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「為朝二十八騎(佐野絵里子著)」7話~9話
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「為朝二十八騎(佐野絵里子著)」7話~9話

2021-06-22 19:00


    第7話 逆賊・為朝を討て
     為朝は突然襲ってきた相手を倒しただけだが、このことが肥後の豪族を殺したとして罪に問われ、大宰府に呼び出される。濡れ衣を晴らすつもりで家季に後をまかせ、左仲二や喜平次など郎党を連れて筑後の館を出発した為朝は、自分が罪人と決めつけられて申し開きもできない雰囲気であることに気付く。細かなことをねちねちと聞かれ、為朝としては何の悪意も無く軽い気持ちで行ったことがいちいち謀反の証拠みたいに言われてしまう。
     その席には平元盛、平武盛もいて、武盛はたびたび為朝を挑発する。ついに切れた為朝は大宰府の役人でもある武盛を殴ってしまい、逆賊として追われる身に。
     左仲二や喜平次の助けで逃げ出すが、筑後に戻れば館は焼け落ち、ここを守ると言っていた家季も生死不明。一行は山中に身を隠す。

    第8話 月下の誓い
     山の中に潜む為朝、左仲二、喜平次だが為朝は家季をはじめとした郎党の行方を一刻も早く突き止めようと手当たり次第に武家屋敷を襲うなどと言い出す。
     為朝には武勇抜群ながらこらえ性が無く、戦えば夢中になって敵ばかりか味方の陣まで壊してしまったり、兄の命令も無視したりと暴走する性質がある。自分でもわかっているのだが止められない。
     だが家来ではなく友として為朝と行動を共にすることになった左仲二や喜平次にはそんな為朝を諫め、励ますことができる。三人は力を合わせての再起を誓う。

    ・第9話 狩られる獣たち
     大宰府から為朝が追われて百日余り。筑後、肥後、豊後・・・と九国のそこここで為朝が暴れ、食料を奪ったり地元の軍勢と争ったりという便りが届く。
     大宰府の威光あっても為朝を抑えることができない・・・というわけではなく、これには平武盛の思惑がある。彼は為朝が暴れているからこれを抑えるためという名目で平氏にまつろわぬ豪族の領地に大宰府の軍を送り込んで検分し、隠し田や朝廷に無届の産業などを調べ上げ、これを黙っていて欲しければ、と恫喝しながら支配下に置いていく。
     だが元盛はこの伯父のやり方が気に入らない。こんなことをしていて為朝を本当に倒せるのか、と疑心暗鬼になっている。

     一方で平武盛のこうしたやり方を見抜き、反発を覚える勢力もある。石動一族もそんなひとつで、お館と呼ばれる指導者はどちらかというと為朝に恩義もあって味方したい気持ちがある。実は落ち延びた家季を保護しているのも彼である。家季はこの恩返しにと、為朝に連絡もせずに今は石動一族の軍師のような役割をしている様子。
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