• 最近観た映画の感想(´・ω・`)『パラサイト』『ミッドサマー』他

    2020-03-15 18:428

     このご時世、中々映画館に通えないのは辛いですね・・・。新型コロナが流行る前に観に行けた映画とかネット配信観たのとかいろいろ簡単な感想書いていきます。今年に入って良作がいっぱいで嬉しい限り。



    パラサイト 半地下の家族


    ポン・ジュノ監督作、パルム・ドール&米アカデミー賞4部門受賞した大傑作。
    あらゆるメディアから持ち上げすぎてる感もありますが、エンターテイメント作品として非常に突出した名作です。コメディ、サスペンス、そして強烈な社会風刺など様々な要素が詰め込まれていながら誰が観ても面白いと感じられる映画を作ったポン・ジュノ監督の手腕には驚かされます。
    監督自身は「あくまでエンターテイメント映画を作ってる」と言っていて社会派映画のつもりで作っていないそうですが今までの作品のほとんどには何かしらの社会風刺が織り込まれてますね・・・。コミカルな前半から急転換するシーンは衝撃的で、2重3重に話が複雑になっていく様は圧巻の一言。最後まで緊張感が途切れず、ラストの大事件でピークに達します。
    ポン・ジュノ作品は日本では『殺人の追憶』『母なる証明』などのサスペンスものが人気ですが、個人的には『グエムル』『スノーピアサー』みたいなカルト的なものも好きですね。



    ミッドサマー


    ホラー映画オタクのアリ・アスター監督の最新作。
    前作『ヘレディタリー/継承』に引き続き絶賛されたフェスティバル・スリラー映画です。
    ざっくり言うと『ウィッカーマン』『悪魔のいけにえ』『羊たちの沈黙』猟奇性を取り入れたハチャメチャ恋愛映画です。スウェーデンのとある集落の夏至祭に参加したアメリカ人大学生が恐怖の体験をするといった内容ですが、綺麗な映像とグロテスクな場面のギャップが凄いですね・・・。グロが苦手な人にはちょっとキツいかも。夏至祭が舞台という事でずっと昼間の様に明るい珍しいホラー作品になってますが、元々制作の方から依頼された設定のようです。この設定に微妙な関係のカップルを投入することによって惨劇と悲劇を融合させた奇妙な物語に仕上がりました。
    この映画のすごいところはディテールにあります。アリ・アスター監督は旧時代の北欧文化や民間伝承、凄惨な儀式などあらゆるものを組み込み架空の集落『ホルガ』を作り出しました。映画冒頭から伏線が張られていたりと非常に作りこまれた作品になっています。ディレクターズ・カット版はなんと3時間(力入れ過ぎでは?)。
    パンフレットも凝っていて一種の解説本にもなっているのでオススメです♪



    Us(アス)


    ジョーダン・ピール監督作品。謎のドッペルゲンガーたちとの攻防を描いたスリラー。
    黒人キャストを中心とした独自の『ブラック・ホラー・ムービー』を作っているジョーダン・ピール監督の最新作は前作より壮大かつより寓話的な作品になっています。
    巧みな恐怖演出に加えコメディ色も強く、思わずニヤリとしてしまう場面も。
    ネタバラシが少々説明的なのが批判されていますが、前作同様に映画内のあちこちに暗喩や伏線が散りばめられていて考察するのが楽しい作品です。
    なんといってもラストで明かされる衝撃的な事実は鳥肌が立ちました。人は住んでいる世界によって人間性が構築される、そして現代社会は弱者を犠牲にして強者が幸福を手に入れている事実があるという事を身に染みて分かる映画なのだと個人的に思いました。



