テレビドラマ みをつくし料理帖(4)「ほろにが蕗ご飯」
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テレビドラマ みをつくし料理帖(4)「ほろにが蕗ご飯」

2017-06-14 19:00
    ・公式HP。
    http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/miwotsukushi/

     ヒロインの考えた料理が、一日早くライバルの店で出されたというのは偶然とは思えない。
    新しく来た少女は実はその店に以前勤めていたとわかり、状況的に彼女が漏らしたとしか思えない。だがヒロインやご寮さんは、少女を詰問するのは避ける。
     少女は両親を亡くしており、弟は今もその店で働いているという。これは人質に取られているようなもの。少女を責めるより、救ってやりたいとヒロインたちは思う。

     常連の医師がやって来て、また真似をされたそうですね、と慰めると、ヒロインは「私は雲外蒼天」ですから、と明るく答える。
     幼い頃に親友と一緒に遊んでいた時、高名な易者にそういう相が出ている、と言われたことあるという。雲外蒼天とは、人生に艱難辛苦が振り注ぐ。だがその苦労に絶えて精進を重ねれば、誰よりも美しく真っ青な空を見ることができる、という相だという。

     幼なじみは旭日昇天、まれに見る天下を取るほどの強運の相だという。
     だが幼なじみは禍福はあざなえる縄の如し、そんな強運にはどれだけの不幸がついてくるかを考えるとこわい、とヒロインに言う。そしてその夜、大坂は水害に襲われて、ヒロインは両親を失い、幼なじみは店ごと流されてしまう事になる。
     医師は旭日昇天ならきっとどこかで生きていますよ、と慰める。
     聞いていた少女はヒロインが自分と同じような過去を持っているのにたくましく生きていることを改めて悟り、ここにはいられない、と去ってしまう。

     少女はもとの勤め先に戻り、もう隠密みたいな真似は嫌だ、と訴える。ヒロインはそこに乗り込む。これは料理屋の主人の知らないことで、板前が勝手にやったことだったという。
     主人は板前をクビにし、ヒロインに謝罪する。度量の大きい人物かと思われるが、自分に恥をかかせた少女に謝罪することはなく彼女もクビにする。さらにヒロインに貴方の料理は全然独創的ではありませんよ、と説教を垂れる。度量よりプライドの人間のようでもある。
     結局少女はヒロインの店であらためて働く事になる。
     ヒロインは少女の名にちなんで、蕗ご飯を作る。

     吉原の太夫の使いがまた現われる。茶碗蒸しはもう季節外れだから、と主人公は蕗のおにぎりを持たせる。

     その夜、ヒロインの店が放火される。あの店の主人の命令なのだろう。
     店は全焼。店の主人も主人公も力が抜けてしまう。主人公は糸が切れたように、料理を作る気力まで無くしてしまう。

     焼け出されて知人の家で寝泊りする彼女を、また吉原の使いが訪ねる。そんな状態の主人公に、また太夫の弁当を作ってほしいという。
     主人公は断わろうとするが、思い直して引き受ける。
     使いが出した代金は十両の大金。そして太夫の文が添えられていた。書かれていたのは
    「雲外蒼天」という言葉。
     太夫の名は、「あさひ太夫」。彼女は旭日昇天の幼なじみだったのだ。

     そんな主人公の寝泊り先にまたあやしい男たちが立ち回るが、常連の謎の侍がこれを撃退。
    彼は男たちに、お前らの主人に、もうこの店にかまうな、トケイノマの誰それがそう言っていたと伝えろ、と申し渡す。その名は侍が普段名乗っている名前とは違う。
     侍はヒロインの店にいやがらせをする有名料理屋の主人とも面識があり、彼をたしなめることができる立場の人間らしい。

     あさひ太夫役の成海璃子さんは「妖怪大戦争」で神木隆之介くん演じる主人公の姉とのっぺらぼうのふた役だったのを覚えているが、どちらもほとんど顔が映らない役だった。
    「罪とか罰とか」というのも見てて、理不尽な扱いを受けてヒドイ目にあう美人女優、という印象。こんな太い声だっけ、というのが久々に見た感想。
     以前の民放版では貫地谷しほりさんだったが貫地谷さんは狸タイプの美人なので、狐タイプの美人の成海さんの方がイメージ的には合っているかも(お稲荷さんの狐の像がこの人そっくり、という設定)。


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