「たのしい話いい話(文芸春秋編)」⑩後藤新弥氏
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「たのしい話いい話(文芸春秋編)」⑩後藤新弥氏

2018-12-05 19:00


    ・著者は当時日刊スポーツの編集委員で、当時のスポーツ界の裏話のような。

    マラソンの瀬古選手と、中村監督逝去後も応援を続けた監督未亡人、道子さんの絆。
    東京女子マラソンで松田千枝選手が他ランナーを助けたがルール違反は不問となった。
    (水を取り損ねた選手に自分の水を分けた。ルール上選手は他者の助けを借りてはならない)
    皇太子ご夫妻が旭化成を訪ね宗兄弟と会ったがどっちがどっちかわからなかった。
    世界記録を持つが一度も五輪優勝がないメアリ・デッカー・スレイニー選手の怪我談義。
    企業スポーツ選手が会社業務としてレイオフ担当をやらされる苦しみ。
    試合中に目をつぶる選手について。集中力の極地だからという意見。
    ダイエーの仲川英二選手が中山選手と同じユニホームを頼んだら無名でダメと断わられた。
    (仲川選手はその後東京マラソンで15位に入りユニホームを作ってもらえた)
    テニスのマッケンローのトラブルは正義感が強すぎて審判のミスが許せないからという話。
    時速200kg超サーブのインアウトは一流現役選手には見えても高齢審判には見えないとか。
    カール・ルイスとベン・ジョンソンに関するいろいろ。
    ラグビー選手でありながら高校日本新を出した中道貴之選手のあれこれ。
    江川卓選手引退当時のあれこれ。引退できていいなあ、と瀬古選手が言ったとか。
    フィル・ニークロという48歳の投手をアトランタブレーブスが一試合限定で契約した話。
    (3回6失点のボロ負けだったが、ニークロ選手の功に報いる公式戦での引退試合だった)
    トラブルでクビになっては返り咲くニューヨークヤンキースのビリーマーチン喧嘩屋監督談。
    米リーグの話。契約前の大物選手については欠点をこき下ろし、契約後は長所を褒めちぎる。
    現役時代の橋本聖子選手。カナズチだが練習に水泳を。苦手を克服して自信をつけるため。
    競技後のドーピング検査で尿が出ない人はビールが只で飲み放題とか。
    職場での特別扱いを一切拒否したマラソンの松野明美選手について。
    ライフル射撃の木下亨子選手は保母志望から自衛隊へ。
    卓球の星野美香選手は三井銀行社員としてソウルオリンピック出場前卓球を教えた兄が急死。
    ソウル五輪代表のボクシング・東悟選手は工事現場で働き、自己負担7万円を払って出場。
    市民マラソンでわざと制限時間ギリギリになって目立とうとする人あり。著者憤慨。
    東京国際マラソンでは最後の完走者は主婦で、膝を痛めて風雨の中を何度も歩いて3分前に。
    負けてばかりいる米大学バスケットコーチ、ジェリー・フライル。だが首にならない。
    彼の生徒は成績はともかく、学生として優れているからと。有力選手のスカウトもしない。
    (だが今シーズンは間違いなくクビだろう、と書かれている)
    マッケンローの言葉。オレたちは楽して稼ぎすぎている。だから真剣に頂点を極めようとし、チャリティーにもまじめに取り組む。
    F1レーサー中嶋悟氏が間近に迫った引退を男の人生にとって最大の地獄がはじまると表現。
    F1を支えるメカニックたちについて。交替は無くボーナスもない。
    ヨットレース取材で乗ったヘリパイロット。ベトナム帰りで、娘の花火にも体が反応する。

    後藤氏はその後大学教授などもされて今もご活躍の様子。HPがある。

     当時の人がたいてい名前だけは聞いた事があるスポーツ選手も、こうした直接接して人柄とかを知った人が語ってくれないとどんな人かわからない。今は本人がツイッターとかで情報発信するのが当たり前になったけど、本人はわざわざ自分の美点なんて言わないから他者から見ての情報も大事だろう。
     選手の方もまだ50代で、名前で検索するとまだまだ多方面でご活躍の人も多い。特にヒットしない人もいるがいい人生であると思いたい。




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