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IntelがARM版Windows10に「ちょっと待った!」
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IntelがARM版Windows10に「ちょっと待った!」

2017-08-24 22:21
    最近タバコをIQOSにしたよ
    そしたらタバコの本数が減って良いかも
    意外と財布に優しいかもしれん
    ども
    テクニカルラボ室長です

    以前Windowsの32bit版アプリケーションが動作する
    ARM版Windows10が2017年後半に発売されると、このブログでも書いたが
    intelがx86 ISA(命令セットアーキテクチャ)の特許を侵害していると指摘している。

    https://newsroom.intel.com/editorials/x86-approaching-40-still-going-strong/
    激オコまではいかないものの
    x86と命令互換のエミュレーションをして、
    我々の特許を侵害するんじゃないよと言うわけだ。

    いいぢゃんそんなん、気にすんなよポンポンというわけにもいかないようだ

    実は今ではIntel=Windows端末のメインCPUが常識のようになっているが
    過去AMD等の互換CPUメーカーがそこそこ存在していたのだ
    (CylixとかVIAとかIBMも実は出してたりする)
    80286の時代からこれら互換CPUメーカーとの知的財産紛争を起こしている。

    長年にわたって法廷闘争を繰り広げ、ある会社は会社ごと買い取ったり
    ある会社とは和解したりとあの手この手でx86コード=Intelという形を守ってきた。

    最終的には現在のようにIntelとAMDの2社が主にx86コードのCPUを販売している状況である。

    今回の問題の指摘としてはx86エミュレーションをintelは問題としているのだ
    要は他社アーキテクチャ上とは言え勝手にx86 ISAをエミュレートするなと言うことなのだ。

    ちょっと前までのx86コードのエミュレーターはあくまでエミュレーター
    他社アーキテクチャ上での実行にはそれなりのオーバーヘッドが発生し
    とても実用には耐えうるものではないのが今までの話だった

    ところがハードウェアの進歩とともに今回のARM版Windows10では
    アプリケーションの実行に必要十分なパフォーマンスを備えており、
    Office、動画再生、フォトショップですらエミュレーションで実行され
    Intel製CPUと遜色ないレベルで動いてしまった事だ

    ARM CPUはRISC CPUと言う性質上構造が単純なためIntel製CPUよりははるかに省電力で値段も安い、
    当然端末はさらに安く製造できることになるし、何せ携帯端末のCPUでWindows10が動き、
    下手をすれば携帯端末がWindows10そのものが動作することになるだろう。
    それこそ一般ユーザーがARM版Windows10に飛びついてくる可能性が大だ。

    そうなればIntelとしては売上に響く可能性が大いにある

    と、言うことでIntelとしては仮に互換CPUと言うハードウェアでなくとも
    他社製CPU上で動作するx86エミュレーションソフトウェアに
    特許侵害の可能性をチラつかせてくるのは当然かもしれない

    とは言え、
    長年付き合ってきたMicrosoftが相手ともなると流石にIntelとしては激オコという立場には出にくい、
    しかも相手は互換CPUのようなハードウェアではなくエミュレーションによるソフトウェアだ
    MicrosoftとQualcommは今の所静観するようだ。

    さて、ARM版Windows 10搭載製品が登場するであろう2017年第4四半期以降どうなっているのか
    ARM版Windows 10が販売されるのか、そのまま訴訟になだれ込むのか
    見ものではある。

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