「書けない漢字が書ける本(根本浩著)」第三章
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「書けない漢字が書ける本(根本浩著)」第三章

2019-12-05 19:00




    https://ch.nicovideo.jp/metabou/blomaga/ar1839916
    の続き。

    第三章は 大人の常識として書きたい漢字。

     今は常識とか普通とかうかつに口にすると、価値観を押し付けるもので多様性に反する不寛容でけしからん、なんて自由と正義を愛する人たちに価値観を押し付けられて多様性って何?というくらい不寛容にいじめられちゃう時代だけど、その人が育った時代や地域にどうしてもついてまわる価値観みたいなものがあってそこからは逃れられない。それを常識と呼ぶかは別として、まあ知っていてもいいかなあみたいな漢字かな。

    ・挨拶
     アイサツ はわりと見かける漢字。でも書けない。アイもサツも手ヘンだけど右側はどちらもあまり見かけない。アイの方はムと矢。サツの方はくが3っつに夕で意外と簡単なパーツの組み合わせ。

    ・躾
     シツケは身を美しくということで非常に覚えやすい。

    ・懸命
     イッショウケンケンメイは一生けんめいと書くよりは一生懸命と書きたい。一生けんめいだと上半身は上着を着ているのに下半身はパンツ一丁、みたいなアンバランスを感じる。
     ということでやはりズボンをはかせたい。今はズボンをパンツという人も普通なのでパンツ一丁というのは死語なのかもだけど。
     メイはイノチだからいいとしてケンの方。複雑に見えるけど上の左は埼玉県とか群馬県とかの県。その右側にノが乗った糸。下半分は心。懸賞のケンもこの字だな。

    ・壱萬
     これは私は問題なく書けるので省略。麻雀やる人はみんな書けるだろう。
     壱、弐、参、みたいな数字の書き方は香典などで簡単に金額を書き換えられないようにみたいに使うけど、これをなんと呼ぶのかよくわからない。漢数字には違いないけど。
     調べると大字(だいじ)というみたい。知らんかったぞ。
    https://www.benricho.org/kanji/kansuji.html

    ・自粛
     ジシュクのジは自分のジだからだいていの人は問題なく書けるはず。でもシュクはちょっといやらしい。こういう本来別々の字がつながっちゃってるみたいなタイプのはどこで切っていいかためらっちゃう。十が米の上に乗っているようにも見えるし、米の縦棒が上にずんと伸びているようにも見える。そのずんと伸びた上部にコと一が突き刺さって、左右を倒れないように支えているということで私はこの字にカカシを連想する。カカシは普通一本足で支えは無いけど。

    ・癒す
    イヤすという優しいイメージの漢字が難しい。病ダレの中に、三国志に兪渉(ユショウ)という武将が出てきて出てきたとたんに瞬殺されていたけどその兪みたいな字が入っている。なので三国志マニアには難しくない字だろう。兪渉のユの右側のくが二つあるところがリみたいに変わっていて、下に心があるだけだから。

    ・真摯
     シンシ という言葉は漢字で書かないとなんか格好がつかない。しんしに検討とかシンシに反省とか書いてあってもホントカナ、と思ってしまう。シンは真剣のシンなのでまあ問題ない。
     シは難しそうだけど、元寇の時代の執権北条時宗なんかのシツが手に乗っているだけだな。

    ・監督
     カントクは書けるからいいや。カントクという言葉を覚えたのは円谷英二特技監督でだったから怪獣とか宇宙人とかと一緒に小学校に上がる前から書けたんだよな。

    ・約款
     ヤッカンは日常であまり聞かないけど大雑把に言うならオーダーメードじゃない出来合いの一方的な契約書みたいな。身近なものでは電力会社の電気需給約款かな。こういう約束でいいなら電気を売って上げるよみたいな。昔は電気供給規程という一種のルールブックだったけど今は商業取引上の契約書みたいになっている。東京電力がテプコになるころに変わったはずだけど、電気供給約款だった時期もあったような気がする。どんどん複雑になってよくわからんけど。
     ヤッは約束の約だから問題ない。カンは分解すると武士の士に示すに欠で意外と簡単な字の組み合わせ。サムライが示す約款のケッカン、みたいに覚えるといいかも。
     
    ・謄本
     トウホンと言えば戸籍謄本。謄本っていうのはなんとなく戸籍とセットみたいに使ってるけど、乱暴に言えば公務員が作った役所に原本がある書類の信頼できる鑑定書付きコピーみたいな感じかな。どんどん民間委託していくと微妙になってくるけど。
     ホンはいいだろうからトウを考える。月ヘンに券売機のケンとか入場券のケンとか虎の巻のマキとかの上半分に言がついたものだな。

