「巴マミの平凡な日常(あらたまい作画 原案Magica Quartet)」メモ
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「巴マミの平凡な日常(あらたまい作画 原案Magica Quartet)」メモ

2017-05-08 19:00
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 魔法少女まどかマギカの二次創作というのはものすごくあるんだろうけど、ちょっとエッチなネタもあった(マミさんが通販でいけないものを買うとか)薄い本から健全バージョンにシフトして人気になった作品。
 まどかの二次創作(公式スピンオフも含む)ばかり集めた雑誌がついこないだまで出ていて30号で定期発行を終了したんだけど、その看板作品として連載していた。
http://www.dokidokivisual.com/madokamagica/
 今後はきららフォワードという違う雑誌に移籍して連載は続くらしい。
というわけで1号から30号まで雑誌で読み直してみたのでメモ。

 原作ではあまり恵まれなかった魔法少女たちがこの作品では元気に暮らしていて、みんな
アラサーになっている。最年長のマミさんは31歳。就職氷河期にあたってしまい、正社員になれず。会社での様子は自宅にいるマミさんが仕事のミスを回想するような感じでしかでてこないので職種とかはよくわからないけど経理関係の派遣社員らしい。松川さんという特に仲のいいわけでもない同僚に心のこもっていないお見舞いの千羽鶴を折ったり、明日発注ミスをエライ人に誤りにいかないといけない(送ったつもりのメールが一つ未送信のままだったため)、と悶々としたりしている。直属の上司である課長をセクハラ8ゲ、と嫌っている。が、課長の方は特にセクハラを仕掛けているわけではなくて単に無神経にオヤジギャグを言っているだけ。あるいはマミさんが敏感すぎるのかも。
 彼氏はなし。短大時代も苦学生だったらしくアルバイト(ベルトコンベアを流れて来る栗きんとんの上に栗を置くとか、パンの上にレーズンを置くとか)だけの毎日を過ごしたようで、浮いた話は過去一切なかった様子。幼稚園教諭2種、小学校教諭2種と図書館司書の資格も持っているが、特に就職には役に立たなかった様子。

 他は全員彼氏持ちで、連載開始時点ではまどかのみ未婚だったがすぐ結婚し、独身はマミさんだけに。ほむらはまどかの弟と結婚して無理やり義妹に。まどか以外にはえらい態度ワルイ。マミさんにも境遇の違いをあざ笑うような上から目線で接している。さやかは恭介と結婚、二児の母。杏子のご主人は未登場だと思うけど職場のスーパーの同僚だったらしく娘が一人(スピンオフの登場人物で、魔法少女の素質ありとキュウベエがスカウトに来るが杏子が阻止。マミさんのことは素直におばさんと呼んでしまう)。魔法少女じゃないけど仁美も第2話で結婚。式に出席したマミさんは唯一の妙齢の独身女性としてブーケを受け取って注目を浴び、死にたいと思う。マミさんは後輩たちに見栄を張って、彼氏はいます、と嘘をつき続けている。このウソがばれそうになるエピソードも時々出て来る。ほむらにはバレテいるような気もする。マミさん以外はみんな魔法少女も引退している。若い子にまかせればいいのよー、という感じ。叛逆の物語に出て来る百江なぎさも登場する。

 なぜ引退できるかというと、原作では魔女を倒して人々を守るために魔法少女になったのに、戦うたびに魔法少女の証であるソウルジェムというものが濁り、濁りが限界を超えると人間としても魔法少女としても生きられなくなってしまい、濁りを浄化するためには魔女を倒す必要がある、つまり力尽きるまで永遠に魔女と戦い続けないといけない、一度はじめたら引退できない悪徳金融みたいな仕組みだったのだが、この作品ではソウルジェムの濁りは重曹で落ちることがわかって、好きな時に引退できることになっている。

 マミさんだけは別に彼氏もおらず趣味もなく基本定時あがりでヒマなので現役で魔法少女を続けていたのだが、第一話で他のみんなに30過ぎてこの衣装には無理がアリマス、と指摘されてしまってやめたようなのだが、浮いた時間は有意義に過ごしたりせず家で中学時代のジャージを着て、ビールを飲んでごろごろするだけの片づけられない&捨てられない女。ダイエットを常に心がけているが太り続けている。サイフを忘れたりギックリ腰で動けなったりするとキュウベエを呼びつけて助けてもらったりしている。ちなみにキュウベエの声は高すぎて聞こえなくなっているので筆談である。

