「大人の少女マンガ手帖 オカルト・怪奇ロマン」メモ
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「大人の少女マンガ手帖 オカルト・怪奇ロマン」メモ

2017-04-20 19:00



    ・出版されたのは昨年らしいが、書店でたまたま見かけて買ってしまった本。
     70年代の少女向け怪奇・オカルト漫画の特集本みたいな。

     どうやって選んだのかよくわからないけどベスト10として紹介されているのは
    1 白い影法師(美内すずえ)
    2 地獄でメスがひかる(高階良子)
    3 悪魔の花嫁(あしべゆうほ 池田悦子)
    4 洗礼(楳図かずお)
    5 聖ロザリンド(わたなべまさこ)
    6 汐の声(山岸涼子)
    7 妖鬼妃伝(美内すずえ)
    8 幽霊がり(曽根まさこ)
    9 赤い爪あと(菊川近子)
    10 妖子(池田理代子 池田悦子)

     の作品群。ご存知の人はなつかしいでしょう。私が当時読んだのは3、4、5で2と8も
    タイトルは覚えてた。紹介を読むと、「赤い爪あと」は読んでみたい気がする。

     他にグラビアで
    ・13月の悲劇(美内すずえ)
    ・魔女メディア(美内すずえ)
    ・金色の闇が見ている(美内すずえ)
    ・黒百合の系図(美内すずえ)
    ・人形の墓(美内すずえ)
    ・赤い沼(美内すずえ)
    ・悪魔の花嫁(あしべゆうほ 池田悦子)
    ・七年目のかぞえ唄(曽根まさこ)
    ・聖ロザリンド(わたなべまさこ)
    ・銀色の髪の亜里沙(和田慎二)

     がピックアップされているほか、当時の作品が百冊近く紹介されている。ひばり書房からの選出が少し足りないかな~という気もするが、古賀新一さんの「ふるえて眠れ」とか「のろいの顔がチチチとまた呼ぶ」なんかは60年代なのかな。この時期だと白川まり奈さんの「吸血伝」とか楳図かずおさんの「紅グモ」なんかも思い出す。ささやななえさんなんかも怪奇漫画を描いていたと思うが、紹介されてはいないようだ。あれもこれも、となると人によって印象は異なるし、今と違って読む雑誌が違えばそのまま出会わずに終わってしまうしキリがないけど。

     70年代というのは、それまでは怪奇ものならひばり書房、みたいに好きな人も嫌いな人もセレクトできたものが、普通の雑誌にこわい漫画が混じって来て、そんなつもりはなかったのに買った雑誌に載っていたのをうっかり読んじゃってトラウマに、みたいな子供が増えた時期だったんじゃないかと思う。
     作者もタイトルもわからないんだけど、江戸時代?の先祖が犯した罪を現代の子孫(若い女の子)があがなわされる、みたいな作品があって、そのあがないかたがオルゴールの中に閉じ込められて、中は広大な空間になっていて罪の重さに対応した年数だけそのオルゴールを鳴らすために奴隷みたいに柱から突き出した木でできた棒を押してその柱を回す(大勢の人が同じように押している)、みたいなやつを読んだような記憶があるんだけど紹介された中にはないようだ。
     死刑囚から手足を移植された人たちが次々に殺されて、死刑囚が甦っていく・・・なんてのもあったような。たぶん杉戸光史さんの生首館だと思うけど。
     ひばり書房には「ナントカ少女」みたいのがたくさんあったっけ。猿とかナメクジとかイナズマとか。

     巻末にはわたなべまさこさんの 「聖ロザリンド」新作?番外編?描きおろしと美内すずえさん「黒百合の系図」高階良子さん「血まみれ観音」の部分再録も。ちょっと部分すぎるけど。わたなべまさこさんの(去年だけど)新作が読めるとは。高階さんも今「ボニータ」という雑誌に連載していて現役なんだな。

     怪奇漫画専門誌みたいなネムキプラスは毎号買っております。今市子さんの「百鬼夜行抄」とか波津彬子さんの「雨柳堂夢咄」、最近は載らないけど諸星大二郎さんや伊藤潤二さんが看板という感じの雑誌だけどこれの「伊集院月丸の残念な霊能修行(魚住かおる)」(以前は悪霊退散大作戦というタイトルだった)って作品は隠れた名作と思う。

     少年漫画編が出たら、ムロタニツネ像さんの「人形地獄」とか日野日出志さんの「地獄の子守唄」なんかも入ってくるだろうか。桑田次郎さんの「朝は死んでいた」(博士が魚を食っているところが怖かった)とか古賀新一さんの「殺し屋カプセル?」、川崎のぼるさんの「死神博士」なんてのもあったっけ。ジョージ秋山さんの「灰になる少年」とか。同年代で酒でも飲みながら話せばあれもあった、これもあった、となるんだろうけど。
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