「常識として知っておきたい日本語(柴田武著)」①微苦笑を誘う日本語
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「常識として知っておきたい日本語(柴田武著)」①微苦笑を誘う日本語

2019-12-12 19:00




    ・語源ネタみたいのがちょっと気になるのでその手の本を買うのだけど、読まないまま放置状態になってしまったりする。これもそういう一冊なので読んで処分するつもり。
     パート10まであるけどまず最初は「微苦笑を誘う日本語」。

    ・箱入り娘
     隙間を利用して駒を移動する遊びが語源と書いてある。一方で箱入り娘という言葉が先にあってこのゲームの名前になったと書いてあるサイトもあった。

     画像は http://hanabishi-k.co.jp/shopping/wood.html#p1 より引用。

    ・いなせ
     江戸時代に出世魚であるボラの幼魚・イナの背びれのような髷を好んで結った若者から、みたいに書いてある。これが何故かっこいいのか今の感覚だとわからない。
    http://www.newsplusnow.net/article/440343997.html

    ・おもはゆい
     漢字で書けば 面映い で、好きな相手の顔がまぶしくて直視できないみたいなことらしい。今は死語かもしれない。

    ・奥手
     稲なんかで成長が早いのを早稲(わせ)、遅いのを 奥手 といったことかららしい。

    ・ちょっかい
     猫が片足でものを掻き寄せるような動作をすることかららしい。

    ・ないしょ話
     仏教用語の 内証 (ないしょう:真理を悟る)というのから来ているらしい。そんなたいそうな出だったとは。

    ・絶倫
     技術や力量が人並みはずれてすぐれている というのが本来の意味だそうで、あちらが強いとか子供がたくさんいる、とかの意味は無かったらしい。

    ・奥床しい
     ゆかし は 行かし で 知りたいという意味、その奥にあるものに心ひかれて、もっと先が知りたい みたいなことらしい。
     すると好奇心旺盛みたいな印象で奥ゆかしくは感じないけど。

    ・派手
     三味線は本来撥で弾くが、手で爪弾く演奏法もあって 細かくにぎやかなものを特に従来の演奏法を破った、破手だ、と言ったことかららしい。それがいつしか品のないけばけばしさを指すように転じたという。

    ・フリの客
     フリーの客という意味ではないらしい。フラリと風のように入ってきた一見の客、ということで一見の客、風(フリ)の客という語源らしい。

    ・カマトト
     カマゴコはトト(魚)で出来ているのを知らないというような、わかりきっているはずのことを知らないふりをして聞く女性からきた言葉だとか。

    ・お袋 
     諸説あるらしく金銭を袋から出し入れするからとか子供は胎内ではエナという一種の袋に包まれているからとか子供をフトコロに抱くからとか。どれもそれらしいような違うような。

    ・ちょうだい
     漢字では頂戴で、両手で受けて頭のてっぺんに載せること。うやうやしい所作だが今どきそんなことをする人はいない。昔の映画では給料袋を両手で受け取って額に袋をつけるような動作を見た記憶はある。

    ・巷
     チマタとは道がいくつかに分かれる分岐点で、街中の賑やかな場所である世間を表わす言葉になったらしい。修行する人にとっては 夜の巷 や 巷の灯り は妨げになるみたいな。

    ・ままならぬ
     母親になれないとか、小さなスナックのママにさえなれないとかいうことではなくて、随(マニマ)に、つまり随意にふるまえない、思い通りにならなくて物事のなりゆきにまかせるしかできない、みたいな意味らしい。

    ・市松模様
     黒い四角と白い四角が交互に並んだ模様のことで、江戸中期の歌舞伎スター・佐野川市松という人がこの柄の衣装を着て評判をとったことかららしい。

    ・取沙汰
     沙汰は たより とか 評判 というような意味で使われるがもともとは米や砂金に混じった砂を取り除くような意味で使われたそうでこれが物事を処理するみたいになって、さらに噂する、みたいな意味になったらしい。

    ・ハイカラ
     明治になって洋行する人が多くなり、帰国するとあちら風にネクタイやハイカラーと呼ばれるタケの高い襟で闊歩するようになったので新聞記者がこうした風潮をハイカラと呼んだのが語源だと書いてある。
     一度死語になったけど はいからさんが通る で甦ったような。

    ・じゃじゃ馬
     誰でも頭に浮かぶのはシェイクスピアの「じゃじゃ馬馴らし」だけど原題には馬という意味はないらしく、口やかましい女のトレーニング みたいな感じらしい。あばれ馬、邪邪馬みたいなやかましい女性を馴らすというような意訳で、訳者のセンスが光ると誉めている。

    ・初夜
     本来は仏教で午後8時から9時頃に行う読経をいうらしい。だから一年中毎日初夜はあり、お坊さんによっては毎日初夜のおつとめをしている場合もあるとか。それがどうして新婚夫婦の行為を指すようになったのかは書いてない。

    ・年増
     江戸時代には結婚してお歯黒をした女性は年増と呼ばれ、未婚でも二十歳前後になると年増、アラサーになると中年増、もっと歳をとると大年増と呼ばれたとか。二十歳過ぎるとオバサンというのは現代に江戸の息吹を伝える言葉なのかも。

    ・紅葉狩り
     日本人は本来農耕民族で狩猟民族では無いはずなのに「狩り」がつく言葉は多いという。あちらこちらと鑑賞して歩くことも狩りといい、紅葉狩りはその代表的な用法。あまり聞かないけど桜狩り、ホタル狩りなどという言葉もあるらしい。潮干狩りやキノコ狩りなんかもそんな系統に近いらしい。

    ・おしゃま
     もともとは江戸時代の流行歌からきている言葉で 猫じゃ猫じゃとおしゃますが(おっしゃいますが)~ みたいな歌詞から おしゃま=猫 みたいになって、それが猫みたいなませて生意気なふるまいをする女性 みたいになったらしい。語源を聞くとあまりほめ言葉ではないような。

    ・目白押し
     語源は鳥のメジロで、一本の枝に何羽も押し合いへしあいしながら並ぶ修正があることから先を争って並ぶようなさまをこう呼ぶようになったという。とりぱんなんか読むとメジロはあまり集団で来ない感じでエナガ押しとかオナガ押しとかムクドリ押しの方が実体に合っているような。

    ・お転婆
     輸送手段が馬だったころに伝馬という郵政関係みたいな馬がいて、多少荒れ気性でも若くて元気な馬がこれに使われたという。これが転じて 若くて元気はつらつで多少はねっ返りの娘をお転婆と呼ぶようになったとか。婆という字が入っているのは何かあてつけなのか。

    ・一笑
     一笑に付す とはバカにして相手にならない、わらいぐさにして問題にしないという笑いに満たないものみたい。

    ・糊口をしのぐ
     糊はおかゆのことで、おかゆをすするような生活をがまんして過ごす みたいな意味になるとのこと。
     
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