「吸血鬼カーミラ」(レ・ファニュ著)表題作
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「吸血鬼カーミラ」(レ・ファニュ著)表題作

2019-02-14 19:00




    ・カーミラと聞くとドラキュラの付録というかドラキュラがご本尊なら脇侍みたいな印象があるのだけど、小説としてはこちらの方がドラキュラより古いみたい。著者はアイルランド生まれで、ダブリン大学の大学同人誌みたいのに作品を発表するようになったみたい。
     カーミラの発表は1871年から72年にかけてとある。ブラム・ストーカーのドラキュラは1897年だそうからかなり先んじている。この頃はシャーロック・ホームズが執筆された時代とも近い。

     吸血鬼というものを著者が創作したわけではなく、元になる伝承のようなものはもともとあったみたい。だが女吸血鬼はあまり例がなかったらしい。

     ゲゲゲの鬼太郎6期の西洋妖怪シリーズにカミーラなる女吸血鬼が登場したので、そういえばこの本持ってたはずだけど読まないままだった、と思って読んでみた。読書力が落ちてきている今日この頃なので、ちょっとでもとっかかりを見つけて読まないと。

     ある聡明で慎み深い婦人が残した書簡、という形式になっている。既にその婦人は世を去っている。おそらく長生きして天に召されたものと思われる。これは彼女が若く美しかった娘時代の回想である。

     舞台はオーストリア・スチリア州。州都グラッツから遠く、その州でも田舎といわれる土地にイギリスからやってきた男が城を持っている。たいした家柄ではないが本国イギリスに比べればここは物価が安く、そこそこいい暮らしができるのだという。

     スチリアという州は現在は無いそうだが、現在のオーストリアの9つの州いずれに属していたのかよくわからなかったけどシュタイヤーマルク州というところの州都がグラーツというらしい。シュタイヤーを英語読みするとスティリアだとも。

     語り手になる若き日の婦人はその男の一人娘で、イギリス風の名を持ちイギリスの血を引いているがイギリスに行ったことは無い。彼女の名前は記されていないのだが、だいぶ後の方でローラとわかる。彼女の住む城(シュロッスというらしい)は森の中にあり、一番近い村までは7マイル。ここは住む人もほとんどいない寒村で、今は断絶してしまったカルンスタイン家という貴族の納骨堂がある。20マイルほど離れたところに城があり、ここにスピエルドルフという将軍が住んでいる。このマイルはイギリスマイルということで、1マイル約1.6kmらしいから30kmほど先。中央線の東中野から立川あたりまでが20kmとか25kmとか言われてるらしいから森の中にポツンと孤立している印象。ただ、周辺に百姓や森番のような人々は住み暮らしている様子。
     城には使用人とか奉公人とかは大勢いたらしいが、家族は19歳のこの娘とその父親の二人だけ。母親は彼女が幼い頃に死んで、住み込みの家庭教師が二人いる。マダム・ペロドンとマドモアゼル・ド・ラフォンテン。マダムの方は母親の記憶がない彼女にとって少し母親代わりのようなところがある。子守や乳母もいる様子。

     彼女が6歳の頃、夜中に目を覚ますと彼女のベッドの横に若い女性がいて、ベッドの中に入って彼女を抱きしめるという出来事がある。この時胸に刺されたような痛みを覚える。彼女は泣き出し、駆けつけてきた家政婦があたりを調べてもそんな女性はいない。だがベッドには彼女ではない誰かが横になったような跡が確かにある。刺されたという場所には特に痣も痕もない。

     この事から彼女は夜独りで寝るのが怖い神経質な子に育つ。大人は夢を見たのよ、と言うが彼女自身は夢ではなかった、と確信がある。それでも次第に記憶は薄れ、独りで眠れるようになり、そして彼女は19歳になる。

