雨水(うすい)
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雨水(うすい)

2016-02-19 06:00
    ・本日は(タイマー投稿だけど)雨水。二十四節気の雨水については昨年書いたので、今年は違うことを。
     今年は暖冬にわかに転じて寒波となり、東京も雪が積もったが、久しく自然に張った氷を見ない。子供の頃は東京でも冬は氷が張って、水たまりの氷を踏み破りつつ学校に行った記憶があるのだが(で、割れないとつるっといく)、今は道も舗装されて昔みたいな水たまりもあまり見ない気がする。よって氷も見ない。
     軒下に八百屋でもらってきた漬物桶を置いて、その中で金魚を飼っていたことがあるのだが、冬になると1センチくらいの氷が張ったりもした。それを外して、手に持って遊ぶ。地面に叩きつけて割ったりした。

     私の小学校は集団登校だったので、集合場所で全員が集まるのを寒い中待つわけだが、ちょっと離れたところでよく石油カンに火を起こして焚き火している人がいた。あの頃は、よく落ち葉や、紙くずなどは庭先で燃す人がいた。すると子供は所定の場所を離れて、焚き火のそばへ行く。だがなまじ火で暖まると、その後の学校への道が普段より寒く感じるのが常だった。当時の東京は寒かった。真冬でも半ズボンだったし。

     薄氷と書いて、「はくひょう」ではなく「うすらい」と読ませる場合があるそうだ。私の家にあった漬物桶の金魚鉢や手水鉢などの水面に、あるかなきかの薄い氷が張って、指を触れるとすぐ崩れてしまうような氷は、ハクヒョウではなくウスライらしい。
     厚い氷がだんだん融けて薄くなったのも言わないことはないが、どちらかというと最初から薄くしか張らなかった氷を指すみたい。歳時記を見ると春の季語だそうだ。
     確かにそう読んだ方が、それっぽい気がする。でも英訳するとどちらもThin iceみたいになって、日本人が感じる感覚の差はなかなか伝わらないんだろうな。

     雨水に薄氷、というのはなんとなく語呂があっているような。


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