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「地底にうごめく(桑田次郎著)」
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「地底にうごめく(桑田次郎著)」

2020-10-18 19:00
    ・漫画図書館Zで読める「マラコット深海」に収録されている作品。

    https://ch.nicovideo.jp/metabou/blomaga/ar1951513

    ・魔境と呼ばれるようなアマゾンのジャングル探検に来た兄弟。兄は成人だが弟はまだ中学生くらいの印象。植物学者だった彼らの父は、友人が発見したという「知能のある生物」を調査にこのジャングルに入り、十年前に行方不明になったという。兄弟はその父親を捜しに来たらしい。

     知能ある植物の発見者はその直後に熱病で死亡し、父がどのあたりで行方不明になったのかははっきりとはわからない。
     地元民を荷物運びやキャンプの設営のために雇っているが、彼らがこれ以上先に行くと悪いことが起きる、と怯え出す。まとめ役に給料を三倍にするからと説き伏せるように命令するが、彼は殺されて地元民は皆逃げ出してしまう。

     残された兄弟二人で強行軍を続けるが、弟はちょっとバテ気味の様子。やがて霧が濃い地域に出る。これは父の残した手紙通りらしい。お互いが見えないほどの霧の中、はぐれないよう手をつないだ二人は深い穴の中に落ちてしまう。
     弟は背が立つ程度の水の中に落ち、幸い怪我はない様子だが兄の気配は無い。周囲は暗闇のはずだが自分の身体はぼんやりと光って見える。発光する微生物がいるらしい。
     周囲にはやはり発光する巨大なキノコのような植物。向こうから光る人間のようなものが近付いてくる。人間のようだが尻尾があり、手には槍のようなものを持っている。弟には気付かない様子で通り過ぎる。
     そこに兄がやってきて、弟をこっちだ、と案内する。そこには遺品から判断して父のものらしい白骨がある。

     兄はおそらく父はあの有尾人に殺されたのだろう、あれは太古の人間の生きのこりだろうと推理する。そこに女の子の有尾人が現れて、こちらと仲良くなりたいような仕草を見せる。
     何かプレゼントをあげようと弟がそばの小さなキノコを採ろうとすると、女の子は突然弟に襲い掛かる。兄はとっさに彼女を射殺してしまう。
     すると大勢の有尾人が現れて、兄弟には見向きもせずに女の子の死体を争って食い荒らす。

     そこに恐竜のようなものが現れて有尾人たちを蹴散らしてしまう。兄弟は長居は無用と出口を探しに行く。空腹を覚えた弟がさっきのキノコを採ると、有尾人たちがいっせいに襲い掛かってくる。兄は何かを感じ取ったようで、進というらしい弟に指図して周囲のキノコに火をつけるよう指示する。

     キノコはライターで火をつけると簡単に燃え上がる。すると有尾人たちも苦しみ始める。キノコが燃えて周囲が明るくなると上に上がれそうな場所が見え、二人はそこから脱出する。

     兄はおそらくあのキノコが知能の低い有尾人の脳を操っていたのだろう、ただあの女の子だけは違って、本当に仲良くなろうとしたのかもしれない。弟には襲い掛かったのではなく、キノコを採るのをやめさせようとしたのではないか、と考えを述べる。

     二人はもう一度ここに戻って来てあのキノコのような植物を研究しようと誓う。
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