     同じ年頃の娘が近隣にいれば互いに訪問しあったりするのだが、なかなか難しい。身分の問題もあるのだろう。だが一番ご近所みたいなスピエルドルフ将軍がベルタ・ラインフェルトという同じ年頃くらいの若く美しい姪を養女に迎え、一度お訪ねしたい、という話になる。
     彼女はこの訪問を楽しみに待っていたのだがラインフェルト嬢は体調を崩して寝こみ、そのまま亡くなったという知らせが入る。将軍はこの養女を実の娘以上にかわいがっており、手紙にも悲嘆のあまり要領を得ないところがあるのだが娘の死の原因をわかっていながら防げなかった、必ず仇を取る、みたいなことも書いてある。

     彼女は話を聞くだけで一度も面識がない人の死なのでさしたるショックは受けないでいる。

     しばらく過ぎた頃、城の前を抜ける街道で馬車が転倒し、乗っていた娘が気絶をする。幸い外傷は無いようだがしばらく静養が必要な様子。同乗していた娘のいかにも貴婦人という感じの母親は、どうしても急ぎの用事があって自分だけでも先へゆかねばならない、ということでこの娘を城で預かり、母親が帰る三ヵ月後まで面倒をみましょうということになる。母娘とも絶世の美女である。

     父親としては先に亡くなった将軍の養女の代わりに、この娘が自分の娘の話し相手になってくれれば、という気持ちもある。母親からは謝礼の話もあったかもしれない。非常に身分の高い貴族と思われるのだが、事情があって家名は申せませんとも。

     預かった令嬢にはもともと神経症の病があるとかで、しばらくは目を覚まさないがやがて起き上がって面会もできるようになる。そしてはじめての面会時、二人は互いに驚く。
     令嬢の顔は、娘が6歳の頃に見た夢の女性の顔だったのだ。相手も同じ頃に自分の顔を夢で見たという。このことが幼馴染のような親しみを生じさせ、二人は急速に打ち解ける。
     年の頃は同じくらいみたいでどちらが上とも下ともわからないのだが、令嬢の方が娘をお姉さま、と甘やかに呼ぶようになる。
     令嬢は幼い頃に自分の屋敷に強盗が入ったことがあるとかで、自室には必ず鍵を閉めて寝る。父親が誰か女中をつけて一緒に休ませましょうか、と申し出るがかえって落ち着きませんのでとやんわりことわる。そしてたいへんお寝坊で、毎日起きて来るのは昼頃である。

     令嬢はちょっと痩せ気味で身長は当時としては平均よりやや高め。しとやかな身のこなしだがちょっとだるそうにも見える。ちんまりした目鼻立ちに口元。黒目が大きくぱっちりとして、美しい髪が肩までかかる。色は金茶の混じった焦茶色。低くて甘い声。
     娘は令嬢の髪の毛を梳いてやり、時にハラリとほぐして髪いじりをしたりする。だが令嬢は母親の言いつけを守ってか、自分の家名も出身地も、どこに旅する途中だったかも何も話さない。ようやく聞き出せたのはカーミラという名前、家柄は昔からの名門で、西の方に国があるということだけ。しつこく聞くと哀しそうな表情になり、そのうちきっと、みたいになるので聞いている方が悪いような気になってしまう。
     そんな時、もうちょっとでわかるから、それまで私を信じて待っていてね、みたいに腕をまわし、引き寄せて頬ずりをしたり接吻したりもする。娘はそういうのはいやだな、と思いつつも逆らえないような気になって、なすがままになってしまう。
     令嬢は時に娘よりすっと年上のようにも思え、冷酷だと感じることもあるがそう思うのは一瞬である。
     娘はカーミラに対する愛情のような崇敬のような気持ちと、時に嫌厭のような気持ちを持ち、一緒にいるのが楽しく甘美なのに心の底がザワザワしているような毎日を過ごす。