    ・窃盗
     盗賊のトウはたいていの人が書けるから、セツの方。空のエが切に変わっただけだな。
    エんを切って窃盗とでも覚えるか。

    ・癌
     ガンはよく見かける嫌な漢字。あまり書きたくもない。病ダレに品と山で意外と難しくないけど書きたくない。品川駅はあるけど品山駅は無いんだな。

    ・隙
     スキは書けるからいいや。

    ・奔走
     ホンソーのソーは誰でも書けるレベルの字。ホンはちょっと形がとりにくい。
     大と土と川の真ん中の縦棒が抜けたやつが重なっているとでも考えるか。活字によっては土だけど、十と一が離れている字体もあるみたい。そっちの方が優勢の様子。

    ・静謐
     セイは静寂とか安静とかのセイだから大丈夫。ヒツはよく見ると言と必と皿。必死に言って皿をひく(ヒツ)とでも覚えるか。

    ・箔
    ハクは竹カンムリに泊まるの泊。竹やぶの中に野宿するとハクがつく・・・なんてことはない。

    ・流暢
     リュウは流れるの流だからいいとして、チョウはあまり見かけない字。分解すると干支の申(サル)に易者の易。猿が流暢に易者の真似事をしているみたいに思えばいいか。

    ・甥
     オイは書けるからいいや。メイは何故生まれるに女でなくて女に至るなのか。
     二つ合わせて男に生まれて女に至るとやると最近のアニメの登場人物みたいだが。

    ・山麓
     サンロクはわかるからいいや。奈良公園のイメージで鹿は平地にいるような気になっちゃうけど、百人一首に 奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の~ とあるように、鹿はもともとは山とか林とかにいるものなんだな。

    ・罵倒
     バトウ 馬を倒して罵倒される、みたいに覚えるといいんだろう。倒れたというのに馬は横向きではないけど、馬の目が横向きになっていると思えばいいか。

    ・海苔
     ノリは書けるだろう、と思ったら一瞬あれ?と思った。何度も書いてクセになってないんだな。草カンムリに台という非常に簡単な字で、海のコケといういかにも、という漢字なのに。

    ・鰻
     ウナギは書ける。年に一回しか食べないけど。漫画の漫のサンズイが魚になっただけ。漫画の漫がなんでサンズイなんだ、という方が疑問だけど。もともと水が果てしなく広がっている様子を漫というらしくて、漫という字にはかってきままみたいな意味もあるらしい。
     水のようにどこまでも気ままに描かれる画、というなら漫画のイメージにもなるか。それで合ってるかは知らんけど。

    ・鶏
     ニワトリは書けるでしょ。渓流のケイの右側をヘンの側に持ってきて右側に鳥だな。

    ・鷹
     タカ はトリを表わすパーツである鳥とフルトリ(雀から少を取ったやつ)両方を持っている。それ以外はマダレとニンベン(鷹という漢字の部首がフルトリやニンベンというわけではないのでこういういい方は本当はいけないらしい。部首であればフルトリとかニンベンと呼ばれる形のパーツというべきか。でもめんどくさいからフルトリにニンベン)。
     鷹と隼を並べて 隼鷹 だと軽空母ジュンヨウだが、鷹隼 だとヨウジュンで、鷹と隼というそのままの意味の他に筆力が強いことをいうらしい。



     筆力って、筆圧とは違うのかな。毛筆を使ってた時代の言葉だろうから筆圧とは違うような。筆力がある だと文章がうまいとか文章力があるとかみたいだけど、筆力が力強いというのはまたちょっと意味が違う様子。
    https://ameblo.jp/lauren-futaba/entry-12025497735.html

     というわけで以上でこの本は終わり。どんな語呂合わせが覚えやすいかは人によって違うだろうし、語呂合わせそのものを書くと著者に申し分けないので、漢字をこういうパーツに分解すると意外と簡単だよ、みたいな部分を中心に自分なりに書いたものなので、本来の語呂合わせを知りたい人は元ネタにあたってください。
     こんな感じに分解すれば覚えやすいぞ、というのはコロンブスの卵でした。中学生くらいでこの本読んでたら調子にのっていろいろ考えてたかもしれない。

     今はパソコン任せで書けなくてもよかったりもするけど、昭和世代は手書きも捨てがたく思うのでこういう本も面白い。活字になっちゃうとトメもハネもハライも区別つかなくなったりするし。点が一つの辻なんて手書きでないと書けないし。諸説あるけど自分が手書きで普通に書いていたものが強制的に変換できなくなるのは何かイヤ。
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