「さんだらぼっち②(石ノ森章太郎著)」
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

「さんだらぼっち②(石ノ森章太郎著)」

2019-11-26 19:00



    https://ch.nicovideo.jp/metabou/blomaga/ar1807007 
    の続き。

    ・子育て女郎 
     萩尾という売れっ子女郎は客の子供を孕んでしまうが、なんとしても産むとがんばって娘・みどりを授かる。客を取る間は仕込っ子の咲哉に預けている。
    その萩尾に客から身請けの話が。相手はある大店の若旦那。だがその父親の大旦那が子連れの女などとんでもないと大反対し、萩尾は身を引く覚悟。そんなときにみどりがいなくなる。
     萩尾の幸せを願った咲哉が、とんぼの店ならおもちゃがたくさんあっていいだろう、子供の無い夫婦みたいだし、と置いていったのだった。お志摩は夫婦と間違えられたと赤くなったり本当はとんぼの子ではないかと青くなったり。

    ・からくり
     大金持ちの大旦那がとんぼに細工の依頼。等身大の女の人形を作ってほしいと。動くからくり人形を。大旦那は三十年前に夫婦になろうと身請けした遊女を病で亡くしている。
     とんぼは寝食を忘れて人形造りに打ち込み、無事納品する。大旦那はその人形と心中するように家に火をかけて自殺する。とんぼに残した手紙には、実は身請けなどしておらず、当時は駆け出しで身請けもできない立場だった彼は遊女に毒を飲ませて殺したこと、その報いとして彼女に殺されたかったことが書かれている。

    ・出戻り若衆
     役者や遊女の醜聞を書いて儲ける瓦屋がいて、ある遊女の心中未遂をかぎつけて金をゆする。これをやめさせてほしいと頼まれたとんぼはお志魔の協力を得て瓦版屋を罠にはめ、瓦版屋に遊女が人殺しをしたと思わせて記事を書かせる。そんな事実の無いことはすぐにわかり、瓦版屋は江戸を追放される。

    ・きんちゃく女房
     若い女房をもらったある店の旦那。だが奥さんはきんちゃくと呼ばれるしまり屋で、旦那の遊ぶ金など全く出してくれない。当然借金も払えないのでとんぼは一計を案じて、湯屋で立派なモノを持つ男をスカウトして奥さんにあてがう。男に夢中になった奥さんはきんちゃくがユルくなって、男の言いなりに金を出すようになる。とんぼは借金を取り返し、男に謝礼を払おうとするが、相手はもう十分もらっているとこれを断わる。実は男はとんぼが思っていた以上にやり手だったのだ。

    ・破れ太鼓
     遊女が客に約束の印として小指を切って渡す風習があるが、たいていは死人の小指を切った偽物。ある遊女のためにこの小指を処刑場に買いに行く太鼓持ちがいる。
     だがある日、彼女のお得意さん9人に嘘がばれ、問い詰められてしまう。太鼓持ちは彼女の窮状を救おうと・・・

    ・生娘太夫
     吉原の売れっ子、駒鳥太夫からの依頼。とんぼに自分を買ってほしいという。彼女は十年前はとんぼの店によく遊びに来ていた子供で、とんぼには懐いていた。だが彼女の母親は遊女で、母親が年季が明けるのと入れ替わりに遊女にされたのだった。だが彼女があまりにいやがるので、客と話したり酒の相手をしたりするのは彼女だが夜の床入りは暗がりで母親と入れ替わることに。だから彼女は今も生娘のまま売れっ子太夫になったのだ。
     その彼女に身請けの話が来た。だがその客の申し出の理由の一部は母親の技巧を気に入ってのもの。彼女の依頼とはまずとんぼに母親と寝てもらい、母親の手練手管を彼女に身体で教えて処女も奪ってほしいというものだった。好きだった人にあげたいからと。

    ・浅黄裏
     吉原にはじめてやって来た俗に浅黄裏と呼ばれる田舎侍二人が、案内役を名乗る男に金を持ち逃げされて店に借金を作る。侍は律儀に内職をして返そうとするが金が貯まるのはいつになることか。藩の江戸屋敷には怖い留守居役がいてばれるのもまずい。
     この始末を頼まれたとんぼ。知り合いの役者を客に仕立てて詐欺師をうまく捕まえるが、この詐欺師も家族を抱えた貧乏暮らしで金は取り戻せない。
     だがポンと20両出してくれた侍がいて、田舎侍の借金に役者やとんぼの手間賃までまかなえる。この侍こそ怖い留守居役だった。

     というところでコンビニコミック版の2巻終わり。ここまでしか買わなかったのでレビューもここまで。江戸の風俗や風景を描くのが石ノ森さんはお好きだったんだろうなと思うくらい、けっこう贅沢な大ゴマや見開きでストーリーとは必ずしも関係無い風景画とかが入る。

     ネットで先のほうを立ち読みするととんぼとお志摩は夫婦になって、とんぼは尻に敷かれることになる様子。
    広告
    コメントを書く
    コメントをするには、
    ログインして下さい。