     カーミラは熱っぽい目で娘を見つめ、頬に唇を寄せ、「あなたはわたしのものよ」と囁く。ふだんの初々しい様子と裏腹に、そんな時のカーミラにはどこか手練手管に長けた感じがある。
     カーミラは毎日昼過ぎに起き出して、チョコレート1杯の朝食兼昼食を飲み、娘と近所を散歩するのが日課になる。日光平気な様子。だがすぐに疲れてしまうようで、やがてベンチに腰を下ろしておしゃべりになる。そんなある日、葬列が通りかかる。森番みたいな人の娘で器量よしと評判だった娘の葬式だったのだが、カーミラは賛美歌も葬式も大嫌い、と早々に立ち上がる。百姓の娘が死んだのが何だっていうの?みたいなことも言う。この娘は二週間ほど前に幽霊を見たと言ってから具合が悪くなり、寝付いてそのまま死んだのだという。さらに豚番の若いおかみさんが一週間前同じように亡くなったとも。カーミラはそんなことにも興味は無いようで、気分が悪いとベンチにまた腰を下ろすが賛美歌の音が遠ざかり聞こえなくなると少し元気になる。

     旅芸人がやって来て、魔よけのお札を売る。カーミラはこれを購入し、娘もつられて購入する。この時旅芸人がカーミラに尖りすぎた歯を削ってしんぜましょう、みたいなことを言うと途端にカーミラは機嫌が悪くなる。 

     近隣の百姓の妹がまた同じように死に、父親が神の御心だ、みたいなことを口にするとカーミラが病気にかかって死ぬのは自然が命ずることです、みたいに反発する。この時カーミラは自分は死んだことがあるみたいなことを言う。若い女性たちの死が何かの悪い病気ではないかと父親は疑っている。

     昔亡くなった彼女の母親はハンガリアの旧家の出で、実家から多くの肖像画を持ってきたが古いため煤で汚れて絵が見えなくなっているものが大部分だった。父親は思い切ってこれらを州都の表具屋に頼んで煤を落とさせていたのだが、この絵が戻って来る。その中にマルシア・カルンスタインと表題がある肖像画がある。カルンスタインというのは冒頭に書いた、今は納骨堂を残して断絶した一族である。このマルシアという女性も一族のものだと思われるが、掃除されて父親もはじめて見る絵に描かれた女性は、カーミラに生き写しである。
     よく見ると絵のタイトルはマルシアではなくマーカラとあり、カルンスタイン伯爵夫人だったらしい。これを亡き母が持っていたということは母はこのカルンスタイン家の血を引いており、彼女もカルンスタイン家の末裔ということになる。するとカーミラも私もカルンスタイン家の子孫なのよ、とはじめて彼女の血筋について口にする。
     この絵を彼女が気に入って自分の部屋に飾りたい、と言うとカーミラも嬉しく思ったようで、二人は庭に出て互いに腰に手を回して散歩する。わたしがここに来て、あなた嬉しい?とカーミラが聞けば、彼女はうれしいと答え、恋についての話をしながら二人で接吻したりする。こうした時、カーミラはあなたはわたしのものよ、と顔を上気させるのが常であり、興奮している様子のカーミラを彼女はちょっと苦手にしている。また、興奮したカーミラはそのためかすぐに疲れてしまうのでそれ以上先の行為にはすすまないみたい。

     カーミラの母からの知らせはいっこうに届かず、カーミラはこれ以上やっかいをかけるわけにはまいりません、と辞去して母の後を追うと言い出すが、父親も彼女も引き止める。彼女はいっそうカーミラがいとおしくなって、何でも打ち明けてね、と言うとカーミラもあなたには何でも話したい、でも厳しい誓いがあって話せないの、などと言いながらも、自分は殺されかかったことがあるのだ、と一つ秘密を打ち明け、今も胸に傷が残るのだみたいなことを言う。そのカーミラを殺そうとした相手は恋人だったらしい・・・それからカーミラは誓いに縛られるようになったみたいな。
     カーミラは自分は生まれつき冷淡だがとても嫉妬深い、わたしにとってあなたは貴重なの、あなたはわたしを愛しながら、憎みながら死ぬのよ。恋には犠牲が、犠牲には血が必要ね、みたいなことを言う。寝室に侵入者があったら、とカーミラの話を聞いて怖くなった彼女は自分も寝室に鍵をかけて寝るようになるが、鍵をかけてあるのにけだものが侵入してベッドに這い上がり、のしかかって来て胸に針のようなものを刺す夢を見るようになる。それはとても生生しい夢なのだ。

