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aichiさん のコメント

いつも楽しく視聴させていただいてい降ります
さて生放送中などにファブリーズが霊に有効である、という風なコメントを幾度かご覧になったことがあると思います。それについてですが、アレは零というホラーゲームシリーズをおつくりになられている方の話が出典であります。興味があれば一度開発秘話をご覧になられると良いかと思います。http://www.tecmo.co.jp/product/zero2/column4_4.htm
No.1
112ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼ 2015.8.12号 ▼ 『FOREST 島人通信』 ▼ FOREST ISLAND ▼  http://ch.nicovideo.jp/morishimachannel ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ *********************************************************** ▼ご挨拶    みなさま、いつも FOREST ISLANDをお楽しみいただきありがとうございます。   8月13日は、こちらの番組に出演させていただきます。 2015/08/13(木) 開場:19:50 開演:20:00 ほんとにそろった !ホラーアベンジャーズ http://live.nicovideo.jp/watch/lv230581616   第一部の「集結!心霊スポット配信者の座談会」に出演させていただきます。   私はスカイプでの参加になります。   なぜ、スカイプなのか?   それは、北海道にいるからなのです! なので、番組が終わった頃から、北海道の心霊スポットを回る生放送を行います!   2015/08/13(木) 23:27開場  23:30開演 【北海道・利尻島心霊スポット】一人ガンバレ森島 ~心霊の旅~ http://live.nicovideo.jp/watch/lv231131009   ぜひぜひ、両方合わせてお楽しみください!   そして、度々の告知になりますが、 8月16日(日)の『心霊スポット配信リレー』もお楽しみに!   『心霊スポット配信リレー』 開催日: 2015年8月16日(日) 参加者 (放送順) 金子丸さん 放送時間 21:00~/0:00~( http://com.nicovideo.jp/community/co1567054 ) ↓ 森島 放送時間 21:30 ~/ 0:30 ~ ↓ ゲッティさん 放送時間 22:00~/1:00~( http://com.nicovideo.jp/community/co2269581 ) ↓ ZeNrAさん 放送時間22:30~/1:30~( http://ch.nicovideo.jp/ch2525458 ) ↓ ゆーたさん 放送時間 23:00~/2:00~( http://com.nicovideo.jp/community/co2458547 ) ↓ ろっくまんさん 放送時間 23:30~/2:30~( http://com.nicovideo.jp/community/co2146263 )   どうぞご期待ください!   ───────────────────────────── ★         FOREST ISLANDホラー劇場『夜中の釣り』   釣り好きの矢延さんという人がいる。 これは、その人と飲んでいた時に聞いた話である。 矢延さんは週末は必ず金曜日の夜から釣りに出かけ、月曜日の朝一番に戻るまでひたすら釣りばかりしているというほど釣りが好きだ。 愛車のハイエースは完全に「釣り仕様」になっている。何本もの釣り竿が仕舞えるようになっているのはもちろんのこと、寝るためのベッドスペースもあり、果ては調理器具までも積んでいるという、まさに釣りのための車だ。 その車をすいすいと操り、矢延さんはその日も釣りスポットを探して海岸線を走っていた。 しかし、その日はなかなかスポットが定まらなかった。 それというのも、ちょうど時期が 8月中旬のお盆の最中。 夏休み中の人びとが大挙して押しかけ、普段釣りをしている場所には大勢の先客がいた。それ以外の場所を探そうにも、家族連れやらカップルやらに占領されており、これはと思える場所が見つからない。 矢延さんは、出来れば一人でのんびりと釣り糸を垂らしたいと考えていた。 その時、ふと思い出した。 ずっと前に、地元の漁師から聞いた特別な場所があるということを。 海水浴場からは遠く離れており、今は使われていない旧道を通っていかなければならない。その上、地元の漁師たちは絶対に近づかない場所だということであった。 なぜ、近づいてはいけないと言われたのだったか……? 矢延さんは、その時はその理由を思い出すことが出来なかった。 他によい場所も無いと思えたので、矢延さんはその方向へと車を向けた。 たどり着く頃には夜になってしまうが、やむを得ない。 第一、炎天下の夏の日差しの下で釣りをするのも、あまり気が乗らなかった。 矢延さんはひたすらその場所へと車を走らせた。 夕方には、矢延さんはその場所を遠くから望める場所にたどり着いた。 以前に泊まったホテルが近くにあり、特徴的な地形をしているので見間違えることはない。 その場所は岩場で、半島のように海に突き出している場所であった。 峠の途中の休憩場所から、ほんの少しだけ岩場の先が見える。 段々と暗くなってくる景色に目をこらしてみるが、やはり誰かがいる気配はない。 