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日本文法について考える④-2名詞(数の感覚)
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日本文法について考える④-2名詞(数の感覚)

2021-05-06 19:00

    ・英語は日本人である私からするとすごく数にこだわりすぎじゃない?

    と感じるところがあって、

     This is a pen
     を習った時に a を 「ひとつの」だけど訳には書かない、みたいな説明をされたような気がする。
     This is pen でいいじゃないかと思ったりする。
     a が「ひとつの」という意味を持っていて、penには複数形のpensというのがあって、pen
    だったら複数じゃないんだから a とpen(単数形)で前後から挟んで二重に1本だと言ってるところがなんとなく数にこだわらないというかそこにペンが1本あっても5本あってもまず
    「ペンがある」と言って、何本あるかはその情報が必要になった時に言えばいいや、という私の感覚とは違うなあと思う。

     日本語ではそれは何ですか?という「牛」とか「ペン」みたいな最低限の情報しか入っていなくて詳しくは必要に応じてみたいなのだけど、外国ではそれが雌雄どっちで雄なら去勢の有無を気にしてどの程度の成長段階で、肉を取るのか乳をとるのか働かせるのか、なんて情報を一挙に得ないと呼び名も決められないのは大変だと思うし、動物園に牛がいたら役割は何になるんだろう、ふさわしい呼び名は何になるんだろうみたいに思ってしまう。
     機械翻訳で「牛がいます」を変換すると「There is a cow」と出てきたりするけど。
    でも日本人なら牛を1頭見ても牛の群れを見ても、それが雄牛でも雌牛でも「牛がいます」と言うだろうから、もしかしたら認識のズレが生じているのかもしれない。

     さっきbeefには牛肉だけではなくて肉牛という意味もあると書いたけど、
     a beef や two beefs だと生きている肉牛で、beefだと加工された牛肉という意味になるらしい。
     chickenやorange、peachやpineappleにも似たようなことがあって、aやsを取ると「加工された状態」を示すようになるんですって。

     英語は数にこだわっているというよりも、そのモノは数えられるか数えられないか、という感覚を持っているそうで、ここが日本語とちょっと違う。
     数えられるものには単数形と複数形があって、単数形なら冠詞aがついたり複数形なら最後にsをつけたりする。数えられないものにはそもそも複数形というものがない。
     可算名詞count nounと不加算名詞uncountable nounと言うらしい。
     
     犬とかリンゴとかペンなんかが可算名詞というのはまあわかる。
    こういうのは普通名詞common nounと言うらしい。人や動物、固体として一定の形というか境界があるものみたいな。

     数えられない抽象的なもの、loveとかhope、beautyとかhappinessなんかが不可算名詞なのもなんとなくわかる。これらは抽象名詞abstract nounだという。

     日本語的には用語が対応していないのが気になる。普通名詞と対応させるなら特殊名詞とかっがいいような気がするし。あるいは具象名詞と抽象名詞の方がわかりいい気もする。
     「普通」だとイメージがわかないけど「具象」だと直接見たり触れたりできる物や人ということで定義も覚えやすいように思う。
     なんというか、学問の用語は頭がいい人が決めているので頭がそうでもない一般人には誤解しやすい、混乱しやすい名前が多い気がする。主語だって主節とかの方がいいんじゃないかなあ。文節と対応するのであって単語と対応するのではないのだから。

     でも英単語には普通名詞と抽象名詞だけではなく日本語の感覚だと戸惑うものもいろいろあるみたい。ここが中高生の時の私はよくわかってなかった。

     人とかの集まりをある範囲で区切ったようなものは普通名詞として扱うとちょっと性質が違って不都合があるので別扱いにして、集合名詞とか呼ぶ。具象ではないけど抽象ともいいにくい。

     例えばfamilyだと意味によって単数形で扱ったり複数形で扱ったりして、a family や my family みたいに単数形になる場合もあれば five families みたいに複数形になることもある。
     アダムスのお化け一家だと The Addams Family で単数形。
     シルバニアファミリーだと Sylvanian Families で複数形。
    シルバニアファミリー公式サイト (sylvanianfamilies.com)