     この生生しい夢はその後も続き彼女は次第にやつれていくが、心配をかけまいと父親には話さない。カーミラには話すのだが、カーミラはそんな時、彼女が愛撫の発作と呼んでいる上気した様子を見せ、いやらしい目で彼女を見つめるようになる。だが彼女はもういいや、という感じで抵抗しなくなって来る。床につくと何かが全身を撫で回し、接吻し、嘗めまわすのだが抵抗する気力もなくなってくる。だるさを日常的に感じるようになってくる。

     ある日彼女はカーミラが殺されかけた夢を見る。家庭教師を起こし、下男を起こして鍵をこじ開け、カーミラの寝室に入る。すると寝室にカーミラはいない。翌朝になるといつの間にか部屋に戻っている。このことは、カーミラに夢遊病の気があるのだということで解決する。

     彼女は自分の夢や不調のことは父親には黙っていたのだが、さすがに肉親だけあって気付いている父親はひそかに医者を呼び、彼女を診察させる。そして首の付け根に2箇所、針で刺されたような痣があることを医者が発見する。もちろん父親は村の若い娘たちを襲った謎の病気を疑っているのである。医者は痣を見ても何でしょうな、と首をひねるが、当面お嬢さんから目を離さぬように、いつ容態が急変してもわかるように、と言い残す。

     父親は気晴らしにカルンスタインまで弁当を持って馬車で行こう、と娘とマダムを誘う。カーミラはまだ寝ているので、起きたらマドモアゼルと一緒に来るように手配をして先に出る。するとその途上でスピエルドルフ将軍と行き逢う。
     将軍もカルンスタインに行くというので馬車に乗せ、将軍が乗ってきた馬は従者が連れてゆく。将軍は馬車の中で、いとしい我が娘に何が起きたのか、それに気付かなかった自分がいかに愚かだったかみたいな感じで顛末を話す。将軍はあるパーティで美しい母娘と知り合い、所用ですぐ出かけなければならない母親に頼まれて娘を城に招待する。パーティに一緒に出席していた姪が相手のお嬢さんとすぐに打ち解け意気投合したこともある。娘に友人を作ってやりたい親心である。
     だが相手は自分の素性をはぐらかして答えない。そのくせ将軍家のことには先祖のことも含めてやけに詳しい。まだ私が誰だか思い出せませんの?みたいに言うので、将軍は覚えていないのが失礼に当たるような気もして突っ込んで聞けず、結局素性不明の娘を預かることになる。若い娘二人は仲良く過ごしていてそれはいいのだが、そのミラーカと名乗った娘は身体が弱く、毎日昼過ぎまで起きて来ない。寝室には就寝中鍵をかけて誰も中に入れない。そうかと思うといつの間にか部屋にいないことがある。どうも夢遊病らしい。そんなうちに次第に自分の娘がやつれてくる。娘によれば毎晩悪夢を見て、寝室に入ってきたけものがベッドに上がって来て身体に覆いかぶさって来る。そして首の付け根にチクリと痛みがある。

     聞けば聞くほど、ミラーカと将軍の娘の話はカーミラと彼女・ローラの話によく似ている。

     やがて納骨堂に到着する。将軍はここでカルンスタイン伯爵夫人・マーカラの墓を調べたいのだという。あの肖像画の夫人である。もう一世紀以上前に亡くなった人だな、とローラの父が言うと、将軍はいや、死んではおらぬ、と答える。