    アンカット・ダイヤモンド


    異才サフディ兄弟による犯罪映画。アダム・サンドラー主演。
    原題は『アンカット・ジェムズ』だし出てくる宝石はオパールだし、日本じゃ宝石=ダイヤモンドって認識なんでしょうか?とにかくひどい邦題です・・・。
    今作はアダム・サンドラー演じるギャンブル中毒の宝石商が密かに手に入れたブラック・オパールで一攫千金を狙い次々に危険な賭けをしていくといった内容です。
    個人的には今年入って一番の傑作だと感じました。好き嫌い別れる内容ですが、観ている側が常に不安感を煽られる隙の無い犯罪映画でした。サフディ兄弟の前作もそうでしたが、思ってもみない事態が発生し主人公の行動も徐々に狂気じみていくので観ているこっちも落ち着けません。アダム・サンドラーがおしゃべりでギャンブルや大金に執着する人間のクズ最高の演技で演じていてラストの狂騒にはゾッとさせられます。またガチのNBAスター『K・G』が本人役でしかも重要な役を演じているのにも驚きでした。
    サフディ兄弟作品は80年代風のテクノミュージックをバックに行き当たりばったりの行動に出る主人公を描いていて、サイケでスタイリッシュな映像がとてもカッコいいです。何だか過去のマイケル・マンやリドリー・スコットの作品を彷彿しました。
    前作『グッド・タイム』も傑作だったしサフディ兄弟の次作も楽しみです(^^)/





    『ミッドサマー』も『アンカット・ダイモンド』もA24配給。A24は主にアート系のエンタメ作品をたくさん配給していて当たり作品が多くてよくチェックしてるんですが、日本未公開の傑作もあるんですよね・・・・。今年やっとか公開するジョナ・ヒル初監督作の『ミッド90ズ』とか未だ公開が決まらないロバート・エガース監督のホラー映画『The Lighthouse』とか。『The Lighthouse』は貴重な白黒フィルムでとったせいか日本で劇場公開する条件が厳しいみたい。うーん残念。是非劇場公開してほしいんだけどなぁ。




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  • ここ最近観た映画の感想☆彡 『ジョーカー』

    2020-02-08 21:285
    今更ですけど感想書いていきます(・ω・)ノ

    ジョーカー


     話題になったバットマンの宿敵「ジョーカー」の誕生秘話を描いた映画。
    中身はアメコミの皮を被った社会派映画でしたね・・・・。悪のカリスマになったんじゃなく勝手に仕立て上げられたって言った方が正解のような気がします。
     
     ジョーカーというキャラクターは作品によってそれぞれ性質が違っていてややこしいんですが、今回の映画【ジョーカー】はコミック【キリング・ジョーク】の設定をベースにアメリカン・ニューシネマやロバート・デ・ニーロが主演したマーティン・スコセッシ監督作【タクシー・ドライバー】【キング・オブ・コメディ】の要素を取り入れた作品になっています。またチャップリンの【モダン・タイムス】や監督が若い頃に観た70~80年代の映画からの影響も伺えます。

     ストーリーに関しては少しベタに感じました。主人公がどんどん病んでいき最後どこにいきつくのかという最終地点が非常に分かりやすかったです。まぁ「ジョーカー誕生」の映画なんで最後どうなるか大体予想はつくと思うのでしょうがない部分もありますが・・・・。

     しかし物語の展開の仕方はとても丁寧に作られています。こういうタイプの映画は健全で幸せな人物が破滅と絶望によって悪人になるってのがよくあるパターンなんですが、主人公のアーサー自身最初から不幸で病んでる人物として描かれていて更なる不運や自身の知られざる秘密を知って狂気に走るといった展開は感情移入がしやすく、「人々の感情を揺さぶる危険な映画」と言われるのもすごく納得できます。最後のジョーカーの演説もコメディを得意としたトッド・フィリップス監督ならではの風刺が効いていてよかったです。



     映画内容もよかったですが、この映画最大の魅力はアーサー扮するホアキン・フェニックスの怪演でしょう。今までのバットマン映画ではジャック・ニコルソン、ヒース・レジャー、ジャレッド・レトといった名優が様々なタイプのジョーカーを演じてきましたが今回の映画で完璧な役作りをしたホアキン・フェニックスは一人の精神不安定な青年が『怪物ジョーカー』になるまでを極限の演技で見せてくれました。ガリガリの身体が気色悪く動くシーン煙草を吹かしながら見せる階段でのダンスシーンは演出を含め素晴らしかったです。

     ホアキン・フェニックスは以前にも【ザ・マスター】【ビューティフル・デイ】といった映画で心に深い傷を持つ役を演じて高い評価を得ていました。今回のアーサー役は正にハマリ役でホアキン・フェニックス自身最高の演技といっても過言じゃありません。