     日本語でひと家族、ふた家族みたいに数える感覚の時は可算名詞っぽいけど、
    私の家族は(みんな)ナントカだ(元気だ とか 病気だ)、とかいうような時は
     My family are well (とかill)
     みたいに形は単数だけど実は家族一人一人を言っているので複数扱いで、
    is じゃなくて are になる。
     私の家族は名門だ とか 貧乏だ みたいに家族全体をいう時は
     My family is a noble family
     My family is poor
     と is になる。単純ではない。
     classとかnationとかもそれぞれ似たようなことがある様子。
     単語それぞれに使い方のクセみたいのがあるみたい。

     また、集合体として単数形を複数の集まりという意味で使うタイプもある。
     police とか peopleとか。
    牛の時に出てきたcattleもこうした集合名詞の仲間らしい。意味合いとしては構成員一人一人を言っていても複数形にならないというか無い。
     The police investigate it だと警察官が集まったひとつの集合体みたいな意味で、
    ポリスは複数形にならないし(そもそも複数形が無い)単数形だけど三単現のsはつかない。
    どうしても人数を表現したければ a policeman とか Two police officers になるとか。

     two people many people なんて言い方も辞書に書いてある。
    人々という意味では複数形にならない。
    でも国民とか民族とかいう意味だと普通名詞扱いで複数形も使う。
    Q14: peoplesとは何のことですか? people(人々)はすでに複数なのに、なぜpeoplesとさらに複数形になっているのですか? - ジャパンタイムズ出版 BOOKCLUB (japantimes.co.jp)
     
     fruit もそうらしい。果物全体という意味だとfruitで単数形だけど is を使う。
    Fruit is good for our health.
     みたいになる。日本語の感覚でフルーツと思っちゃうと違うらしい。fruitsはどちらかというと例外的に、このジュースには5種類の果物(リンゴとバナナとピーチとオレンジとストロベリー)が入っていますよみたいな場合に使うらしい。
    fruit (【名詞】果物 ) の意味・使い方・読み方|DMM英会話Words

     今のは意味合いが異なるけど一応単数形と複数形がある集合名詞。というか複数形にする時は普通名詞扱いになっているらしい。

     一方でガンとして単数形しか持たない集合名詞もあるらしい。
     funiture とか baggage とか jewelry はそれぞれ呼び名は同じだけど用途、デザインや大きさ、材質は異なるものの集合体としての名称なので複数形にはならない。
     ニトリのfunitureとイケアのfunitureと大塚家具のfunitureを合わせて
    スリー ファニチャーズと言ったりはしないらしい。辞書を引いてもファニチャーズなんて複数形は無い。思うにある店の家具の集合体と、数店合わせての集合体に本質的な違いがないからかな。そのへんpeopleやnationとはちょっと違う。均一ではないものの集合体や、現実には数えられないものはこういうグループになるらしい。

     具象じゃないけど、始めと終わりがあるものは形があると判断して可算名詞グループに入れる場合もあるみたい。
     a life(人生) とか a break(休憩) とか。
     こういうグループには特にナントカ名詞みたいな呼び方は無いみたい。

     今までのは抽象名詞以外は可算名詞の方だけど不可算名詞にも日本語の感覚だと納得しがたいものがある。
     水とかパンとか鉄とか砂糖とか肉とかチーズとか紙とかコーヒーとかチョークとか木材とかが数えられない不可算名詞グループに入っていて、しかも中心メンバーになっている。

