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日本文法について考える③文の成分と文の要素
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日本文法について考える③文の成分と文の要素

2021-05-04 19:00
    ・日本語で文をあるまとまりでばらしていくと、最終的には単語になるんだけどその前に一段階「文の成分」と言われているものがある。単語が原子なら文の成分は分子みたいなものか。ではその文の成分にはどんなものがあるのか。

     主語 述語 修飾語 接続語 独立語 の五つですよ、と手持ちの本には書いてある。
    これも学者さんによっては諸説あって「文の成分」という呼び方も違ったりするらしい。
    修飾語を連体修飾語と連用修飾語に分ける人もいれば日本語にも補語という分類があると言っている人もいるみたい。
     とりあえず5つだということにして話をすすめる。

     おや、雨が降りそうだ。それでは、早く帰ろう。
     という文があれば
     
     おや が独立語で
     雨が が主語で
     降りそうだ が述語。

     それでは が接続語で
     早く   が修飾語で
     帰ろう  が述語。

     主語は 「誰が」「何が」に当たる文節とある。文節だから単語とは限らない。
         上の例では「雨」ではなく「雨が」が主語になる。

     述語は 主語が「どうする」「どんなだ」「何だ」「いる・ある」「ない」に当たる文節。
         「雨だ」に対する述語は「降りそうだ」になる。

     修飾語は 「どのように」「どのくらい」「いつ」「どこで」「誰と」「何を」など
          他の文節を詳しく説明する文節。
          「早く」が「帰ろう」を説明している。こういう関係を難しく言うと修飾する
          ということになっているので修飾語ということになる。

     接続語は 文と文もしくは文節と文節をつなぐ文節。
         「それでは」が接続語にあたる。

     独立語は 他の文節と関係ない独立した文節。
         「おや」が独立語に当たる。

     と、教科書の説明はここで終わる。

     単語の「語」と主語とか述語とかの「語」が呼応する気がして、主語とか述語とかに単語が対応するような気がしてしまうけど、対応するのはあくまでも文節である。
     それなら主語ではなくて主節、述語じゃなくて述節、みたいな用語にしておいてくれればもっとわかりやすくて勘違いしないのに、と思わないでもないけどこういうものは歴史ができてしまうとおいそれと変えられないし、私みたいに思う人は少数派なんだろう。

     でも子供には疑問が残る。文の成分の例を上げるのであればこれで十分なんだけど、文の構造を説明したものと考えた子供はこう思う。

     「帰ろう」という術語の主語はどこに出て来るのですか?無くてもいいんですか?
    主語と述語はペアじゃないんですか?と。

     そこではじめてわかりきっている主語は省略していいんだという説明をするのだろう。
    でもこの主語の省略がやたらと多いことはは日本語の特徴で、これが当たり前だと思っていると外国の人とちょっとずれが生じることもあるみたい。翻訳に苦労する場合も出る様子。

     日本語は「場」を共有することで成り立っている言語で、その前提のもとでは
    「私」「あなた」といった主語を基本的に必要としないのだとか。
    日本語はなぜ、主語を省略するのか。|日本語教師・コトハジメ|note
     つまり基本的に主語はいらなくて、あった方がいい場合にだけ主語が出て来る。

     一方で英語は命令形とか一定のルールのもとで主語を省略する場合もあるけど、それは例外で何も条件がなければ基本的に主語は省略しないらしい。
    英語の主語はいつ省略できる?5つのパターンと3つの制約についてまとめました。 | 英語を習得して賢く生きていく、 通訳者アキトの0→1英語塾 (kamiya1.com)

     主語はある、という前提で基本文型が組まれている。
     日本語の方はそうしたがっちりスッキリした基本文型が無いように感じられる。そこが学びにくさにつながるのかも。

     ある前提のもとに主語は基本省略、オプションで追加という日本語と
     主語は基本的にあって、ある条件の場合には省略可、という英語の感覚の違いがある。

     では英語の基本5文型の要素は何かというとおぼろげに覚えている
    1 S+V
    2 S+V+C
    3 S+V+O
    4 S+V+O+O
    5 S+V+O+C

     というのが頭にあるから(私は第2文型と第3文型では先にCが出て来るのに第4文型と第5文型ではOOが先に出て来るのがちょっとイヤだけどわかってもらえない)

    S 主語
    V 動詞
    O 目的語
    C 補語

     が英語の場合の日本語の成分に該当するものなのだろうと考える。SVOCを「文の要素」と
    呼んだりもするらしい。でも実は英語の文の要素にあたるものはSVOCだけではない。そこは学校の授業ではわからなかった。Mとでもいうべきものがあるらしい。
     英語の基本文型では主語は出て来るけど述語というものは無い。主語からはじまるのにごまかされてどちらも似たようなものの気がしていたけど、日本語の成分とは根本的に違うものみたいだと今頃気付いている。

     日本語では文の成分それぞれに対して、この成分に入れる品詞はナニナニ、と決まっている。英語の方もSになれるのは何、Vは、Oは、Cは、みたいに決まっている。

     日本語の場合についておおざっぱに図示してみる。


     おおざっぱなのでいろいろ不都合はあると思うけど。助詞や助動詞の~にはつくけど~にはつかない、みたいなことをよくわかりきっていないのでとりあえずこんなところで。
     
     一方英語の方はわざわざ自分で描かないで、参考書の図を引用させていただく。
    私なんぞが書くよりとてもわかりやすい図なので。
     SVOCだけではなく、Mというそれ以外の分類先がある。
     図に出てこない助動詞、前置詞、接続詞、冠詞、間投詞はMに入るのかな?
     日本語の感覚だと形容詞は修飾語という意識が強いけどCにもMにも入るのか?

    この本いい本だと思う。

     英語だとSVOC+Mに品詞がまるごとそのままスッポリ入るけど、日本語の場合だと助詞と助動詞は単独では存在できない寄生虫のようなコバンザメのような性質を持っているので何かしら他の品詞にくっついてから分類箱に入ることになる。英語は単語にばらせばそのまま文の要素箱に入れられるけど、この場合の日本語の分解単位は単語では無くて文節なので。

     単語まで分解して助詞とか助動詞を別の袋に入れてしまうと日本語の意味や相互関係は通じなくなってしまう。ここは上手く言えないけど英語とすごく違う、日本語の日本語たるところなんだろう。

     という日本語の文構造の特徴を英語のそれと比較してなんとなくわかったところで品詞それぞれについて考えてみたい。
          
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