アニメ「コゼットの肖像」メモ(ネタバレ)
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アニメ「コゼットの肖像」メモ(ネタバレ)

2017-06-04 19:00

    ・魔法少女まどかマギカなどの新房昭之監督の昔のアニメ作品。ゴシックホラーみたいな。
    OVAで全3巻だったらしい。
     ちょっと軽めの大学生(美大生かもしれない)達がおちゃらけた話をしていて、その中にちょっと冷めた感じの主人公がいる。骨董のアンティーク屋でアルバイトをしており、ガールフレンドもいるのだが、仲間の間では最近(ガールフレンドとは違う)彼女ができたんじゃ、と噂。ガールフレンドはその噂でちょっとヤキモキ。
     ガールフレンドの他にも慕ってくれている女の子がいて、この子は霊感があるらしい。
     店は親戚が経営しているらしく、買い付け担当のおじさんは海外を放浪して品物を送ってくる。その中にベネチアングラスがあり、そのグラスに西洋の女の子の霊?が宿っているらしい。そのグラスの中に彼女の生活が見える。この女の子に主人公は魅せられている。主人公は彼女のスケッチをするようになる。
     そしてある日、グラスの中の女の子は刺し殺され、グラスから血が溢れる。

     その日から彼女はグラスの中に現われなくなるが、倉庫から彼女・コゼットの肖像画が見つかる。絵にはマルチェロというサインがある。そして今度は店の中に彼女が現われるようになる。彼はこれを幻覚と思い、健康診断なども受けているが異常はなかった。

     そのあと心理描写なのか何かの隠喩なのかよくわからない映像展開があって1巻が終わる。第1巻ではヒロインのコゼットはほとんど喋らない。

     2巻になるとコゼットはもう少し話すようになり、再びグラスの中から主人公に話しかけてくるようになる。一方霊感のある子がそれに気付く様子もある。また、商店街にはこの店の客の霊感のある成人女性がいて、この人も何か気付いている様子。

     主人公はコゼットがいる世界に招かれるようになり、少しずつ話をするようになるが、彼女の肖像画を描いたマルチェロという男について訪ねると、それは二度と聞かないで、と言われてしまう。
     ガールフレンドが歴史書で調べると、マルチェロという男はある貴族の家で雇われて、その家の娘の肖像画を何枚も描いたが、その家が滅びるのと同じ頃に行方不明になったという。
     同じ商店街の霊能者の女性は、何か降魔の儀式みたいのをやって主人公を救おうとするが、うまくいかなかったみたい。よくわからなかったけど。

     そんな中、主人公はコゼットの記憶みたいなのを見て、マルチェロというのはコゼットの婚約者で、コゼットも彼を慕っていたが マルチェロはコゼットが成長すると本当の美しさが失われてしまう、という理由で最も美しい今時間を停めてあげる、という何だよそれは、という理由で殺してしまう。
     で、主人公はそのマルチェロの生まれ変わりみたいなもんらしい。でよくわからないけどコゼットが使っていた道具とかがおじさんが大量に仕入れてきた品々で、コゼットを大切に思っていた器物たちにマルチェロへの憎しみが宿って主人公はヒドイ目に遭っている。コゼットは主人公を救おうとしているのか、器物たちの憎しみを晴らさせようとしているのかよくわからない。そんな感じで3に続く。

     主人公は夢というか幻覚の中でヒドイ目に遭っているようで、現実的にはただやつれて衰弱していく。だが身体は傷だらけになっている。牡丹灯篭みたいな感じなのか。ガールフレンドはそれを何とかしたいと思っているが、自分では彼の心を救えないともわかっている感じ。

     一方コゼットはさようなら、と主人公に口付けをして消え、グラスは割れてしまう。コゼットを探して店のものを荒らしまわり、狂乱状態にある主人公を、ガールフレンドはじめ女性陣がが目撃する。

     コゼットは何か最初は器物の恨みを晴らさせる道具に思っていたけど、主人公はマルチェロと違ってもっと真剣に自分を思ってくれてるみたいなのに気付いて反省タイムに入っている。

     で何があったのかよくわからなかったけど主人公はまたコゼットの世界に行って再会。
     主人公は彼女の絵を描くことにする。

     現実世界では主人公は失踪し、ガールフレンドも脳死状態みたいになって発見される。

     コゼットは主人公の気持ちを受け入れる気になっているみたいだが、絵が上手く描けない。
    コゼットと主人公が作った世界に、何かが干渉している様子。
     そして、主人公は気付く。ここにいるコゼットは人間のコゼットではなく、肖像画のコゼットが顕現したものだったと。消えるまでのコゼットは人間だったが、彼女が姿を消した後肖像画に入れ替わっていた模様。肖像画は主人公に、あなたはマルチェロを超える絵は描けない、と嘲笑し、おとなしく私の望みをかなえるだけの存在になりなさい、みたいなことを言う。
     主人公は気力を振り絞って自分の血を使って自分のコゼットの絵を描く。絵を描きすすめるにつれて肖像画のコゼットは消えていく。
     主人公と、主人公が描きあげた絵しか無くなった空っぽの世界に、ガールフレンドがやってくる。ガールフレンドは主人公が描きあげたコゼットの絵を誉める。

     憎しみを晴らそうとしていた器物に縛られる形で成仏できなかったコゼットの魂も成仏した模様。

     雰囲気や演出が「魔法少女まどかマギカ」の魔女の結界内に似ている感じがあり、主人公のバイト先がほむらの家に似ているとか、音楽が同じ梶浦由記さんとかで、まどかの原点なんだな、と監督ご本人も言っているらしいけど確かにと思う。

     ものすごく雰囲気優先の作品で、あまり説明がないので時々置いてきぼりになる。主人公とコゼット以外の登場人物はあまり活躍しない。霊感のある子とか占い師の子とかあまり活かされていなかったような。ヒロインのコゼットはとても美しく作画されている。

     こういうのは好きな人は好きだし、そうでない人は何この駄作、と評価も極端に分かれる。
    ニコニコのコメントなんか見てると本当に両極端だと思うけど、文句言いつつ最後まで見てる人も多い様子。販売戦略上無理やり3巻にしたのか、ちょっと繰り返しや余分ポイシーンもある感じで2巻にまとめてもよかったような気もする。私は悪くないと思うけど、向かない人も多そうなのであまり誰にでもオススメはしない。コゼットは脱ぎません念のため。ちょっとだけサービスカットっぽいのがあるけどそういう系統ではない。海外での方が受けそうにも思う。

     ニコニコ動画上で有料で見れる。有料だと再生数もコメントもスクナイナ~。一挙生とか
    やれば違うだろうか。



     でも検索してみると無料で見れるところもあるかもしれない。見ても、円盤で持っておきたくなるタイプの作品かも。好きな人は。
     自宅でDVDとかで見るにはあまり向かない集中力を必要とする作品で、劇場みたいな空間で見たほうが良さそうにも思うがそんな機会は無いだろう。

     音楽は素晴らしいと思う。



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