英単語「take」と「give」
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英単語「take」と「give」

2015-04-15 21:06
    ・take というのは確か中学校で習った、最も基本的な単語の一つなんだけど、私にとってはなにかえたいのしれない、苦手な単語だ。
     記憶では最初に「take a bath(風呂に入る)」というのが出てきて、次に「I take a dog to the walk(犬を散歩に連れて行く)」というのがあって、スターウォーズ第1作の冒頭ナレーションには「""A long time ago in a galaxy far far away a great adventure took place."(遠い遠い昔、はるか銀河系で、大冒険が繰り広げられた)」というのもあった。

     それぞれ take に該当する部分を取り出すと 「入る」「連れて行く」「繰り広げる」みたいになって、共通点が見い出せない。こうしたものは一種の決まり文句として一つ一つ覚えるしかないのか、と一応不満ながら納得して(風呂に入るはtake なのに何故 トイレに入るはgo to the restroom なんだろうと疑問に思いつつ・・・ほとんど日本語になっている「テイクアウト」や「テイクオフ」も「持ち帰り」とか「離陸」以外にもたくさん意味があるみたい。)、じゃあtake単独のときはどう訳すのかと思って辞書を引くと、なんだかたくさん意味がありすぎて、この言葉の本質的な意味がつかめない。
     
     http://ejje.weblio.jp/content/take

     「(手で)取る」から始まって、「掴む」「抱く」「捕らえる」「占領する」「稼ぐ」「買う」「予約する」「食べる」「飲む」「吸い込む」「採用する」「利用する」「習う」「得る」「引用する」「襲う」「携帯する」「持っていく」「連れて行く」「耐える」・・・

     何でもいいんじゃないか、とさえ思う。強いて言えば 日本語の「とる」に様々な漢字を当てはめた場合に似ている気もするが、それだけでは連想できない意味にも多数使われているように思う。

     「ギブ&テイク」という言葉もほとんど日本語になっているが、ギブの方は「ギブミーチョコレート」に代表される意味であまり違和感を感じないのだが、テイクは必ずしもギブの反対語、というだけではないような。

     中学生で最初に習った頃からずーっとモヤモヤしていたのだが、最近ちょっとだけそれが解消した。

     私はどうしても英語と日本語の単語が一対一で対応しているように考えてしまう癖があり、名詞ならそれでもまあ大間違いではないんだろうけど(たとえば水=waterではないのだが、まあ何とか)、動詞や形容詞になるとそうもいかない場合が出てくるようで、前置詞になるとわけがわからない。単語自身がtakeのようにたくさんの意味を持ったり、熟語や決まり文句などでさらに複雑多様な意味になるものを、ケースバイケースで全部覚えなければいけないのか、と思って高校時代は英語が得意ではなかった。もちろん今も得意ではない。現在進行形で得意ではない。
     
     でもこの前40年ぶりに基礎英語を聞いてみて、「転校生」が「a new boy in our class」となっているのを知って、日本人が「転校生」から連想するものと、米英人が「a new boy in our class」から連想するもののイメージが(部分的に)重なっているんだな、英単語は日本語の単語と一対一で対応するような意味を複雑に多く持っているのではなくて、単純な意味を持っているのを状況に応じて互いのイメージが重なるようにあいまいに対応させているのだな、と考えるようになった。

     上記は全て自分で思いついたわけではなくて、昔「キーワードで英会話」というNHK番組をちらっと見たことがあって、その中で 単語のコアイメージ(基本的な意味)という概念を説明していたのが記憶にあって、単行本が出ていたので買ったけど全然読んでなかったのを今はじめて読んで そんな事が書いてあったので引用したものです。



     その中で「take」は真っ先に出てきていて、この言葉が持つ本質的な意味(著者はコア と名付けている)は「取る」ではなくて「何かを自分のところに取り込む」だそうだ。

     上記で辞書に列記されていた「掴む」「抱く」「捕らえる」「占領する」「稼ぐ」「買う」「予約する」「食べる」「飲む」「吸い込む」「採用する」・・・みたいな意味も、「取る」だとピンとこないけど、「取り込む」だとなんとなくわかる気がする。
     「連れて行く」「散歩する」「3時間かかる」のような言葉も、取り込む→手を取る、取り込む→経験する、取り込む→要する 、と「取り込む」という言葉が日本語として置き換えられる別の言葉にすると、英語が持っている意味に近しくなる。
    つまり「取り込む」に多少無理があっても日本語として置き換えられる言葉は、英語にする時に「take」が使える(かもしれない)ということだ。
     ひたすらいろんな場合の意味を暗記するのではなく、本質的な意味だけ覚えて「単純な意味をあいまいにとらえて、うまく違う言葉の状況に当てはめる」という考え方は、わかりやすいし応用もききやすい気がする。そもそも辞書の内容を全て暗記できる人なんてめったにいないし、私は絶対ムリ。

     同様に「give」のコアはtakeと逆の「何かを自分のところから取り出す」だそうだ。ギブミーチョコレート だと主語が省略されていることもあり「貰う」みたいにも感じてしまうが、貰い手がいなくても give という言葉のコアは成立して「Cows give milk(牛がお乳を出す)」とか「The sun gives light(太陽が光を出す)」みたいな表現もあれば 取り出すものは必ずしも形のあるものとは限らず、キスや頭痛など、事態や状況や出来事も対象になるそうだ。

     文科系の専門教育をきちんと受けて、英語を専攻した人から見れば今頃何を言ってるんだこいつは、となると思うけど。まあお恥ずかしい限りですが、万一お若い方の参考にでもなれば。


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