この分ならば、夜になっても誰かが行くことはないだろう。ゆっくり釣りを楽しめる。 麓の港町に降りて夕食をすませると、辺りは暗くなっていた。 岩場に向かうには、国道の途中から降りていく獣道のような細い道を通っていくしかない。 ハイエースに積んである電池式のランタンや釣り道具一式を携え、矢延さんは岩場へと歩いていった。 獣道というより、申し訳程度に草木に隙間が出来ているといった表現の方が正しいほど、鬱蒼とした場所を歩いてゆく。蛇でもいるのだろうか、時々気味の悪い、息を吐くような音がする。 一時間も歩くと、岩場の見える場所に出た。案の定、誰もいない。 矢延さんはほくそ笑むと、岩場に向けて海岸線を歩いていった。 しばらく歩いた時、矢延さんは足を止めた。 岩場の上に誰かが立っている。先客だろうか。 矢延さんは舌打ちをしたが、一人ぐらい他にいるのは仕方ない。 そう思い、岩場を目指して再び歩き始めた。 岩場に着いて見てみると、先ほどの人影はどこにも見あたらなかった。 「おかしいな、確かにいた気がしたんだが……」  ふとつぶやいた瞬間、矢延さんは、地元の漁師の言葉を思い出した。 「あそこはな、出るんだよ。この辺で溺れ死んだ連中は、潮の流れであそこに流れ着く。だから、あそこでは誰も釣りをしちゃいかんのだ」  矢延さんは、ぶるりと体を震わせた。 「まさか……な」  せっかく苦労してやってきた穴場である。 今の時期、他にめぼしい場所も見つからない。 矢延さんは釣り糸を垂らし、持ってきたラジオをつけると、一人で釣りを始めた。   長い時間、矢延さんは静かに釣り糸を見つめていた。 やがて、矢延さんはおかしな気分になってきた。 どうも、周りに大勢の人たちがいるような気がするのである。 自分に注目しているかのような、そんな気持ちである。 しかも、話し声まで聞こえる気がする。 矢延さんはラジオのスイッチを消した。 辺りを静寂が包み込む。 聞こえるのは、ただ岩場へ打ち付ける波の音ばかりである。 「おーい。誰かいるのか?」  思わず、そう声をかけてみた。  返事はない。  と、突然「引き」がやってきた。  魚が餌に食いついたのだ。  リールから糸が一気に引っ張られ、ぐんぐん伸びていく。  刺さった針から逃れようと、魚はめくら滅法に海中を駆け抜ける。  だが、それもつかの間だった。  魚が動きを止めたのに合わせ、リールから吐き出される糸も止まる。  後は魚との我慢比べだ。  矢延さんはゆっくりとリールを巻きながら、魚の力を見極めるように、海面に突き刺さっている糸を見つめる。  矢延さんは、この瞬間が好きだった。 「相手は、生きているんだよ。その相手と勝負するんだ。相手が生きてるってことを実感する、これがたまらねえんだよ」  魚はなかなかの大物だった。  矢延さんは 10分くらい、魚と我慢比べをした。  そして、いよいよ軍配が矢延さんに上がる時が来た。  水面に大きな影が現れ、それが段々と矢延さんに近づいてきた。  勝利を確信し、矢延さんはぐいっと釣り竿を挙げる。  その瞬間。  水面に上がってきたのは、人間の「手」だった。  ぎょっとする間もなく、続いて「頭」が上がる。  夜の暗がりのためか、海の汚れがこびりついているためか分からない。とにかく真っ黒になった人間が、釣り糸をぎゅっと握りしめ、ざぶんという音と共に海面に上がると、その顔をぬっと矢延さんの方に向けた。  黒い顔の中に、はっきりと見える白い二つの目が、矢延さんを見つめていた。 「叫んだよ。もう釣り竿も何も投げ出して逃げ出してさ。途中でランタンも忘れていて真っ暗なのに気づいたんだけど、もう取りには戻れない。携帯の明かりで何とか車まで戻ったよ」  矢延さんは「それ」を幽霊だと思った。だから警察には届けなかった。  しかし、数日後にその岩場はニュースになった。  死体が上がったのである。サーフィンをしていて行方不明になっていた若者であった。 「釣りは辞めてねえよ。やっぱり好きだからな。でも、とうぶん夜釣りはやめだ。人のいないところでも釣れねえよ」  最後に、矢延さんに聞いてみた。  もしかしたら、矢延さんが釣り上げたのは若者の死体で、たまたまそれを幽霊と見間違えたのではないかと。  矢延さんはかぶりを振った。 「それは絶対にない。アレは別物だ。間違いなく生きてたよ。そいつと俺は、 10分も“格闘”してたんだからな」  そう言って、矢延さんはぐいっとビールを飲み干した。                                   <終わり> ===================================================================== ★ あなたの質問やご要望をお寄せ下さい! ご意見、ご質問、ご要望をお待ちしております。 もしかしたら、動画や配信に反映されるかも知れません!? 全てにおいてご期待に添えない場合もありますので、あら かじめご容赦願います。 =====================================================================   ★◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆★               2015.8.12号               発行 FOREST ISLAND               発行者: FOREST ISLAND ★◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆★
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