「ことばの歳時記(金田一春彦著)」1月分
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

「ことばの歳時記(金田一春彦著)」1月分

2018-01-13 19:00


    ・これもかなり若い頃に買ったのだけど、一度も通して読んでない本。一日一題という感じで日本語とか言葉とかについて綴った小文集。毎日とはいかないが、月ごとくらいに読んでみようかなと。

     1月としては以下のような内容。



    ・以下へえ、あるいはふーん、と思ったところを簡単に。
    ・米の暦は人間が何をした、みたいな日が多いが日本語には季節の変わり目を示すのが多い。
    ・嫁が君というのはネズミの忌み言葉。スルメをアタリメというみたいな。
    ・百人一首は文法的論理的には百人百首が正しいとか。
    ・数の子は語源的にはカズノコではなくカヅノコとか。
    ・松の緑とは松の新芽のこと。このミドリは嬰児と同じ。新芽の色をミドリと呼んだ。
    ・「親死に、子死に、孫死に」はおめでたい言葉。逆だと不幸。
     では「夫死に、妻死に」「妻死に、夫死に」はどちらがよいか。
    ・雑炊は古典仮名遣い的には増水の方が語源らしい。
    ・トブサという死語と失われた習慣について。
    ・大元帥法と書いてダイゲンノホーと読む。師は書いても読まない。みたいな例について。
    ・突く羽根のような形のツクバネという植物が筑波山に群生しているという。
    ・歌舞伎から生まれた言葉あれこれ。幕の内、二枚目、十八番、幕間、鳴り物入り・・・
    ・布団または蒲団の前半は材料。では後半の団とはどういう意味か。丸いという意味らしい。
    ・フトンはかけるものか着るものかという、東西の言葉の違い。
    ・二重否定で意味があべこべになる例。ないじゃなし、なからねばならん、ないもせず、
     アイキャントドゥーナッシング。無関係者以外立ち入り禁止。
    ・奈良の三笠山のそばに御笠山があり、三笠荘と思って訪ねると御笠荘だったという話。
    ・紅葉狩りと書いて見に行くこと、という用例。すえひろがりを末広狩と書くのは何故か。
    ・金色夜叉のお宮はいやだわ、あんまりだわ、ひどいわみたいな否定しか言わないという話。
    ・マントの語源はフランス語らしい。回れ右!とか捧げ銃!なんかも仏語直訳かららしい。
    ・煮る、炊くの区別の話。飯を煮る地方もあるらしい。水炊きは湯煮になったりして。
    ・木曽義仲が都で嫌われたのは方言のせい、という説。
    ・火の事転じて火事、返り言転じて返事、ものさわがしから物騒、のような和製漢語の話。
    ・大寒という言葉は特定の日と期間とどちらの意味もある。そんな単数複数を示す単語の話。
     一人でもギャング、とか大勢でも坊主(本来はお寺に一人)、というのはおかしいらしい。
    ・因幡の白ウサギのワニはサメのこと、という話。
    ・冬なんとか、寒なんとか、という言葉について。英訳しても意味が通じないとか。
    ・日本二位の山、北岳のそばにある奈良田という地名の話。
    ・ウソという鳥の語源は嘘ではなく、口笛を吹くことを昔はウソブクと言ったからだとか。
    ・「雪が降っている」という言葉は進行中と終了二つの状態を示すという話。
    ・句読点をやかましくいうようになったのは明治以降で、古事記には句読点は無いという。
    ・ツララの呼び名が地方によって非常に多彩なのはそれだけ興味をひく対象だったのだろう。
    ・魚偏がつく哺乳類や、虫偏のつく爬虫類などの話題。レディバードは鳥ではなく天道虫。
    ・行をアンと読む用例について。意味はポータブルということらしい。

     こういうのは何度へえ、と思ってもすぐ忘れてしまう。

    広告
    コメントを書く
    コメントをするには、
    ログインして下さい。