「ミキストリ(巻来功士著)」世界にはびこる邪神伝説編
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「ミキストリ(巻来功士著)」世界にはびこる邪神伝説編

2019-09-17 19:00


    ・コンビニコミックって、順番がよくわからなかったりするんだけど順番がわからなくてもまあいいや、という作品もある。

     これは日本人でアステカ文明の研究者だった主人公がアステカの神の力を得て、相手の心臓をつかみ出すことができるミキストリという一種の超能力者になって殺し屋としていろんな相手と戦う話。そうなった原因はメキシコでマフィアに襲われて大やけどをし、皮膚移植を受けたのだがその皮膚がある神官のもので、その刺青がアステカの神の力を主人公に与えたみたいな。一緒にいた奥さんは植物人間になってしまい、彼女の回復を信じて莫大な治療費を作るために戦い続ける。戦う相手は単なる悪人ではなくて、神様が憑依したような人間とかが多い印象。

    ・白大人
     香港の九龍城を根城にする海運王・白大人こと白嘉戒(ペーチアロン)の正体は260歳になる死ねない女。清の乾隆帝の第三夫人・宝玉の呪われた姿。第一夫人とその子供を毒殺したためその一族から生きながら身体が腐っていく呪いをかけられている。対象は彼女一人ではなく子供や親兄弟、親戚にも及ぶ。
     ミキストリはその術者の子孫を倒し、彼女とその一族を死なせて欲しいという依頼を受ける。彼は白大人の傭兵部隊とともに崑崙に向かう。

    ・女禍の村
     傭兵は敵の超能力者部隊によって日本人指揮官を残して全滅。ミキストリも囚われる。
     相手の隊長は皇帝の子孫を名乗る。彼らが守っているのは赤ん坊。彼らはその赤ん坊を女禍と呼んでいる。日本人傭兵隊長は脱出して女禍に銃を向けるが。

    ・女禍と島絹
     島絹は傭兵隊長の名前。彼は自衛隊のエリートだったが下半身不随となった娘の治療のため傭兵になった。女禍に娘のイメージが重なってしまい撃てない彼をは相手の隊長に右手を斬りおとされる。助けに飛び込んだミキストリも銃弾を浴びるが気で防ぐ。
     だが女禍が泣くと時が遡り、島絹の腕は治りミキストリの能力は失われる。

    ・准禍水神無支祁(※祁の字はネヘンになっているけど出ないので代用)
     力を失ったミキストリは拷問を受けるが、島絹は女禍に好かれて世話係となって命拾いする。だが彼は娘のために心を鬼にして女禍を射殺。女禍の力が消えてミキストリは力を取り戻す。女禍は甦って赤ん坊から一気に美しい娘の姿に成長し、その時の時間流に巻き込まれるような感じで島絹は溶けて死んでしまう。女禍は島絹は自分を気味悪がらずにかわいがってくれた、と憎しみは持っていないようだが助けることはできないみたい。
     ミキストリは復活した太陽神の力で隊長を追い詰めるが、彼の後ろ盾は水の妖怪・無支祁のようで変形してミキストリを圧倒する。それを女禍が助ける。

    ・苦悩する女禍
     無支祁は女禍を待っていたという。破壊神の無支祁と創造神の女禍が力を合わせれば、この穢れた世の中をチャラにしてもう一度世界を造りなおせるのだとか。そのためにはもう一人の創造神・伏儀を探さねばならない。だが女禍は島絹と娘の愛情を知っており、まだ世界を滅ぼすには早いと反対する。
     皇帝の子孫だという隊長が無支祁に吸収されたためか、女禍が成長して目覚めたためか、白大人の子供や親戚たちは呪いが解け、やっと死ねる、と溶けてゆく。だが白大人本人だけは死ねない。いつの間にか彼女は懐妊していて、腹の中の子が話しかけてくる。

