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ローグ・ワンは反乱軍の暗い面を軽快に描いた作品「ネタバレあり」
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ローグ・ワンは反乱軍の暗い面を軽快に描いた作品「ネタバレあり」

2017-01-03 23:13
    ちょいと遅くなりましたが、ローグ・ワンを観てきました。

    私の周りでは、ローグ・ワンを観た後にエピソード4を観て盛り上がるという人が結構いました。ローグ・ワンの活躍を観て、エピソード4ラストのデス・スターの破壊で彼らの苦労が報われたということで感動がより盛り上がるということですね。

    でも、私は別の読み方をしました。
    まず、ルーカスのスターウォーズはSF設定の表現にはあまり踏み込まずに、主人公の成長、恋愛、孤独や父子の物語を描くことに重点を置いていました。なので、エピソード4ラストのレッド・ゴールドチーム等の戦死者多数等、反乱軍の暗い部分には触れずにいました。

    それに対して、ローグ・ワンは反乱軍の暗い部分を描いています。
    キャシアン・アンドーのセリフで、主人公の父が死んだ後の「俺は6歳から…」や、出撃前の「汚いことをやってきた。スパイ、暗殺…」等、彼の暗い過去がちょいと語られます。このセリフだけだとあまり重みが無いんですが、冒頭の片腕を負傷したスパイを口封じに実際に殺したシーンがあるため「汚いこと」の内容が浮き上がってきます。
    出撃前に語られる「スパイ」や「暗殺」には、おそらく帝国だけでなく、反乱軍内の対立グループや中立国への工作もあるんだと思います。他にも二重スパイの暗殺や口封じのための暗殺、反乱には関与していない一般人を巻き込むような工作活動をやってきたんでしょう。
    「汚れ仕事を大義のため…」とこなしてきた彼らには、勝てそうにないから降伏といわれても、「じゃぁ、俺たちが今までやってきたことは何だったんだ!?」と考えるでしょう。

    しかも、キャシアン・アンドーは6歳からなので、子供のころからおもちゃの代わりに銃や爆弾を触っていて、戦いのことしかやっていないと思われます。なので、ローグ・ワンのメンバーは戦争が終わった後、戦士でなくなった後に何をしたらいいか分らないと不安になっているはずです。「戦争がなくなったとして、何をやればいいのか?」と。

    なので、ローグ・ワンは反乱軍の暗い部分の象徴として、また、戦場に身を置くことがアイデンティティになっていることから「ローグ=悪党」を名乗ったんです。
    そう考えると、ローグ・ワンのメンバーが最後に戦場に赴いた理由は、デス・スターの破壊や反乱軍の勝利ではなくて、この戦場が俺たちの居場所だということだと思います。

    ローグ・ワンはこの反乱軍の暗い部分を描くことで、主人公の冒険譚であったスターウォーズに世界観の厚みを加えた作品だと思います。
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