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【第6位】プロが選んだ名作SF映画BEST100!【スターウォーズ(新たなる希望)】
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【第6位】プロが選んだ名作SF映画BEST100!【スターウォーズ(新たなる希望)】

2014-10-31 16:23
    投稿が遅れました申し訳ありません。
    それでは第6位 スターウォーズ(新たなる希望)のご紹介です。
    よろしくお願いいたします。

    ランキングのソースはこちらhttp://www.timeout.com/london/film/the-100-best-sci-fi-movies-10-1?pageNumber=5

    【第6位】 スター・ウォーズ(エピソード4 新たなる希望)                         (1977)

              Star Wars Episode IV A New Hope




    監督 :ジョージ・ルーカス

    脚本: ジョージ・ルーカス

    製作総指揮 : ジョージ・ルーカス

    製作 : ゲイリー・カーツ
        リック・マッカラム (特別篇)

    音楽 : ジョン・ウィリアムズ

    出演: ルーク・スカイウォーカー:マーク・ハミル
        レイア・オーガナ:キャリー・フィッシャー
        ハン・ソロ:ハリソン・フォード
        チューバッカ:ピーター・メイヒュー
        ダース・ベイダー:デビッド・プラウズ(演)
                 ジェームズ・アール・ジョーンズ(声)
        オビ=ワン・“ベン”・ケノービ:アレック・ギネス
        C-3PO:アンソニー・ダニエルズ
        R2-D2:ケニー・ベイカー
        グランド・モフ・ウィルハフ・ターキン:ピーター・カッシング





     遠い昔、はるか彼方の銀河系で…
     伝説のジェダイの騎士が滅亡して以来、宇宙は邪悪な銀河帝国に支配されていた。
    反乱軍は激しい戦いの中、秘密基地から究極兵器「デス・スター」の設計図を盗み出す事に
    成功していた。
     しかし、その設計図を携えた反乱軍指導者レイア姫が帝国軍に捕まってしまう。レイア姫は敵の隙をついて同伴していたドロイドC-3P0とR2-D2にその設計図を託し脱出カプセルに乗せるのだった。
     二人のドロイドは辺境の惑星タトゥイーンに不時着する。砂漠の住民ジャワ族に捉えられた二人はルーク・スカイウォーカーという青年に引き取られることになった。
     そしてルークがR2-D2を修理している時、レイア姫のホログラフが現れる。彼女はオビ・
    ワン・ケノービという人物に助けを求めていた。ルークはよく似た名前の老人ベン・ケノービ
    なら何か知っているのではないかと考えた。
     ところがその晩R2-D2が逃げ出し、探しに行ったルークたちはサンド・ピープルに襲われてしまう。危機一髪のところで彼らを助けたのは、ベン・ケノービその人だった。
     彼はかつてオビ・ワンと名乗り、フォースという謎の力を操るジェダイの騎士であり、
    ルークの父親と共に戦ったと語る。そして帝国にはフォースの暗黒面に堕ち、寝返った
    ダース・ベイダーという男がいてルークの父親はその男に殺されたのだという。
     オビワンはルークに共に惑星オルデラーンに行こうと誘ったが、ルーク自身は乗り気ではなかった。ドロイドとベンを宇宙港モスアイズリーへ連れて行くことになったルークだったが道中、帝国軍に襲われたジャワの死体を発見する。慌てて家に戻ったルークだったが、時すでに遅く育ての親であるオーウェン夫妻は殺され家は焼き払われていた。
     すべてを失ったルークはオビワンと共に旅立ちジェダイの騎士になることを胸に誓ったのだった。



