閉じる
閉じる
×
初陣は摩周湖。車で可能な限り行き、その先はガイドさんの引率で一望できるポイントまで移動。しかし深く雪が積もっている為、スノーシューを配布されました。これは全く想定しておらず、スタッフ一同驚愕。寒いくらいの覚悟しかなかった為、歩行困難な中撮影できるのか、途端に不安が襲います。
雪中行軍。慣れないスノーシューで少しずつ進むと、どんどん出発地点が遠く小さくなっていきます。やがて見えなくなった時、ふと、これから帰る労力も必要である事に気付き絶望しました。それに反比例して監督はウキウキで進みます。今度は監督がどんどん小さくなり、やがて見えなくなりました。
長い雪道を抜けると、灰色の靄の向こうに突如壮大なカルデラが開ける。水墨画のような景色は、雲の流れとともに鮮やかに色づいていく。蒼々とした湖面が広大に開け、遠くの対岸の山肌まで手付かずの自然が続く事に思わず感動した。その時、監督が悲鳴する。「カメラがオシャカになった!」
氷点下では電子機器が正常に作動しない事がある。事前調査済だが、あいにく動かなくなってしまった。仕方なく防寒用の布(写真では羽織っているオレンジの布)で機材一式を覆い、温めることに。その間スタッフとキャストは待機。しかしこれが中々復活せず、一同は早くも先行きの不安に包まれる。
筆:スタジオケイヴ 渋谷
活動の詳細は、以下のコミュニティ内で共有しております。
広告