     ジョーカーが社会派映画と言われるのには映画の背景に貧困層と富裕層の対立が描かれてる点にあると思います。70年代~80年代のニューヨークをモデルにしたと思われる今回のゴッサム・シティはバットマン作品至上最悪の治安の悪さで、とある事件をキッカケに映画終盤では貧困層による大規模な暴動が発生します。60~70年代のカウンター・カルチャーを彷彿させますね。

     今回のジョーカーの舞台は1981年。80年代アメリカと言えば誰もが『明るく活気のある時代』と想像すると思います。レーガン大統領の政策によりアメリカの景気は回復、映画界では70年代終盤に『ロッキー』や『スター・ウォーズ』が公開されると内容の暗いアメリカン・ニューシネマが終焉しSFや青春映画がブームになりました。そしてMTVによるミュージックビデオの流行、ビデオゲームの登場などアメリカのポップ・カルチャーは全盛期を迎えます。



     しかし80年代アメリカにも負の側面がありました。当時、不景気脱却を目的としたレーガン大統領の政策【レーガノミクス】によりアメリカは減税政策を行っていました。しかしこの減税政策は富裕層のみを対象としており貧困層には行われなかったのです。結果、所得格差は広がり富裕層は更に儲け貧困層の生活は貧しいままに。貧困層の治安は悪化、犯罪は多発しドラッグが流行しました。

     更に【強いアメリカ】を打ち出す為に多くの予算が軍事費に割かれます。その分予算が削減されたのは社会保障費教育費でした。教育費が削減されると公立学校の質は低下し富裕層の子供は私立に移り、貧困層の子供は這い上がる事が難しくなりました。そして女性の社会進出も相まって80年代の多くの子供が両親の離婚を経験します。富裕層に生まれなければ夢を掴めない、そんな80年代に青春時代を過ごしたアメリカ人の世代を【ジェネレーションX】と呼びます。成人した多くの【ジェネレーションX】世代は就職難にあった事から日本で言う【団塊ジュニア】世代とよく比較されます。

     トッド・フィリップス監督も丁度【ジェネレーションX】の世代です。このジョーカーにも80年代の負の側面が反映されているように思えます。


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     アメリカン・ニューシネマ的な作品であるジョーカーが大ヒットした事を考えると多くの現代人が今の世の中にどれだけ不満を持っているのか伝わりますね・・・・。個人的には丁寧な演出とホアキン・フェニックスの演技が見事な作品だと感じました。それにラストシーンがまんま【キング・オブ・コメディ】でしたね。ホアキンはオスカー確実だと思います。


     今回の記事はジョーカーで埋まってしまったので他の映画の感想はまた別の日に・・・。





  • 今後のニコニコやYouTubeでの動画投稿について

    2020-01-11 19:5612
    YouTubeに投稿したが削除されて警告が来ました


    切り取ったポルノ映像(性的な場面)の使用はポリシーに違反するってことらしいです。
    これ以外の動画もポルノだらけなんだよなぁ。
    それで現在YouTubeでのアカウントは2週間の停止処分を受けてるみたいです。
    一昨年ニコニコに投稿したものは大丈夫でした。
    スマホ規制してるくせにニコニコの削除基準はガバガバ、はっきり分かんだね。
    アク■ード関連がアウトだったのでしょうか?それとも年齢制限?
    削除基準に詳しい人いたら聞きたいけど、どうなんでしょうかね。
    別に娘はYouTubeに拘ってないのでそんなに問題じゃないですけど。

    ↓拘らない娘(イメージ図)



    YouTubeでの投稿頻度は以前より減ると思います。
    ニコニコは通常通り動画投稿していきます。

    今のところ娘は動画作成する予定は無いそうです。
    BB先輩アワードも娘の機嫌が良ければ作るかも。

    ↓機嫌の悪い時の娘(イメージ図)




    今回はとりあえずただのお知らせでした(^^)/
    次回のブロマガには映画感想か好きな洋楽の記事でも書こうと思います。
    映画だったら「ジョーカー」とかかな。洋楽はべタに「オアシス」とか。
    もし映画や洋楽のリクエストがあれば次回のブロマガ内で取り上げるかもしれません。

    という事でそれでは!