    「何もないところからものを創りだしていると思っているのは、人間の驕りだよ。生まれて
    から今までのどこかで耳にし、目にした何かが、知らず知らずに入り込んだ記憶が、何かの
    きっかけで呼び覚まされて動き出す。そうやって創造していくんだと思うよ」
     世界中の監督から尊敬される黒澤明監督のお言葉です。ジョージ・ルーカスの作り上げた
    スターウォーズも映画界の先達によってコツコツ築きあげられた技法、演出、そして物語が
    なければ生まれることはなかったでしょう。
     ジョージ・ルーカスがスターウォーズを作るきっかけとなったのは、以前にもお話した通り、「フラッシュ・ゴードン」の映画化権を取得できなかったことに始まります。
    フラッシュ・ゴードンとは1930年代アメリカの新聞に連載されていたコミックの名称で
    「バックロジャース」と並び人気のスペースオペラでした。連続活劇として映画化され、
    ジョージ・ルーカスはこの連続活劇が大好きでした。
     10分から20分程度の短い映画が週ごとに更新され、続きをみたければぜひまた劇場で!
    と観客を映画館にリピートさせるのが目的の、今でいうTVドラマのミニシリーズのようなものでした。そのため低予算でチープなものが多く、勧善懲悪の分かりやすい物語になっていて、
    映画のクライマックスは主人公が崖から落ちそうになってしがみつくところで次回につづく!というような(クリフハンガーと言います)お決まりの展開は特に子供や若者に好評でした。
     ジョージ・ルーカスはどうしてもこの連続活劇フラッシュゴードンを映画化したかったの
    ですが、結局夢はかなわずオリジナルの連続活劇”風”の映画をつくることにしました。
    「遠い昔、遥か彼方の銀河系で...」とはじまるスターウォーズのオープニングはこういった
    連続活劇へのオマージュでもあったのです。ルーカスが当初、9部構成、あるいは12部構成
    だと言ったのは連続活劇としてスターウォーズをイメージしていたからなのです。どうしても連続活劇映画が作りたかったルーカスは、自分の企画を各映画会社に売り込みます。
    が、まったく相手にされませんでした。いまどき(1970年代)SF映画なんて誰も見たがらないと思ったからです。当時SFは子供だましの低級な物という印象がありましたし、時代は
    アメリカンニューシネマとフィルムノワールそれにディザスターもので、難解でダークな刺激の強い物が売れると考えられていたのです。
     ほとんどの映画会社で門前払いされたスターウォーズの企画を面白いと思ったのは、たった一人だけでした。予算、スタジオ、ストーリーあらゆる面で首を縦に振らない20世紀FOXの
    重役を説得し、ルーカスのサポートを続けたアラン・ラッド・Jrだけが理解者でした。
     その後、資金を自分で調達しながらもシリーズ全てを20世紀FOXで作ったのはルーカスが
    アラン・ラッド・Jrに恩義を感じていたからです。ルーカスはこの強力な後ろ盾を得て、
    スターウォーズの制作に乗り出しました。物語は世界中の神話やファンタジーを参考に普遍的なものになりました。連続活劇はわかりやすさが命だからです。キャラクターにはルーカスの敬愛する黒澤明監督の名作「隠し砦の三悪人」から拝借し、肉付けしていきました。主人公は
    カリフォルニアの片田舎で厳格な父親の元、レーサーを目指していた若いころの自分の投影であり、チューバッカは彼の愛犬インディアナがモデルです。ハン・ソロはルーカスの青春「
    アメリカン・グラフィティ」に出てくるハリソン・フォードそのもの。レイア姫は「隠し砦の三悪人」の雪姫と自分自身がお姫様のような(父親は歌手、母親は女優でハリウッド育ちの)キャリー・フィッシャーが演じ、オビ・ワン・ケノービは、厳格なサムライ(黒澤映画の常連の三船敏郎)をイメージし、C3-P0とR2-D2は同じく「隠し砦の三悪人」の太平と又七のやりとりがモデルとなりました。




