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・もう終わってしまって上記の特設ページも消えてしまったみたいだけどebookjapanというところで少年画報の電子書籍を72時間読み放題というのをやっていたので大急ぎで読んで見た。気付くのが遅くて残り時間あとわずか、1ページ1秒くらいで飛ばして読んだだけなのでどれがどれやらわからなくなっちゃったけど、こんなのがありました、というのをできるだけ。
公開されていたのは1950年6月号から1969年9月号までの中から抜粋して34冊。どういう基準で選ばれたのかわからない。
とりあえず1960年代のものだと記憶にある可能性があるのでザーっと。該当は11冊。
漫画の掲載作品はこんな感じ。
・1961年10月号
Xマン 桑田次郎
ビリーパック 矢島利一
平原児サブ 武内つなよし
パイロットA 吉田竜夫
豆パンチ わちさんぺい
あめん坊 平川やすし
雪おやじ そのやましゅんじ
でこちん やまね あおおに あかおに
まぼろし探偵 桑田次郎
ポパイ 森田繁
0戦太郎 辻なおき
鉄腕大学生 植木金矢
王(キング)アラジン 石森章太郎
忍術月丸 矢野ひろし
特ダネ六さん あそう・しょう六
山彦くん 下山長平
・1963年9月号
0戦太郎 辻なおき
パイロットA 吉田竜夫
新戦艦大和 団鉄也(原作 梶原一騎)
でこちん やまね あおおに あかおに
ピストン牛若 荘司としお
全ガキ連 芝丈二
ムサシ 望月三起也
雲丸忍法 牧村和美
あめん坊 平川やすし
巨人100番 花岡しろう
・1963年10月号
0戦太郎 辻なおき
新戦艦大和 団鉄也(原作 梶原一騎)
でこちん やまね あおおに あかおに
パイロットA 吉田竜夫
雲丸忍法 牧村和美
全ガキ連 芝丈二
突げき隊長 さわだみのる
巨人100番 花岡しろう
最前線 望月三起也
あめん坊 平川やすし
ピストン牛若 荘司としお
・1965年5月号
マグマ大使 手塚治虫
荒鷲少年隊 望月三起也
怪物くん 藤子不二雄
アースマン 石森章太郎 福島正実
どろん子 森田拳次
サンダー7 井上英沖
赤ん坊帝国 泉ゆき雄
ばんざい探偵長 関谷ひさし
でこちん やまね あおおに あかおに
戦国猿 辻なおき
しびれのスカタン 赤塚不二夫 長谷邦夫
忍者投手X 荘司としお
・1965年11月号
怪物くん 藤子不二雄
荒鷲少年隊 望月三起也
スペードJ 桑田次郎
マジック九 森田拳次
荒鷲少年隊 望月三起也(巻頭近くと中ほどに分載)
忍者投手X 荘司としお
でこちん やまね あおおに あかおに
ばんざい探偵長 関谷ひさし
しびれのスカタン 赤塚不二夫 長谷邦夫
赤ん坊帝国 泉ゆき雄
1966年9月号
マグマ大使 手塚治虫
怪物くん 藤子不二雄
バットマン 桑田次郎
0ファイター 望月三起也
しびれのスカタン 赤塚不二夫 長谷邦夫
どろんこエース 一峰大二
スキップレッド 小沢さとる
ノンキ先生のまんが教室 寺田ひろお
ロボタン 森田拳次
大怪獣ドラゴン 楳図かずお
わんぱく三四郎 横山まさみち
1967年12月号
怪物くん 藤子不二雄
ロボタン 森田拳次
黄金バット 井上智
ゼロ1戦隊 望月三起也
どろんこエース 一峰大二
ねこ目小僧(副題 恐怖の再生人間) 楳図かずお
しびれのスカタン 赤塚不二夫 長谷邦夫
1967年あれこれ 飯塚よし照
でこちん やまね あおおに
怪獣王子 石川球太
東京アニマル探偵局 山根赤鬼
挑戦者AAA 永島慎司 梶原一騎
炎のファイター 佐藤まさあき 真樹日佐夫
