ウソ集め(趣味) 20170622 斎藤糧三
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ウソ集め(趣味) 20170622 斎藤糧三

2017-06-22 03:34

    私は嘘が大好きだ。自分で言う嘘ではなく、他人の嘘を聞くのが大好きだ。嘘はその人の弱みであり、虚飾であり、力そのものだからだ。自分には嘘を言う能力が欠如しているので他人のそれを見て、聴いて、集めて愛でるのだ。嘘万歳。

    ・ウソのソース
    http://www.tv-asahi.co.jp/imadesho/backnumber/0084/
     当該テレビ番組において斎藤糧三氏は揚げ物の油の酸化を防ぐためには、揚げたてにレモンをかけるとよいと主張。ナレーションにおいてその内容が繰り返された。

    ・指摘
     揚げあがりから食するまでに起こる酸価の上昇に関する調査結果及び、レモン汁をかけた場合との差を示す調査結果は見当たらない。また常温下での油の酸化は緩やかであり、常識的感覚では無視すべき範囲である。

    ・事実関係
     油の酸化に関する調査において、30分の過熱と23時間30分の保管のサイクルを繰り返した調査においては、油の種類によっては5サイクルで約2倍の酸価となる変化を示している。過熱や日光照射といった強い変化を行わない室内保存調査においては酸価が倍増するのに6か月以上を要している。
     油の過熱による風味の変化に関する調査においては、「油っぽい,油臭い,重い」と評価が変化するまで16時間から50時間の過熱を要している。
     油で調理した食品にレモン汁をかける場合とかけない場合の違いを示す調査結果は見当たらない。

    ・事実関係のソース
    http://ci.nii.ac.jp/els/contents110000055383.pdf?id=ART0000394730
    https://www.jstage.jst.go.jp/article/oleoscience/9/2/9_51/_pdf

    ・私の理解
     油の酸価の上昇は常温であれば数日から数週間かかる。風味の変化は加熱状態でも数時間から数十時間かけて発生するものであり、揚げた直後と食べる直前といった数分~数十分間での変化量は極僅かであり無視すべきである。一方でレモン汁によって油で調理した食品の酸化を防ぐとする根拠はなく、調理直後と食べるまでの間の酸価の変化量は元々極僅かなので「揚げたてにレモンをかけるとよい」は誇大な表現である。
     以上の論拠から、斎藤糧三氏とテレビ朝日は医師と放送のライセンスを利用して無害無益な発言を行い、それに触発された判断力の低い人々の購買行動を起こさせ、それによって利益を得ようとする典型的な虚偽経済活動である。
     誠実性のある研究者であれば、多分野において研究するには時間と研究環境と協力者が必要であり、それを支払う事は困難である。殊人間の健康という重大な分野において発言する為には十分に深く理解し、主張が妥当でなければ発言や本の出版に躊躇を覚えるだろうと、私は期待する。しかし斎藤糧三氏は太田成男氏と組んで水素水関連商品という、利害関係のある研究者の調査以外でのポジティブな効果が示されていない、虚偽と断じえる商品の宣伝に積極的に加担していた過去があり、他にも複数の健康本を出版している。彼らが私の期待に応えているとは考えられない。


    ・荒唐無稽な仮説
     ・食用油に関して行われてきた科学的アプローチは全て誤りであり、調理後速やかに健康に害がある程度の油の酸化が起こる。しかし調理後速やかにレモン汁をかける事でこの酸化を止められる。
     ・テレビ朝日や嘘ばかりを並べる研究者達は、安易で受け身な情報の受容を行いがちな視聴者や読者に対して「無害無益な情報に扇動されるという経験」を与える事で、情報の正確性の確認を自ら行う事の大切さと、テレビやペテン研究者の反社会性を伝えようとしていると同時に、医師免許は本人の免許取得時の最低限の知識レベルの確認には使えても、嘘をつかない事、本当ではない事を言わない事、あるいは現在人間の健康に関する知識が正確且つ十分である事を証明しない、極論すれば「医師免許など紙切れでしかない」という医師免許制度への批判を副次的あるいは主たる目的としている。


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