「その人は昔(ながやす巧 松山善三原作)」
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「その人は昔(ながやす巧 松山善三原作)」

2019-09-03 19:00


    ・もともと舟木一夫さんにそういう歌があって、同じタイトルの映画になって、18歳でこの映画を見たながやす巧さんが感動して準備期間も含めれば4年くらいかけて漫画にしたものとのこと。
     ながやすさんは貸本漫画時代から活躍していたようで、10代でもうプロだったみたい。最初は別冊少年ジャンプに発表したらしいけど読者の熱心な要望などあって3年後に講談社でコミクスになったみたいなことが書かれている。発表したころ20代になったばかりみたいで、あとがきには10代の記念で描いたようなことが書かれている。

     基本的には映画と同じ内容らしく、北海道の漁師町で育った幼馴染の男女が手を取り合って東京に出るが次第にすれ違うようになってうまくいかなくなり、女にはいかにも遊び人というボーイフレンドもできるが相手は妻がいることを隠していて結局捨てられる。

     一度はよりを戻すのだが、大切なデートの日に男は職場で事故に会って指を失い、男が来ないことに絶望した女は海に出て死んでしまう。男は一度故郷に戻るが女の親から人殺し、みたいに罵られる。男はもう一度東京に出てやり直そう、と彼女の面影を抱いて上京する。

     みたいな話。いかにも昭和だな、という内容だけどながやすさんには感じるところがあったらしい。

     映画では男は舟木一夫さん、女はまだ10代だった内藤洋子さんが演じたらしく、内藤さんの「白馬のルンナ」という歌はもともとこの映画の劇中歌みたいなものだったらしい。
     この漫画にも冒頭近くに大きなコマで歌詞が書かれている。

     原作とある松山善三さんは映画監督で、この実写映画の監督。脚本家としても活躍したとのこと。一般には女優の高峰秀子さんのご主人と言った方が通りがよかったかもしれない。

     映画はVHSは出ていたみたいだけどDVDは出ていないようで確認もできないけど、見た人のレビューみたいのを読むとけっこう変な作品だみたいに書いてあったりする。昔の大真面目な作品を今見直すと失笑してしまったり唖然としたりとかあるけどそういうたぐいらしい。
     今ではよくあるアイドル映画のはしりみたいなものなのかもしれない。

     同じ松山さん脚本、舟木さん、内藤さんで「君に幸福を」という映画もあって、これは子供の頃に見たかもしれない。何故かというと、「ゴジラの息子」と二本立てだったから。パンフレットも二作品共通だった。もちろん内容の記憶は全く無いけどパンフは何度も読み返したのでタイトルだけはよく覚えている。この映画もソフト化はされていない様子でネットにもあまり情報は無い。映画データベースみたいのや個人で書いている人がちょっといる程度。
     わざわざ見直そうとまでは思わないけど、なんとなく懐かしさを感じる。
     でも何でこんな二本立てにしたんだろう。
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