あわてもののあわ平くん よこたとくお
1968年2月号
怪物くん 藤子不二夫
ロボタン 森田拳次
いじわるくん よこたとくお
海の次郎丸 荘司としお 浅井まさのぶ
でこちん やまねあおおに
ねこ目小僧 楳図かずお
しびれのスカタン世界をいく 赤塚不二夫 長谷那夫
甲子園の土 一峰大二 梶原一騎
ちゃかり応答室 山根赤鬼
ゼロ1戦隊 望月三起也
炎のファイター 佐藤まさあき 真樹日佐夫
1969年2月号
怪物くん 藤子不二雄
キックの鬼 中城けんたろう 高森朝雄
コント55号のなんでも大作戦 ヨシダ忠 北上健
くるくるアパート 赤塚不二夫 長谷那夫
日本の妖怪大画報 水木しげる
でこちん やまねあおおに
タイム魔神 森田拳次
カッパの千坊 石井いさみ
虎(タイガー)陸戦隊 望月三起也
おれのジャイアント 水島新司
1969年6月号
キックの鬼 中城けんたろう 高森朝雄
コント55号のなんでも大作戦 ヨシダ忠 北上健
ヤングタイガー かざま鋭二 相良俊輔
でこちん やまね あおおに
弁慶選手 古城武司 今日泊亜蘭
日本の妖怪大画報 水木しげる
おれのジャイアント 水島新司
タイム魔神 森田拳次
1969年9月号
キックの鬼 中城けんたろう 高森朝雄
弁慶選手 古城武司 今日泊亜蘭
4コマ漫画競作 赤塚不二夫 貝塚ひろし 石森章太郎 川崎のぼる
永井豪 永島慎二 森田拳次 よこたとくお
サッカー番長 小島利明 吉岡道夫
仮面太郎 藤子不二雄
甲子園の土 一峰大二 梶原一騎
コント55号のなんでも大作戦 ヨシダ忠 北上健
コンピューたん ジョージ秋山
妖怪屋敷 水木しげる
もうれつマーチ 水島健一朗
男の歌 眉月はるな
漫画以外にカラーグラビアや読み物ページも充実していて、内容は未来社会予測や軍艦、軍用機、妖怪、剣豪、プロ野球、アポロ計画、巨大生物、変わった人、空飛ぶ円盤、ギャング、相撲、超高層ビル、レーシングカー、ラジオ工作など子供が興味を持ちそうなことは何でも。連載していたマグマ大使や怪獣王子、連載していなかったと思うけどキャプテンスカーレットなどのカラーグラビアもあった。
組み立て付録でサンダーバードのメカなどもあった様子(付録はついていないので詳細はわからない)。
漫画も本誌にはちょっとしか載ってなくて、続きは別冊付録を見よう、みたいなものも多く、その別冊付録分はついていないので読めない。ここは発掘できたらつけてほしいところ。
状態が悪くページが破れたものなども。
昔の雑誌には途中で正方形みたいなぺージや帯みたいなページがあったりしたけど、スキャンの都合上そうしたものが拡大されたりしている模様。綴じ込みハガキも同様。
漫画家の名前を見ると、その後も長く活躍を続けてよく知っている人もいればはじめて名前を聞く人も。以下気になったところ順不同で思いつき順に箇条書き。
・新戦艦大和 団鉄也(原作 梶原一騎)
空飛ぶ戦艦で平和を守る話。これ、マイティジャックか宇宙戦艦ヤマトのパクリだろ、と思ってしまうけどこちらが先。梶原さんにこんなSF作品があったとは。艦長の名前は沖田らしい。団鉄也氏についてはわからないけど絵柄は吉田竜夫さんのような、辻なおきさんのような。どなたかのペンネームなのか、アシスタントなのか。
ウィキペディアによると元ネタの一つに新戦艦高千穂があるらしい。これは読んだ。
https://ch.nicovideo.jp/metabou/blomaga/ar651780
・でこちん は最初のほうではやまね あおおに あかおに と連名になっているけど途中からあおおにさんの単独名義になっている。どこで切り替わったかよくわからない。上記はそこまで確認しないでコピペしてったので間違ってるかも。
