映画「カメラを止めるな!」(ネタバレ最小限許容範囲内のつもり)
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映画「カメラを止めるな!」(ネタバレ最小限許容範囲内のつもり)

2018-08-17 19:00
    ・SFマガジン8月号で「エネルギッシュでユニークな作品。情報を極力入れないで見てほしい。(お願いです)」と鷲巣義明氏が紹介していたので見に行ったところ、昼の回にいったのに夜まで売り切れ。スゴスゴと退散すること2回。ゾンビメイクで行くと割引、なんてやってたのだが、メイクしていって入れなかった人もいるのでは。口コミで満員になっているらしくちょっと尋常じゃないな、と思いはじめたところ、ネットで噂になりはじめて噂がニュースになり、ついに拡大公開に。やっと見れたけど都心は満員みたいだったので空きがある郊外へ。それでも8割の入りでパンフは完売だった。

    公式HP
    http://kametome.net/index.html

     公式HPにある内容紹介はこんな感じ。
    とある自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画を撮影していた。
    ​本物を求める監督は中々OKを出さずテイクは42テイクに達する。そんな中、撮影隊に 本物のゾンビが襲いかかる!​大喜びで撮影を続ける監督、次々とゾンビ化していく撮影隊の面々。

     これを読んでああ、そういう映画ね、とわかったつもりになると全然わかってない。これだけでそんな評判になるわけない。それだけじゃないんだけど、それを言っちゃうとネタバレになるから具体的に書けない。ああ、知らないで見たらきっと楽しんでくれるのに、と知人に声をかけることになる。「情報を極力入れないで見てほしい。(お願いです)」と。鷲巣さんの(お願いです)という気持ちがすごくわかる。

     映画っていいな、映画作りっていいな、日本映画捨てたものじゃないな、と思わせてくれる作品です。作った人は映画好きなんだろうな、と感じる。うっかり検索してネタバレを知ってしまわないように注意してほしいです。

     最初はすごくチープにはじまります。役者さんもプロフィールを見るとそこそこ活躍している人もいるみたいだけど、ほとんど無名で私は一人も知らない。だからかえって本物みたいに感じる。見てるうちにその役者さんたちがどんどん魅力的に見えてきます。
     公式HPのキャスト紹介などもなるべく見ない方がいいです。どんな登場人物が出て来るか知るだけでネタバレになっちゃうところがあります。できればHPそのものも見ないでほしい。見るのは劇場と上映時間くらいにして。

     ゾンビ映画撮影の舞台に使われている廃墟がすばらしいです。まさに映画のために廃墟になってくれたような。この廃墟を見つけてから脚本を書いたのかな。廃墟の構造をとても上手く使ってます。

     ここは言ってもいいと思いますが、冒頭からはじまるゾンビ映画はワンカットが売りという設定。つまり監督は何があっても最後まで映画撮影を止めさせない。キャストやスタッフが死んでゾンビになろうと、これこそ本物だ!と嬉々として撮影を続行する鬼畜。その映画が冒頭から37分続く。これが人の動き、カメラの動きともすばらしい。長いセリフやアクションがある内容を37分演じきる役者さんもすばらしいし、37分動ききるカメラもすごい。ワンカットとすることで、アニメやCGでは出せない実写ならではの面白さが出てきます。手持ちカメラでの撮影だけど、クローバーフィールドみたいにカメラ酔いはしません。でもちょっと?がある。
     本当に面白いのはこれから。?もそれでわかる。この映画は二度はじまる。でもここから先は私には書けない。お願いだからそこから先は何も調べないで見てください。

     おそらくこの映画のキモになるアイデアを使った学生映画とかは乱立するのでは、と思う。やってみたくなる魔力があります。でもこれは一度しか使えないアイデア。

     というわけでどこがすごいのか、何が面白いか書けないのですが、お願いだから何も調べずに見てください。そして見たら、何もネタバレせずに知人に見に行くよう説得してください。
     何も知らずに見れることは、ものすごい幸運です。その幸運を活かしてください。
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