「ジョンとヨーコ(阿久悠原作 上村一夫画)」
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「ジョンとヨーコ(阿久悠原作 上村一夫画)」

2019-08-25 19:00

    ・双葉社版の「男と女の部屋」にページ合わせみたいに収録されている作品。

     ジョン17歳とヨーコ16歳が 愛と平和を求めてビューティフルなかけ落ち中ということであてどない旅を続けるという設定の連作。これも阿久悠氏とのコンビで作った作品らしい。


    ・とてもビューティフルな最南端
     本土最南端の佐多岬を目指して歩く二人は、張り合い小突き合いながら歩く青年と壮年の男性二人組と知り合う。二人は親子だが仲が悪く、どちらが先に佐多岬に着くかを争っているらしい。
     二人は昔から折り合いが悪く、親から見れば常に期待を裏切り続ける息子、息子から見れば常に自分に落胆する父親という感じで、息子が俺はこんないい子と結婚するんだ、だから安心してくれと結婚相手を紹介したが、彼女を父親が売春婦よばわりしたことで対立が頂点に達し、勝負をつけようということになった様子。

    ・とても悲しいフィッシング
     公害に汚染された海で黙々と魚を獲る老漁師と二人は知り合う。老人は魚を廃液を流す工場へ放り込む。抗議団体の人間が、足並み揃えて抗議してくれなくちゃ、と老人を止めに来るが聞く耳持たない。
     都会に出れば、公害病を馬鹿にされた青年が女を殺している。

    ・とてもシャーなヒコーキ野郎
     宮崎で全裸で泳いだため警察につかまり、そこで飛行機好きの青年と知り合った二人。
    青年は三年かけて飛行機を自作中で、二人はこの初飛行に立ち会うことに。

    ・とてもかなしいドライブイン
     塩釜の岬近くのドライブインで休憩していた二人が店に乱入してきた暴走族に蹂躙される店主や客たちを、何もできないままただ見ている。
     暴行された店主の許婚は、暴走族を工事中の道に誘いこんで復讐する。

     軽そうな設定の割にはテーマが重い話が多い。公式サイトによると全13回らしいがこの4作しか単行本に収録されていないみたい。
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