならずに宙に浮いていたのか、コツコツと書いていたのか。
     完全版と書いてあるけど完結はしてない。続きを描く気力が無くなったのか、描かせてもらえないのか描きたいけど描けないのか。

     昔はとにかく完結するまでは単行本も出してくれたりしたけど、今は初速というらしいが、1巻の売れ行きが悪いとその段階で連載の方も打ち切りが決まってしまったり、単行本未収録分があっても単行本は途中から出なかったりと出版事情は厳しいらしい。いろいろな漫画家さんがツイッターでそんな事情を叫んでいる。

     私は中野タコシェでご本人にサインをいただいたことがあるが、ご本人はサイン会なのでずっと顔を伏せている感じで、隣にコスプレっぽい女性編集さんがいらしたので、非常にその編集さんの顔の方が印象強く残っているがご本人も美人だった(行列している間は顔が見えないので、チラッとしか拝見していないけど)。

     絵柄は日野日出志さんの絵柄を古賀新一さん経由で洗練させた感じで、主役クラスの表情はキレイ。カラーページの色使いもいい感じ。
     ホラーなので必然的に登場する顔が崩れる場面では古賀色が強くなる。
     ギャグ系の絵になると、ちょっとウメズっぽくなるようだ。

     話は結構怖いので、最初夜中に読み始めてヤバイと思って次の日にまわしたりした。

     霊的なものを「見る」力は持っているけど、戦う力は持っていない兄妹ということで(力があるのは妹だけ)悪霊や悪魔みたいなものを倒すことは基本的にできずに何とか逃げるだけ。
     周囲の先生やお友達はけっこう助けられずに犠牲になってしまう。ということで、どんどん追い詰められてよからぬものに包囲されていく感じがある。

     夏目友人帳なんかと似てなくも無い設定だが、世界観は全然違う。

     二度とレジ打ちしなくてもいいよう、今後も描き続けてください。

     公式HP
    http://blog.livedoor.jp/uguisu_sachiko/
     ツイッター(公式だが本人ではないらしい)
    https://twitter.com/sibitonokoe?lang=ja
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