    ・終わりなき創造
     ミキストリと女禍は協力して無支祁を倒そうとするが、瀕死の無支祁は水に隠れて止めが刺せない。このままでは大洪水を起こして人間の世界に大災厄が及ぶ。そこに白大人が現れて、腹の中の子が女禍に話しかける。彼は伏儀と名乗る。
     伏儀も女禍とまぐわって新しい世界を創造しょうとするが、伏儀を宿した白大人の羊水が水に混じって無支祁が復活する。このままでは新しく生まれた世界も無支祁に支配されてしまう。伏儀の力を借りたミキストリが本来の太陽神の力で無支祁を完全に蒸発させて倒す。
     女禍は島絹の家族愛を例に、世界を滅ぼしてはいけない、と伏儀を説得し、伏儀も折れて2体の神は天に還る。
     島絹の娘は父親が送ってきた金で手術を受ける。これが成功すれば歩けるようになる。だがもう父親は戻ってこない。

    ・ダイダロスの洞窟
     ニューヨークのマフィア同士の勢力争いで一歩抜きん出たファミリーには、クレタ出身の超能力少年が切り札になっている。ミキストリは偶然少年と知り合うが、少年の雇い主がミキストリの標的だった。彼はマフィアと戦って家族を殺され、自分も不具になった議員の依頼を受けている。これを察したマフィアの頭目は少年を殺し、ミキストリを犯人に仕立て上げて少年の祖父にミキストリを狙わせる。このクレタ島出身の一族にはダイダロスの洞窟という、相手を迷宮に誘いこんで殺す力があるのだ。

    ・ミノタウロス
     クレタ島のゴルディナの洞窟という観光地のガイドをしている祖父は、マフィアと一緒になって島を出て行った娘の子である孫のカタキと聞かされたミキストリと対決する。だがミキストリは老人に孫の記憶を伝え、それが嘘でありマフィアの頭目が老人を戦わせるために孫を殺させたと知る。老人はマフィア頭目を狙うが、部下に銃撃された上に脳手術をされてミキストリを倒せと命令される。

    ・迷宮の暴走
     老人はダイダロスの子孫で、精神の力で迷宮を作り出す。迷宮の中にはミノタウロスがいて、囚われた者を襲う。ミキストリは伝説のテーセウスにならってミノタウロスを退けるが、さらに脳手術を受けた老人の精神は乱れ、迷宮も暴走をはじめる。

    ・悔恨の海
     老人の精神の迷宮の中でマフィアのボスと戦うミキストリは、戦いながら老人の意識を覚醒させることに成功し、孫を思う老人の気持ちに助けられてボスを倒し、迷宮を脱出する。
     だが老人は息絶えていた。

    ・聖杯
     ロンドンで考古学者が次々に殺される。彼らはある発掘現場で聖杯のかけらと思われるものを発掘したのだった。発掘チーム最後の生き残りはミキストリが人間だった頃の学友だった。
     彼の依頼で護衛することになるのだが、聖杯を取り戻しにアーサー王と円卓の騎士たちの亡霊が現れる。

    ・降霊会
     学友は結局アーサー王たちに殺されてしまうが、ミキストリは聖杯はもともとアーサー王のものだとこれを返却する。アーサー王の亡霊は感謝して消える。
     実はアーサー王の妃、ギネヴィアの亡骸が放蕩貴族が作った秘密組織に隠されて、アーサー王は妻の身体を取り戻すために聖杯を必要としていたのだった。
     だが貴族たちは自分の政敵を殺すためにアーサーたちをさらに利用しようとする。

    ・王の遺言
     ミキストリは貴族たちを倒すが、アーサー王の亡霊はこいつが死ぬと妻の居所がわからなくなる、と頭目をミキストリが殺すのを防ぐ。貴族の頭目はこの隙にアーサー王を罠にかけ、聖水でアーサーの亡霊を消滅させる。消え行くアーサーから妻を頼む、と遺言されたミキストリは頭目を倒そうとするが。

    ・王の印
     貴族の頭目は聖杯の力を借りて不死の身体を得ることに成功しており、ミキストリが心臓を抜き取っても生きている。さらに彼はエクスカリバーを持ち出してミキストリを追い詰める。これに斬られると石になってしまうのだ。
     だがここに死んだはずの学友が重傷をおして現れ、エクスカリバーでも斬れないものをミキストリに教える。ミキストリはこの助言で頭目を倒し、逆に相手が石になる。
     ミキストリは去り、友人がアーサー王やギネヴィアの亡骸を一緒に埋葬する。
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