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Cocコラム番外編 これは『こぶし』なのか?『炎の外套』(第六版 基本ルルブ284p)
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Cocコラム番外編 これは『こぶし』なのか?『炎の外套』(第六版 基本ルルブ284p)

2021-03-04 14:55

    注意!今回のコラムは、いつもよりまして個人的なコラムとして要素が強めです。小林ニコン個人の意見という事をあらかじめ明記させて頂きます。


    そう言えばまだありました『こぶし』の話、すっかり忘れていました。
     『炎の外套』いわゆる呪文と言う奴です、正直わたしの予備知識が足りない項目ですが『こぶし』との親和性のある『呪文』の為、紹介させて頂きます。


    『呪文:炎の外套(ガイトウ)』(基本ルルブ284p
    ・コストー発動に1ラウンドを使用、発動時、術者は大きな苦痛を伴う為『正気度1d10』『MP12』を喪失(耐久値は失わない)。また初回発動時に追加で『正気度1d6』を喪失する。作動中の『炎の外套』を見た一般人は(探索者も含む)正気度ロール1/1d3を行う。その後4d4ラウンドまで効果は続く。

    ・描写ー魔術を発動すると、術者の周囲からゆらめき輝く光を発し、その光を外套の如く全身に纏う。術者が動けば火花が尾を引き、作動中の術者は10m~20m程浮き上がる、加えて纏う光は術者への攻撃を阻む力がある。

    ・効果ー発動中の術者のDEX(移動率を含む)は2倍となる(1020m程浮く)。術者へ攻撃判定が行われる際、その成功率に-20%を与える。加えて術者に対しての武器によるダメージ判定は全て最低値となる。しかし『こぶし/パンチ』『キック』等(組み付き、頭突きが含むか不明)、の攻撃は通常通りのダメージ判定を行う(命中-20%は適用)。
     術者が誰かに触れた際、それは対象へ『こぶし』による攻撃と扱い『1d8』のダメージを対象に与える。加えて対象に与えたダメージの半分(端数切り捨て)を術者も受ける。コレは魔術的外装にそれだけの耐久力を費やす故に発生する(らしい)。

    やや咀嚼しておりますが、ほぼルルブ原文のままで御座います。基本ルルブ特有のテキストが「シャーロックホームズ」になっている(色々省略してる)呪文ではありますが、Cocの防御呪文の中でも特殊な部類に入ります。


    さてさて発動コストに言う事はないですが、効果に関して一部解釈が分かれるテキストがあります。まず『効果』のテキストで揺れのない解釈として以下、

    ・術者はDEXと移動力を2倍にする。(おそらく第六版の為、端数切り上げ)

    ・術者に対して、あらゆる攻撃の命中判定にー20

    ・術者に対して、あらゆる武器によるダメージは最小値となる。但し『こぶし/パンチ』『キック』(便宜状以下『素手』として略)は通常通りダメージ判定を行う。


    以上はほぼテキスト通りで良いかと思いますが、問題は攻撃の処理についてですね。

    ・術者が誰かに触れた際、それは対象へ『こぶし』による攻撃と扱い『1d8』のダメージを対象に与える、加えて対象に与えたダメージの半分(端数切り捨て)を術者も受ける。

     ほぼ原文のままで記載していますが、気になる方はルルブにて一読願います。さて...この文を読み解くと、術者は『こぶし』以外の攻撃は行えないと考えます(明記されている訳ではありませんが...)、また条件として『対象に触れる』行為が攻撃となる為、『こぶし』の成功判定がいるのかも定かではありません。ここで重要な点として術者は『こぶし』で攻撃したのか?(こぶしとして攻撃できるのか?)それとも『こぶし』攻撃として処理される別の行為(所謂タッチ)をしたのか?という点です。