     日本語の感覚だとパンにしても木材にしても鉄にしても、出来上がった製品とか販売されて目の前に出て来る状態を考えてしまうので、水やコーヒーは瓶や缶、コップなりカップなりに入っている状態を考えてしまう。でも英語の感覚だとそうではなくて、その中身の均一な素材の方を考えるらしい。一様な素材が比較的均質にカタマリとなって空中みたいなところに浮かんでいて、そこから切ったりちぎったりして必要なら入れ物に入れて目の前に持って来る、なのでその切った状態や入れ物としては数えるけど、素材は数えられない、みたいな発想をするらしい。こういうのを物質名詞というとか。
     これは日本人には大いに戸惑うところ。一つ一つ覚えようとするときりがない。

     さっきやった抽象名詞にもloveやhopeみたいなはっきり形が無いよね、というものに混じってmoneyとかinformationとかnewsなんかがある。こういうのは目に見えたりさわったりもできるんだけど、英語のイメージはお金という形では無くてお金が持つ価値とか、informationやnewsだとそれが載ってる新聞雑誌やテレビではなくて活字や写真のもとになるデータや電波みたいな方に焦点があたるみたいな。
     一方でどう考えても目に見えない触れない概念で抽象名詞なのに数えられちゃうものとして可算名詞扱いできるものもあって、experienceとかhopeとかdreamなんかは
    あの時のあの経験、あのときのあの希望、あの夢、なんてふうに具体的に特定できて、それがいくつもあれば数えられちゃうことになるみたい。

     あとは固有名詞も実際には一つとか考えてもいいかもだけど不可算名詞グループに入れて、大文字ではじめるというルールがあるとのこと。

     と、普通名詞とか抽象名詞とか集合名詞みたいな呼び名をつけて分類してきたけど、
    ナニナニは普通名詞だから・・・コレコレは抽象名詞だから・・・みたいに分類して覚えてもあまり意味は無いような気がする。だいたい辞書に名詞であることは書いてあるけど
     普通名詞、抽象名詞、みたいなことまではふつう書いてない。ただ、集合的な用法があるかは書いてあるし、詳しい辞書だと可算名詞か不可算名詞かは書いてある。もっと詳しい辞書だと抽象名詞である、とかも書いてあるかもだけど、私の手元のだと

    な感じで n. としか書いてない。 n はnoun(名詞)の略語だけど、ちゃんと教わったことは無い。つまり辞書では名詞であることしかわからない。
     脱線するけど —vt.というのはtransitiv verb で他動詞。こうした辞書を読み解くのに必要な品詞名やpast(過去形)、plural(複数形)みたいな単語って中学生段階で何で教えないんだろう。最重要単語レベルで教えていいと思うんだけど。
     ちなみに vt(-nn-)書く とあるから pen という単語には「書く」という意味もあるわけだけど、認識してなかったなあ。ネイティブはwriteとpenにどんなイメージを持って使い分けているんだろう。(-nn-)は過去形のedがつく時にはpennedみたいに最後のnが重なりますよ、という注意書き。
     pen1 となっているのでpen2という違う意味も辞書に載っていいる。そちらは家畜の檻とか囲いみたいな意味があって、playpenだとベビーサークルのことだとか。 動詞として閉じ込めるみたいな意味もあるらしい。今辞書引いてはじめてわかった。

     というわけで名詞を考える時は、日本語だと普通名詞と固有名詞という言葉があって、これが対比されるようなイメージ。一般人と有名人みたいななんだけれど、辞書をひくと抽象名詞や集合名詞も載っているけど、日本語の場合はあまり重視されてなくて、どの名詞であれ可算、不可算の概念は無い。物質名詞などは日本語には無い外国語の概念みたいに書いてある。

     なので用語にこだわってこれは普通名詞だから可算名詞、これは抽象名詞だから不可算名詞みたいに考えるよりは(だいたい抽象名詞や集合名詞は可算にも不可算にもなる例が多いようで、どっちとか断言できない)あちらの可算不可算の感覚を理解するように仕向けた方がいいんだろうな。私には全くそういう感覚が無かったわ。

    可算・不可算名詞は、暗記よりも「ネイティブ感覚」を養おう! | ブライチャーブログ (brighture.jp)
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