・ねこ目小僧は少年キングに連載された水まねきとか大台の一本足とかとは別バージョン。
基本的に小僧は傍観者の様子。
・石井いさみさんのカッパの千坊は童話風のかわいらしい作品。ど根性ガエルのピョン吉みたいなキャラも出て来る。
・全ガキ連の芝丈二さんは絵柄からたぶん森田拳次さんだと思う。ポパイの森田繁さんもそうっぽいけど絵柄はかなり違う。
・しびれのスカタンは赤塚さん作で長谷さんが絵だったみたい。途中からしびれのスカタンの世界旅行になる。どこから切り替わったかちょっとあいまい。
・「弁慶選手」は弁慶が現代に現われてスーパーマンみたいに活躍するみたいな。原作がSF作家の今日泊さん。五味康祐さんの「一刀斎は背番号6」みたいな印象。
・藤子さんは全部Aさんの方みたい。
・大怪獣ドラゴンは怪獣なんだけど妖怪っぽく見える。楳図さんはウルトラマン描いてもどこか妖怪テイストが感じられた。
・黄金バットは猫の怪獣みたいのと対決。マリーちゃんがかわいい。
・どろんこエースは黒い秘密兵器同様、科学的wな魔球が登場する野球漫画の様子。
・雲丸忍法の牧村和美さんは少年チャンピオンにモーレツ先生というのを描いていた。コミックスも出てたはず。それ以外の作品は知らなかった。ちょっとちばてつやさんの絵に印象が似ている。
この人のことはほとんど詳細不明らしい。
https://blogs.yahoo.co.jp/kaze2010_case_case/15960359.html
・よこたとくおさんのは赤塚さんに比べると毒の少ない、マイルドな感じのギャグ漫画。マーガレットちゃんというのが床屋にあって読んだような。
・水木さんの妖怪屋敷は 影女の屋敷に入った少年が人間の目に見えない存在にされてしまう話。
・広告に掲載されているプラモとかに激しく見覚えがあったりする。ビッグモグラスとかキングモグラスとかアトラスとかバンガードとかサンダーキャプテンとかゼンマイで歩くガメラとかギャオスとか。
後から確認しようと思ってももう見れないので間違っているのもあるかもです。
現在は有料で試し読み可に切り替わっているみたい。試し読み範囲内に目次を必ず入れてほしい。試し読みではグラビア+巻頭の作品を途中まで程度しか読めないみたいだけど、グラビアを見るだけでも楽しい。昭和だなあ。
読み放題の特設ページは無くなっちゃったみたいだけど、「少年画報」編集部 で検索すると今読めるものの一覧が出るみたい。読み放題になかったものもあるので件数が多くなっているけど、雑誌ではないものもある様子。少年画報 で検索すると少年画報社の単行本がわーっと出てきてしまう。
1950年代の分はざっとしか見なかったけど、地球SOSみたいな絵物語中心で漫画はギャグ中心。後のほうで手塚さんの「サボテンくん」とかが出て来てたと思う。
山手樹一郎、柴田錬三郎、矢野徹、大下宇陀児、山中峯太郎、中西悟堂、などのそうそうたるメンバーが小説や記事を書いていた。田宮坊太郎とか岩見重太郎とか鎮西八郎為朝とか剣豪もの、西部劇、コブテン船長の冒険、新世界遊撃隊などSFも。仮面紳士という探偵小説や榎本健一氏のユーモア小説と言うのもあった。ご本人が書いたんだろうか。時間的に小説は一つも読めなかったのが残念。
https://ebookjapan.yahoo.co.jp/lists/authors/57104/
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