 キュウベエは少子化に伴って新たな魔法少女のスカウトが思うようにできず、日本支部長に呼び出されて怒られたり、魔法少女になってから話が違う、と抗議されないように魔法少女検定試験みたいのを作ってマミにその試験問題の監修を頼みにきたりするが、魔法少女のネタバレ満載の問題となってそんなことをしたら誰も魔法少女にならなくなるだろう、とボロクソに責められて却下されたり、キュウベエなりに苦労はしている様子。

 マミさんは物忘れやうっかりミスが多いらしく、始末書を書くためだけに残業したり、仕事を家に持ち帰ってたりもしているがこれは時給がもらえず社畜的に受け入れている模様。そのまま疲れて寝てしまっても自分が寝ている間に自分の分身みたいな妖精さんを作り出してこの娘たちに仕事をしてもらったりする能力も開発するが、妖精さんも自分の性格を受けついているので同じようなミスをきっとするんだと思う。

 という感じでタイトル通り平凡な毎日をごろごろ過ごすマミさんのだらしない日常を淡々と描くユルイ作品。他の魔法少女はたまにしか登場せず、基本は自宅でビールを飲みつつのマミさんの一人語りか、それにキュウベエが巻き込まれるパターンが多く、独身OLあるある話みたいになっている。将来のこと、老後のこと、保険とか年金とか一人暮らしでボケたり大病したりしたら、などと考えるとソウルジェムが濁るので考えないように逃避している様子もある。

2巻に組み込まれているマミさんの1日みたいなひとコマ漫画によると、
7:00  起床
8:00  朝食(ご飯にタラコ?のせ、麦茶)
11:00 仕事中(パソコン操作)
13:30 昼食(オニギリ2個、ヨーグルト、野菜ジュース)
18:00 帰宅中(電車内で吊り革につかまってコックリ)
19:00 帰宅中 タイムサービスで半額の揚げ物パック購入
20:00 夕食 ご飯、揚げ物パック、缶ビール。マミさんは野菜が足りませんね。
23:00 就寝

 みたいな毎日を過ごしている様子。7時起床で8時にまだ朝食、基本定時に退社できて23時には就寝しているのであれば、まだ恵まれている気もする。
 金が無いといいつつ雑誌やテレビで見たおいしいものをすぐ買いにいったり、スルメや酒のつまみをしばしば通販で買ったり、缶ビールも箱で買っている様子で、お金の使いかたに計画性がなく生活習慣にいろいろ問題がありそう。結婚するとこのだらだらした生活ができなくなるので別に一人でいいや、その方が気楽だし、というのも本心の様子。
 


 新房監督がアニメ化したい、と言ったら怒られました、と帯に書いてあったけど、アニメ化したらよかったのに。地上波はむずかしいかもだけど、OVAでもダメかな。
中の人本人出演の実写版でもいいような気もするけど。もっと怒られるか。
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投稿お疲れ様です。
アラサーマミさんのお話があると以前から聞いていましたが、これだったのですね(~_~;)。
あの悲劇的な(特にマミさんにとっては)TV放送版しか知らない私としては、ちょっと信じられない未来ですけど。あの(中三とは思えない)体形まま、太りつつ、三十路をお迎えになったのか?!

アニメ版を期待したいですね。
37ヶ月前
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>>1
bassedance様 
 コメントありがとうございます。アラサーマミさんは楽しいです。
機会とご興味があればオススメします。
 新作が絶えるとグッズの売上げもしぼんじゃいますから、アニメ化には
手頃だと思いますけどね。今は真面目な作品でもセルフパロディみたいの
普通ですし。
 著者はネット情報によると女性で一児の母とも書いてありましたが、
実体験もかなりネタになっているのかもしれません。
 プランターで二十日大根を育てて虫で全滅する話なんかは実話と
書いてあります。

 マミさんはあの体型なので、走ると胸にダメージがあるそうで、
胸を押さえないと上手く走れないそうなのですが、これも実体験なのかな?
37ヶ月前
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