• HAKUJU2020 ④雪中行軍

    2020-06-06 00:31








    小一時間待機し、いよいよ撮影再開。白い雪景色と枯れ木の中、日光で光る黄金の銃を見た時、ああ、ここまで準備した全てが遂に始まったのだと感じました。私はサブカメラ担当で風景ショット、森さんはメーキング撮影、バロさんが録音。その時、再び悲鳴が。「レコーダーがオシャカになった!」






    場所を移して違うシーンの撮影です。ガイドさんが事前にラッセルし作った雪道を行きます。西洋画のような風景に思わず感動。美しい風景にハイキング気分でヴィデオを回しているのはここまでで、この後ソリを引くのですが何度も荷物は落ち、膝まで雪にはまり、全く余裕が無くなっていきます。







    雪道をゼェゼェ言いながら、今度は傾斜をほぼ転ぶように下ります。もう濡れるとかそんなことを考える余裕はありません。一瞬、自分がなぜこんなところでこんな苦しんでいるんだろうと、撮影で来たことを忘れる瞬間があったくらいです。そうこうするうちに、あっという間に陽は暮れていきます。





    いよいよ筆者の出演シーン。人肉喰らいの役です。現場で渡されたのは本物のナイフ。「怪我しないようにやって」と言われ、カメラは回り、恐る恐るナイフを抜こうとするも、無い。なんと移動中に腰から落下。雪の中を皆で探すが全く見つからず、いよいよ陽も落ちてこの日はここまでとなりました。



    筆:スタジオケイヴ 渋谷

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  • HAKUJU2020 ③カメラがオシャカになった!

    2020-05-19 11:05








    初陣は摩周湖。車で可能な限り行き、その先はガイドさんの引率で一望できるポイントまで移動。しかし深く雪が積もっている為、スノーシューを配布されました。これは全く想定しておらず、スタッフ一同驚愕。寒いくらいの覚悟しかなかった為、歩行困難な中撮影できるのか、途端に不安が襲います。









    雪中行軍。慣れないスノーシューで少しずつ進むと、どんどん出発地点が遠く小さくなっていきます。やがて見えなくなった時、ふと、これから帰る労力も必要である事に気付き絶望しました。それに反比例して監督はウキウキで進みます。今度は監督がどんどん小さくなり、やがて見えなくなりました。











    長い雪道を抜けると、灰色の靄の向こうに突如壮大なカルデラが開ける。水墨画のような景色は、雲の流れとともに鮮やかに色づいていく。蒼々とした湖面が広大に開け、遠くの対岸の山肌まで手付かずの自然が続く事に思わず感動した。その時、監督が悲鳴する。「カメラがオシャカになった!」











    氷点下では電子機器が正常に作動しない事がある。事前調査済だが、あいにく動かなくなってしまった。仕方なく防寒用の布(写真では羽織っているオレンジの布)で機材一式を覆い、温めることに。その間スタッフとキャストは待機。しかしこれが中々復活せず、一同は早くも先行きの不安に包まれる。



    筆:スタジオケイヴ 渋谷

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  • HAKUJU2020 ②嵐の前の静けさ

    2020-05-15 01:24








    自主制作でありながら、無謀にも冬の北海道の大自然(-20℃)でオールロケを敢行した『白獣』。スタッフで参加したので、撮影の様子を写真と共にお送りします。
    遠い昔、遠くのどこかで起こっていた雪山での戦争の物語。











    「じゃあ容赦無く汚して」 宿に着いてまず最初の仕事は衣装作り。綺麗な状態の衣装をあの手この手で汚すところから始まりました。雪に擦り付けたり、スプレーで塗ったりするがイマイチ。果てはコーヒーをかけて燃やし、踏み付けました。また毛皮は一生分のヘアジェルをひたすら塗りつけました。











    衣装ができたら早速出発。気温は最低で-20℃、宿で衣装を着て行きます。スタッフもしっかり厚着。清水君は不思議と普段よりもしっくり来ると感じました。そもそもお日様が燦々と照っている中でも暗闇でシコシコスクリーン見てる人間が殆どの、アウトドアとは程遠い撮影クルーの運命やいかに。





    さて、出発です。宿周辺を抜けると、稀に住宅を見かけるくらいで、人は全く住んでおりません。それどころか道路の照明もなく、車のライトに反射するものがあるくらいです。ちなみに道東ロケのほとんどの運転は森さんがして下さいました。森さんは出演からスタッフと、本当に色々やって下さった。





    現場に向かう道中、窓の外は地の果てまで自然、自然、自然。田畑は首都圏でも見られますが、ここでは99%以上が手付かずの自然。圧倒的な自然の中で、人間の存在の小ささを思い知ります。主演の嶺さんも「西部劇みたい」とポツリ。しかし今思えば和気あいあいとしていたのはここまででした。


    筆:スタジオケイヴ 渋谷

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