     撮影準備が進む中、ルーカスにとって最も重要な事柄は特撮でした。この映画のため
    ルーカスは特撮専門の会社を立ち上げます。その名を「インダストリアル・ライト・アンド・マジック社」通称ILM。この新進気鋭の会社にはルーカスの要望に応えるべく若き才能が
    集まってきます。ジョン・ダイクストラ(スパイダーマン)を筆頭に、リチャード・エドランド(ゴーストバスターズ)、デニス・ミューレン(ジュラシックパーク)、フィル・ティペット(スターシップトゥルーパーズ)、ジョー・ジョンストン(ジュマンジ)、などなど。
    CGI部門ができたときにはあのジョン・ラセター(トイストーリー)も在籍していました。
     この映画のために開発されたモーションコントロールカメラを始め最先端の技術が費やされました。連続活劇が好きだったルーカスとはいえチープさをまねる事だけはやりたくなかったのです。最新の技術でB級スペースオペラ映画を撮る事が目標だったのです。しかし、彼らの力をもってしても、ジョージ・ルーカスの要求する”絵”は残念ながら出来ませんでした。
    余りにも要求が高すぎて、技術だけでは克服できなかったのです。特にカンティ―ナの酒場のシーンは最悪でした。豚鼻や着ぐるみ丸出しのエイリアンに、でかいカマキリ。ルーカスは
    頭を抱えます。自分の理想とあまりにかけ離れた”絵”に彼は「いやな予感」がしたのでした。 撮影は困難の連続でした。チュニジアの撮影では猛暑がスタッフたちを苦しめ、R2D2は、とにかく転びまくりました。出来上がったラッシュ(未編集のフィルム)を見て、ルーカスは確信します。スターウォーズは失敗したと。完成後、評論家たちからも散々な批評を受けルーカスは落ち込みます。しかし、「スターウォーズ」の噂を聞きつけていたSFファンたちの反応は全く違ったものでした。予告編や試写会で彼らは度胆を抜かれていました。これは今までのSF映画とは違うと誰もが感じていたのです。
     そして1977年5月25日、最初たった32館で公開された映画に長蛇の列ができていました(最終的には757館まで拡大)。噂が噂を呼び、スターウォーズは一大ムーブメントとなり世界を席巻します。1100万ドルで作られた映画は7億7500万ドルを最終的に稼ぎだしました。”いやな予感”は喜ばしいことに外れ、スターウォーズはファンたちに愛される存在になりました。評論家たちも手のひらを返したように、映画に革命を起こしたと絶賛しました。 映画演出・技術だけでなく、ルーカスはもう一つ革命を起こしていました。
    それは現在マーチャンダイズ商法と言われるものでした。ルーカスはスターウォーズの制作が始まったとき、ギャラの一部として映画の売り上げの一部をもらう代わりに、映画の
    パブリシティ権を20世紀FOXからもらうことを提案しました。当時の映画ビジネスは
    チケットの売り上げとパンフレット、そして映画館内の飲食代がすべてでした。
    映画のグッズなど作ってもだれも買わないというのが常識だったので、20世紀FOXは喜んでこの提案を受け入れました。ルーカスはこの権利を持つことで自分のスターウォーズ世界を
    守れると踏んでいたのです。
     ところが、これはルーカスに思いもよらない幸運をもたらします。映画のヒットに伴って
    ケナー社が販売したフィギュアが爆発的に売れたのです。これに味を占めたケナー社は映画に登場するありとあらゆるキャラクターをフィギュア化して販売します。その中にはボバ・
    フェットの姿もありました。彼は当初名前すらなくただ台本にバウンティハンターと書かれるだけの脇役でしたが、ファンから大人気となり名前が付けられ、のちに物語に大きな役割を
    果たします。フィギュアだけでなく、ありとあらゆるスターウォーズグッズが世界中にあふれかえりました。その売り上げはスターウォーズ3部作の興行収入をはるかに超えるものとなったのです。この利益を資金にルーカスは帝国とも言われるルーカスフィルム、スカイウォーカーランチ、ILMを拡大させ、プロデューサーとしての腕を発揮していくことになります。
    スターウォーズ以降、映画の技術だけでなく映画のビジネスも大きく変わっていくことになりました。すべてはここから始まったのです。
     ジョージルーカスが、ファンとスターウォーズ世界に関して大きな意見の差異があることは以前お話しました。なぜ彼はダークサイドに堕ちたと言われてまで、自分の作った世界に固執するのでしょうか?その答えのヒントが彼がスターウォーズ製作中の言葉にあります。「これは僕が12歳だった時のガラクタの集まりなんだ。好きだった本やマンガ、それに映画全部。プロットはシンプル-悪に対抗する善-で、僕の忘れられない楽しかったことやファンタジーなこと全部がひとつになるよう考えられてる。この映画の脚本(を書くこと)は楽しいよ。」スターウォーズは彼の思い出そのものだったのです。その思い出をそうじゃない!こうあるべきだ!とファンから指図されるのは彼にとって苦痛でしかなかったのでしょう。
     長年ファンとルーカスの間に確執が続きました。新作が公開されるたび、ファンは自分たちが求めているスターウォーズとは違うと文句を言い続けました。そんな中ファンを驚かせた
    事件が起こります。2012年、ディズニーがルーカスフィルムを買収したのです。
    これはルーカスが自分の大事な思い出をほかの者にゆだねることを決意したことを意味しました。これにファンは大きな不安を抱きました。自分たちのスターウォーズが、ディズニーに
    骨抜きにされるのではないか?と。いつのまにかスターウォーズはルーカスの思い出だけで
    なく彼らの思い出も内包するようになっていたのです。誕生から37年たちスターウォーズ・ユニバースは今、転換期を迎えています。
     ルーカスが子供のころ大好きだった映画や漫画によってスターウォーズが生まれ、当時
    スターウォーズが大好きだった子供たちが今、それぞれの新たな神話を作り始めています。
    ギャレス・エドワーズ、ニール・ブロムカンプ、J・J・エイブラムス、そして、ライアン・
    ジョンソンなど、SF映画界の”新たなる希望”は、未来の子供たちに「大切な思い出」の橋渡し役を担ってくれることでしょう。
     スターウォーズは未来永劫、我々の思い出(フォース)とともにあり続けるのです。



     スターウォーズはファンの方もたくさんいらっしゃるので私がつべこべ言うまでもありませんでしたね。新シリーズがとても楽しみです。さて次回は第5位のご紹介です。おたのしみにー
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