「黒後家蜘蛛の会(A・アシモフ著)」Ⅰ-4 行け、小さき書物よ
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「黒後家蜘蛛の会(A・アシモフ著)」Ⅰ-4 行け、小さき書物よ

2020-02-13 19:00




    ・行け、小さき書物よ Go, Little Book!

    (メンバー)
    ジェフリー・アヴァロン・・・特許弁護士。長身。口髭。顎鬚。酒は一杯半。痩せた男。
                  常に重々しい態度。元陸軍将校。
    トーマス・トランブル ・・・暗号専門家。遅刻常習犯。政府関係者。怒りっぽい。
    イマニュエル・ルービン・・・(ホスト)作家。顎鬚。肝臓のパテが嫌い。おしゃべり。
                  奥さんの牛の置物コレクションに悩む。

    ジェイムズ・ドレイク ・・・有機化学者。四角い顔。口髭。いつも一番乗り。
                  ニュージャージー在住。ベリー大大学院出身。
    マリオ・ゴンザロ   ・・・画家。毎回ゲストの似顔絵を描く。
    ロジャー・ホルステッド・・・数学者。高等学校の数学教師。
                  リメリック(諧謔五行詩)に凝っている

    ヘンリー       ・・・給仕
    (ゲスト)
    ロナルド・クライン  ・・・編集者

     ゲストのクライン氏が、マッチ・ブックの収集家に会ったと言ったことから尋問抜きでその話になる。トランブルはこの話に興味を示し、他のメンバーが口を挟んで脱線しそうになるたびに怒鳴りつける。
     どうもクライン氏が会った男はトランブルも知っているらしく、家にコレクションを見に行ったこともあるという。財産があって何も仕事をせず、マッチブックのコレクションのために生きているような人物らしい。
     トランブルは政府の情報機関みたいなところで働いていて、この収集家 フレデリック・オティウェルは一種のスパイで、彼のところから情報が洩れているという。だが手口がわからないので逮捕もできず、彼はいらだっている。マッチブックを使っているに違いないとはにらんでいるのだが。
     フレドリック氏は収集家の常として、多くの同好の士とマッチブックの交換をやっている。そのたびに封筒を開けて中を調べたりもしているが手口の見当がつかないという。
     アヴァロンはマッチブックは陽動に過ぎないのでは、と見解を述べるがトランブルは絶対マッチブックだという。職業的な勘も働いてのことらしい。
     いくら話しても手口はわからず、アヴァロンがそろそろヘンリーに聞こうか、と言い出す。

     ヘンリーはクラインにある質問をし、その答えを聞いて、それならマッチブックは2の30乗の情報を送れることを示唆する。
     今は知らない人がいるかもなので蛇足ながら付け加えると、この作品でマッチブックと呼んでいるのはこんな感じの


    (画像出典:日東社HP http://www.nitto-sha.co.jp/match/

     ブック型マッチとか紙マッチとか呼ばれているもの。アシモフの小説ではマッチが30本のものが標準みたいに書いてある。タイトルが書物となっているので豆本みたいに思うかもだけど、これは作中に出てくる、ロバート・サウジーという人の詩からとったらしい。

     喫茶店とか食堂とかに店の宣伝文などを入れたものが置いてあってサービスでくれたものだけど、今はタバコの方も受難だしあまり残っていないのかもしれない。
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