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自分は”過去記事”で他人にオススメされると嫌悪感を抱くと書きましたが、他人に勧めることが好きなのもまた自分なのです!
今回は高校の頃に読んでおくと絶対に役立つ本を紹介します(リンクは全てamazonです)
ではいきましょう!
【一冊目】
外山滋比古「思考の整理学」
これはもう定番中の定番。思考について興味のある人の必読書! 「考える」とは何かを問う上で欠かせない本となっています。
【二冊目】
小島寛之「数学でつまずくのはなぜか」
これは数学が苦手な人が読む本ではなく、数学に興味のある人のための本だと思います。恐らく数学に対して反射的に拒否する人はこの本を読んでさらに数学嫌いになることでしょう。タイトルを見るだけでうぇ~となるに違いない。でも高校数学がある程度できていて数学に興味のある人はこの本を読んで一気に数学とこの世界についての関心が高まることは間違いないでしょう。そういう本です。
【三冊目】
池谷裕二「怖いくらい通じるカタカナ英語の法則」
「はぁ?カタカナ英語? しかも経歴見たら薬学博士じゃないっすか。英語と何の関係が?」と第一印象を抱きつつも読んでみるとこれは面白い。むしろこれは英語の発音の本質的な部分に迫っているのではないか? そう思わせる一冊です。実際にネイティブの発音を真似するのが一番手っ取り早いのかもしれませんが、このカタカナ英語の法則をある程度知ることによって適切な英語の発音習得に役立つことは間違いないでしょう。
【四冊目】
森田修/デイビット・セイン「英文法、ネイティブが教えるとこうなります」
英語は感覚?論理? その疑問にヒントを与えてくれる一冊です。文法をネイティブな視点で見つめることによって英語を論理的にかつ感覚的につかむ手助けになります。言語を学ぶにあたって論理も大切ですが、感覚を味方につけるというのもまた大切なことだと思います。
【五冊目】
中山元「高校生のための評論文キーワード100」
哲学に興味のある方、哲学系の本を読んでみようかなと思っても難しくて手が出せない方にオススメです。巻末には有名な哲学者の簡単な解説が載っており、まさに哲学入門書としても機能しています。キーワードについては「ポイント→切り口→展開」の三段階に分けてわかりやすく説明してあります。まさに高校生のための本です。
【六冊目】
桜井章一「人を見抜く技術」
今持っている物差しをすべて捨てて、本能で見るべきだという主張が印象的でした。まさに直感を養うための本と言ってもいいでしょう。麻雀の裏プロにして20年間無敗と言われている人の直感的なものの見方に注目です。
【七冊目】
池部敦「さらば「受験の国」高校生ニュージーランド留学記」
この人は今どこで何をしているのだろうか。ネットで検索してもほとんど何も出てこない。だけどこの人の書く本はすごいの一言だった。高校生でここまで考えられるものなんだろうかと思うくらい素晴らしいエッセイ本だったという記憶があります。もし手に入れることができればぜひ読んでほしい一冊です。
【八冊目】
ホーキング「ホーキング、宇宙を語る―ビッグバンからブラックホールまで」
宇宙に関する良書のなかの良書。なんと「E=mc²」以外はいっさい方程式を使わずに宇宙を語っています。そしてなおかつわかりやすい! 自分が高校生のころにこの本を読んでいればとつくづく思います。
【九冊目】
山本七平「「空気」の研究」
「空気読めよ」という風に使われる「空気」に関する研究本です。お堅く科学的に考察しているわけではないので、具体例をすっ飛ばして読めば気楽に読むことができます。この本の欠点は具体例と引用が多すぎるだけで、結論は分かりやすくていい本です。「空気」に関するステップ本として読むといいでしょう。「自由とは何か」を考えさせられる本です。
【十冊目】
グレゴリー・ベイトソン「精神と自然」
やはりこのブロマガならこの本を勧めるべきでしょう! むしろこの本を紹介するためにこの記事を書いたといっていいくらいです。「精神の生態学」は高すぎて買えないですが、「精神と自然」ならお小遣い数か月分で買えるでしょう。それくらいの、いやそれ以上の価値のある本だということはこの筆者が保証します。
精神という捉えどころのないものを科学的に考察していき、自然とのあり方、認識論など、いろんな意味で読者の頭に革命をもたらす本です。それくらい人間の認識論には大きな誤謬が含まれており、それを修正するための本として最適です! アンチ・デカルト本と言っても過言ではなく、「精神/身体」のような対立構造について非常に深く考えさせられます。
図書館で読むのもよし、実際に買うのもよし。ぜひ一度手に取って見てください!
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