タイトルは釣りでも何でもなく、ブロマガを書いていたことがキッカケで、私はテスラモーターズ会長・イーロン・マスク氏にお会いすることができました。
イーロン・マスク氏は先月、9月末に訪日し、安部首相などと会談、ニュース番組でも取り上げられ、「ワールドビジネスサテライト」や「NEWS ZERO」では特集も組まれました。
イーロン・マスク スペースX社/テスラ・モーターズ社CEOによる安倍総理大臣表敬http://www.mofa.go.jp/mofaj/na/na2/us/page3_000909.html
また、彼がTwitterにラーメン二郎の画像をアップしたことも話題となりました。
その訪日中の忙しい合間をぬってお会いすることができたのですが、元々コネがあったわけでも、テスラモーターズの自動車を購入したわけでもありません。
キッカケは、以前、私が書いたこちらの記事でした。
「イーロン・マスクという勇者をあなたは知っていますか?」http://goo.gl/40plrK
地球の温暖化を阻止するために電気自動車を作り、宇宙への移住計画を実現するために民間初のロケット打ち上げに成功、私利私欲のためではなく、まさに人類の未来のために活動を続けるイーロン・マスク氏のことをより多くの人が知れば、世の中がすこしは良い方向に進むのでは、という想いで書いた記事でした。
その想いが通じたのか、ある日、テスラモーターズ・ジャパンの方から突然、メールが届きました。
イーロンについて非常に的を得た記事なので、それを書いた私に一度、会いたいとのことでした。
青山にあるテスラモーターズのショールームで担当者の方と会った私は、彼が意外にも日本のバラエティ番組が好きであること、そして今回の訪日の際、できれば一度出演してみたい意向があることを聞きました。
「これは奇跡だ……」と私は驚きました。
というのも、、、
1、まさにその時ちょうど私が考えた番組の企画がTBSに通ったばかり
2、その番組の企画にイーロン・マスク氏の人物像がぴったり
その旨を担当者の方に伝えて快諾してもらい、後日、イーロン・マスク氏に、本当に番組に出演していただきました。
収録の模様を彼がTwitterにアップしていたのでご覧になった方もいるかもしれません。
その番組は、TBSにて10月21日(火)深夜0:08〜司会を坂上忍さんと平井理央さんが務める……
「超絶!ナノニの法則〜◯◯なのになぜ成功!?」http://officiallist.videotopics.yahoo.co.jp/video/tbs/8240/
番組では、日本のお笑いが大好きということでイーロン・マスク氏には、日本のどバラエティ企画を体験していただきました。
もちろん世界初、そしておそらく後にも先にも彼がどバラエティに挑戦することはないと思うのでファンの方はぜひ見てください。
▼思考は現実化するためには…
自分が企画した番組に、世界で最も尊敬する人物に出演していただくという奇跡が実現したキッカケは、たった一つのブロマガの記事でした。
その経験で私が学んだことは“発信することの重要性”です。
よく「思考は現実化する」といわれています。
これについて、スピリチュアル的な考えは別として、ある意味、論理的で正しいと私は思います。
なぜなら、想うことによって、誘惑や周囲の批判を排除し、ブレる気持ちを抑えて、目標に直線的に進むことができるようになるため、想わないよりもずっと目標の実現性が高まると考えるからです。
しかし、「想う」だけでは足りません。
その想いを発信することが大事なのです。
村上春樹の小説『風の歌を聴け』にこんな一節があります。
文明とは伝達である、と彼は言った。もし何かを表現できないなら、それは存在しないのも同じだ。いいかい、ゼロだ。
たとえ想っていても、その想いを発信し、誰かに伝えなければ叶いません。
なぜなら、想いは決して一人では実現しないものだからです。
LinkedInの創業者、リード・ホフマン氏はこういっています。
「チャンスは雲のように空に浮かんでいるものではなく、人にくっついています。
もしチャンスを探しているのなら、あなたが探しているのは人なんです」
つまり、
1、強く想うことで自分を律し、
2、その想いを発信して、想いを実現してくれる人と出会うことで初めて想いが現実化する
というわけです。
今回の私の想いの現実化も、テスラモーターズ・ジャパンの担当者の方、TBSのプロデューサーとの出会いがなければ、けっして実現するものではありませんでした。
もしもあなたに強い想いがあるのなら、次はその想いを発信してみてください。
一昔前は、一般の私たちには想いを広く発信する術がまったくといって言い程ありませんでした。
しかし、今はインターネットにより、様々な発信ツールが揃っています。
それだけ想いが実現する確率が高まったわけです。
世界のどこかにはあなたの想いを実現してくれる人がかならずいるはずです。
勇気を出して、まだ出会っていないその人に想いを発信してみてください。
いつも読んでいただきありがとうございます。
美濃部達宏(みのべ たつひろ)放送作家。コンテンツコンサルタント。
著書『なぜ、あなたの話はつまらないのか?』→Amazon.co.jp: http://p.tl/oY4E
お問い合わせ:info@nisshiki.co.jp
Twitter:https://twitter.com/minobetatsuhiro