    ・術者は『こぶし』で攻撃したと解釈した場合

    前者の場合『こぶし』攻撃なら命中判定が必要だと思います。加えてこぶしの攻撃である以上『1d3+db』のダメージ判定も行え、マーシャル・武道の恩恵も受けるべきでしょう。最終的にそのこぶしのダメージ判定に+して外套の『1d8』ダメージが入り、その『1d8』ダメージの半分を術者が受ける...という形でしょうか?しかし少々コレは強力過ぎるかもしれません、DEX2倍になる点から大抵の下級の神話生物よりも高速で移動しながら、こぶしでの最大威力ビルドの際『2d3+1d6+1d8』(ラッシュは含まない)を叩き出す可能性があります。
     もし武道「ラッシュ」が適応される対象だった場合は、もっと伸びしろがある事になるでしょう。なんにせよ探索者を強くするのは、シナリオブレイクの危険がグッと上がってしまいます...KPPL共々扱いには慎重になる呪文でしょう。ただ夢はありますね、映画の様な劇的なシーンをPLに楽しんでもらいたいKPの方は、このような形態で採用されても良いと思います。(私はコッチの方が好きです)


    ・術者は『こぶし』攻撃と処理される、別の行為を行ったと解釈した場合

    後者のタッチを『こぶし』という攻撃にする場合、ダメージは外套が与える『1d8』のみとなるしょう。あくまで術者が誰かに触れる行為が『こぶし』攻撃になった訳であって、実際にPLは「こぶし攻撃の宣言」をしていないという解釈です。またこぶしの『判定』をしていない事から、何かしらの命中判定も必要ないと考えます。術者が無理なく近づける対象であれば、「対象に触れる」と宣言した時点で対象に命中したと処理します。ただ対象になった存在は回避判定を試みる事は変わらず出来るでしょう(受け流しについては後述します)。この仕様の利点は、非戦闘PCや「こぶし」技能がないPCでも戦闘に参加しやすい点です。態々この呪文を見越して毎回「こぶし」へ振るPLはいないでしょう、以前散々「こぶし」のコラムを書いておいてなんですが、専用のビルドを考えないないまま「こぶし」に振っても、ただの1d3+dbなのでナンセンスです。
     この仕様の外套は、使いやすさと本来持つ「防御呪文」として際立つ仕様だと思います。前者と比較してもパワーバランスが整っているので、コチラの仕様の方がKPは安心します。難点はダメージが『1d8』の為、最低ダメージが『1』の可能性があります...折角大量の呪文コストを払っても、低いダメージと言うのは演出も難しくなるでしょう...この点は前者の方が優れている点でしょう。


    ・炎の外套の攻撃を『受け流し』する際の処理について

    前者は勿論として、後者も最終的には「こぶし攻撃」を対象に行っている為、ルール的な判断としてはどちらも可能だと考えます。
     しかし『受け流し』と言うのは、参照する技能によって描写が変わってくる物があり、一般的な戦闘技能では『防ぐ』行為がもっともベーシックな処理だと思われます。その為、武器の場合はダメージをその武器の耐久値に与えることから、少なからず対象は術者の攻撃に触れていると考えます。もし「受け流す」で術者に触れるならば『術者が誰かに触れた際、それは対象へ『こぶし』による攻撃と扱い『1d8』のダメージを対象に与える』が成立している様にも思えます、つまり素手や武器技能で受け流ししても...触れている為に「1d8」ダメージは受けるのでないでしょうか?(前者のこぶし分のダメージは受け流し出来て良いと思います)
     しかし武道での受け流しの場合は『腕を制したり、足さばきで退けている』(決してナイフ等を素手で受け止めている訳ではない)と、サプリ201027p)にて明記されています。その場合は触れずに受け流し出来ている為、外套によるダメージは受けないと思います。


    「いや『受け流し』をする時点でルール状「こぶし」攻撃なのだから、外套の攻撃は受けないだろう」や「直接触れていない武器などでの受け流しならば、ダメージは武器に与えるべきだ」など『受け流し』以外にも色んな意見があると思います、あくまで上記の裁定は私個人のベースの為、セッション中に形が変わる事も大いにあり得ます。
     すべてのコラムに言える事ですが、皆さんの卓で新たな選択肢になってくれれば良いかな?と思っております、また今回の様な呪文に限らず
    Cocのシステムは、『ハウスルール』と言う括りで幾らでも改変が利きます故、今回のコラムも使いやすい様に解釈して頂いて構いません。それでは毎度長くなってしまいましたが、ここらで敬具とさせて頂きます...それでは失礼させて頂きます。


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