「ターミネーター:ニュー・フェイト」
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「ターミネーター:ニュー・フェイト」

2019-11-17 19:00
    ・ゲーム由来のアニメにもある「フェイト」は運命とか宿命とかいう意味らしい。
    ターミネーターは1作目が低予算で無名役者ばかりだったわりには大当たりして、2作目は予算もかけて当時としては最先端の映像技術を披露して大ヒット作になった。
     初めて見る映像が次々に出て来る感じでとても面白かった。だがそのあとがイマイチだった。エイリアンも2までは面白かったんだけど3から後は見てもどこか爽快感が無い。
     ターミネーターも女性ターミネーターが登場する3、アバターと同じ人が登場してA・シュワルツネガーは(そっくりさんとCGでしか)出ない4、シュワルツネガーが戻って来るけどリンダ・ハミルトンは出ない(サラ・コナーは若い女優さんが演じる)ジェネシス、といろいろ工夫しているのはわかるんだけどいまひとつパッとしなかった。いろいろな権利関係もややこしくなっていて、生みの親であるジェームズ・キャメロンの手を離れたりもしていたらしいけどようやくキャメロン氏が権利を取り戻してシュワルツネガーもリンダ・ハミルトンも出て、2でジョン・コナーの子供時代を演じて一躍人気者になり、その後アルコール中毒とか暴力事件とかでお騒がせ俳優になってしまったらしいエドワード・ファーロングも出るらしいとのことで(今さらながら)どうなるんだろう、という期待はあった。有終の美を飾らせてやりたいみたいな気も。

     今回は2までを正しいとして3以降は無かったことにして2の正当な続編ですよということになっている。

     サラ・コナーでもジョン・コナーでもない人物を殺しに未来からやってくるのは2の液体金属ターミネーターの発展タイプみたいで、饅頭の皮とアンコみたいに二つに分裂できる。いろいろ変身できるのは外側だけみたいだけどどちらも液体金属でぐにゃぐにゃできる。
     一方未来から守りに来るのは女性型ターミネーター・・・ではなくて女性サイボーグ。バイオニックジェミーみたいなもので、生身の部分もあるようで戦闘力でターミネーターに見劣りするし、全力で行動できる時間にはウルトラマンみたいに制限がある。さらに定期的に薬品を打ち続けないと戦えない。ちょっと能力差がつきすぎている感がある。

     そこで彼女に手を貸すのが白血病で若くして死ぬという設定が無くなった老いたサラ・コナーと、2で死んだT-800とは別個体のT-800。こちらは老いたA・シュワルツネガーが演じる。

     3人?が守るのはメキシコ人らしいラテン系の女性。この作品では未来の人類の勝利のカギを握るのはジョン・コナーではなくこの女性の子供らしい。

     新型悪役ターミネーターは強くて、3人がかりでもなかなか振り切れないし、2のT-1000と同様確実に倒す方法が無い。銃や爆弾では倒せないとわかっていても時間稼ぎに使わざるを得ない。軍の電磁パルス兵器?みたいのをサラの人脈で入手できればなんとかなるかも。

     サラと女性サイボーグはいまひとつウマが合わないし、サラとT-800もある事情で対立する。守られる女性もちょっと反抗的でチームワークもどうもしっくりしない。ただ邪険に扱われても女性サイボーグは献身的にこの女性を守る。未来世界でこの女性はサイボーグの彼女の命の恩人であると同時に・・・

     それでもちょっとずつ打ち解けて行く様子もあるのだけどどうやれば勝てる、という必勝条件はなかなか見えて来ない。ちょっと悪役ターミネーターとの決着はそれでいいのか、と納得できなかった気もするんだけど。ジョン・コナーの出番それだけかよとか。ジェネシスみたいに悪役になるよりはいいけど。

     最終的な興行収入とか評価とかはわからないけど役者も年老いたが観客も年老いた。それだけは確かだ。関係者がやり残したことができた、と満足したならそれでいいようにも思う。

     公式HP
    http://www.foxmovies-jp.com/terminator/index.html

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