     将軍は娘を近隣の医者に見せていたがどうも頼りないので都から名医を呼ぶ。その名医は私にできることは何もありませんと置手紙を残し、できれば牧師さんと一緒に読むようにと言い残して立ち去る。牧師は外出していたので将軍は一人でこれを読み、医者のいう通りにする。
    つまり娘の部屋の衣装部屋に隠れてその晩娘を見守る。すると夜中過ぎに黒い霧のようなものが部屋に入って来て娘にまとわりつく。将軍は飛び出してこの霧を刀で切ろうとするが手ごたえがない。だが一瞬霧はミラーカの姿になり、部屋の外に出てゆく。その明け方、娘は事切れる。

     納骨堂にカーミラがいるのを見つけた将軍は切りかかるが、カーミラは素早く身をかわして逃げてしまう。そこに幅広の帽子をかぶり、金縁の眼鏡をかけた、背の高いやせてひょろひょろした男がやって来る。男は黒い服を着ている。髪は肩までたれる長さ。老人である。
     将軍はこの人物を見て喜び、男爵、と呼びかける。男爵と呼ばれた人物は地図のようなものを出してあたりの地形と照合し、ひとつの碑銘がマーカラのものであることを探し当てる。

     ここで一同は引き上げる。準備を整えてマーカラ、いやカーミラを葬り、ローラを救うために。準備には数日を要するが牧師がやってきて何かをすると、ローラは安眠できるようになる。嫌な夢も見ない。
     準備がととのい、一行がマーカラの墓をあばくとそこには150年も前に死んだにもかかわらず、生前そのままの姿で横たわる女の姿がある。役人も立ち会っていて、彼女が吸血鬼である事をいくつかの検査をして認定する。胸に杭を打ち、首を切り落としてその場で焼いて灰にすると、この地方の怪異はおさまったという。

     突然現われた男爵の名はヴォルデンベルグ。裕福な貴族で、その財産と余暇を全て吸血鬼の研究にささげた人物だという。彼の研究によれば吸血鬼が獲物を定めるのは一種の恋情に近く、気に入った者はたのしみを大きくするためになるべく時間をかけて命を奪うが、そうでもないものは一撃で仕留めたりするのだという。
     吸血鬼には破れないルールのようなものがあって、名を名乗る時は本名を並べ替えて作り直したものに限り、身分ももとの身分と異なるものは使えないらしい。

     どうもヴォルデンベルグ男爵の先祖がマーカラ伯爵夫人の愛人だったらしく、ミラーカが死んだことになっても吸血鬼として活動しているらしいことに気付く。それで彼女が滅ぼされぬよう墓地を田舎に移し、場所がわからぬように細工したりするが晩年やはり吸血鬼は滅ぼさねばならぬと思い直したがもう身体がいうことをきかなかったので墓所の場所などを書き残した上で始末をつけようとしたがその途中で死亡。だが書き置きを継承した子孫がようやくこれを果たしたわけだったらしい。

     自殺した人間が吸血鬼になる(キリスト教では自殺は大罪とか聞いた)みたいな事も書かれているけどマーカラ伯爵夫人は自殺したわけではないみたいで死のいきさつはよくわからない。語られざる部分がけっこうある感じで、二次創作者の意欲を誘うかもしれない。

     カーミラの母親を名乗る女性はその後登場せず正体がわからない。カーミラの手下なのかもしれないし本当の母親なのかもしれない。

     ローラのその後も書かれていないが、吸血鬼の研究論文などには当事者として証言を残したらしい。この小説発表時点ではもう亡くなったことになっており享年は記されていないが、カーミラとの思い出は昔のこととして薄れているようなので長命だったのではと思われる。

     ローラ本人の手記という形式で彼女は慎ましやかな女性という設定なのであまりエロチックな描写ではないけれど、ローラが書かなかったあんなことやこんなことがあったかもしれないとは容易に想像できちゃうので、二次創作者の意欲を思い切りかきたてるかもしれない。百合だ、と飛びつく人もいるみたい。でもこういうのって露骨に書くとかえって面白くなくなっちゃたりする。

     
     
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