アニメ「ペンギン・ハイウェイ」(ネタバレ控えめ)
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アニメ「ペンギン・ハイウェイ」(ネタバレ控えめ)

2018-08-26 19:00
    公式HP
    http://penguin-highway.com/

    ・探究心旺盛な小学生男子・アオヤマくんが主人公。彼はちょっと気になることがあるとすぐに研究ノートを作り、観察と考察をはじめる。「妹について」とか「歯科医院のお姉さんについて」とか。
     彼は頭がよく、努力家でもあって、はやく立派な大人になりたいと思い、あと何日で大人(20歳)になれるかを計算してそのこともノートに書き留めたりしている。3800日ちょっとと計算していたので、10歳くらい、小学4年か5年生くらいだろうか。自意識過剰な気もするが研究態度は真摯で、自分は頭がいいからと人を見下したりもしないし、馬鹿にされても意見を変えないし暴力を振るわれても主張は曲げない。一歩間違えるとイヤな奴だけど、全然そんなことはない。
     ある日、空き地にペンギンがたくさんいるのを彼は発見する。目撃者は彼だけではなく、町のあちこちにペンギンは出現した様子。
    だが当局がペンギンを捕まえて運びだしたトラックの中から、ペンギンは消えてしまう。
     
     彼が今特に注目している研究対象は歯科医院のお姉さんと、アマゾンプロジェクトという町中を流れる水路の源流調査だが、これにペンギンの研究が加わる。ペンギンはどこから来て、どこに消えたのか。彼はこの研究のためのノートに、雑誌で見たペンギンの行動から「ペンギン・ハイウェイ」と名前をつける。

     歯科医院のお姉さんはちょっと変わった人で、少年は歯がグラグラしていることもあって医院に通っており、このお姉さんと比較的話す機会がある。医院の外でもこのお姉さんにチェスを教わっていたりする。お姉さんは彼を子ども扱いせず、一人の人間として扱ってくれてる感じ。少年もお姉さんにへんな気持ちがあるわけではないのだが、お姉さんの大きなおっぱいはちょっと気になっている。

    お姉さんについての研究は一人でやっているが、「アマゾン・プロジェクト」には共同研究者がいる。同じクラスのウチダくんで、彼はちょっとおどおどしている気の弱い印象の男の子だけど主人公とはウマが合う様子。彼はアオヤマくんが他の研究課題で目一杯の間にも水源探求を続け、ある事実を突き止める。

     さらにもう一つ研究課題が増える。クラスの女子、ハマモトさんは頭がよく、チェスも強くて勝ち気な女の子。お父さんは科学者だ。彼女はアオヤマくんとはチェスのライバルみたいな。彼女はちょっとアオヤマくんのことを認めているようなところがあり、話をする機会も多い。なので付き合ってるんだろうなどとからかわれたりもするが、もちろんそんな関係ではない。

     彼女が持ち込んできた研究対象は、森の中にある「海」だった。ウチダくんを含めた3人で共同研究をすることにして、ますます一緒に話す機会が増えていくアオヤマくんとハマモトさんだが、それを快く思わず邪魔するものが現われる。

     そうしたことと並行して、アオヤマくんはお姉さんの秘密を一つ知ってしまう。ペンギンを作り出しているのは、お姉さんらしいのだ。お姉さんが投げた缶コーラが、ペンギンに変わるのを彼は目撃する。

    「海」の研究にお姉さんに入ってもらえたら、とアオヤマくんが提案すると、ハマモトさんは大反対。彼は何故ハマモトさんが反対するのかわからない。

     アオヤマくんはお姉さんともハマモトさんとも親しくなっていき、お姉さんが「海」の研究の場に姿を見せることも増えていくのだが、お姉さんとハマモトさんはなかなかうまくいかない。やがてハマモトさんは研究グループを抜けると言い出す。

     そんなことと関わりなく、町にさらなる異常現象が発生する。「海」とペンギンとお姉さんは、何か関係があるらしい・・・

     もともと自我の目覚めが早い少年が、お姉さんと出会ってそのヒミツを知ることによってさらに精神的に成長していく、みたいな話。苦いだけでおいしく感じなかったコーヒーを飲めるようになったりして知識としてしか知らなかった大人の感情・考え方が受け止められるようになっていくみたいな。
     なかなかどういう種類の話かわからず、収束点も見えてこないのだけど、ラストの爽快感と喪失感と余韻はなかなかいいのでは。

     キャラクターが生き生きしている感じ。ハマモトさんみたいな女の子は、女の子の方が成長が早い小学生高学年くらいだと、クラスに一人はいたなあ、という気がする。

     のっけから異常な出来事が次々に起きるのだけど、日常の枠組みはなかなか崩れない。なので大冒険がはじまる、みたいな感じにはなかなかならない。ファンタジーみたいな印象なんだけど、見終わると結構本格SFだったのかも、と思う。

     私が連想したのは「惑星ソラリス」。ソラリスの別の表現なのかも、みたいに思った。
     お姉さんはどこか梶尾真治さんのエマノンシリーズのエマノンを連想しました。もちろん全く別物なんですけど。

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