リオ閉会式でやっと釈放されたゲームとアニメのオタクたち
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リオ閉会式でやっと釈放されたゲームとアニメのオタクたち

2016-08-26 05:45
    2016年のオリンピックも、相変わらず1分たりともリアルタイムで観戦しなかったMOSSです。毎度非国民でごめんなさい。

    大反響を呼んだリオデジャネイロオリンピックの閉会式でのTOKYOの引継ぎセレモニー。安倍首相がマリオの格好で土管から登場するサプライズなどが話題になった。個人的に特に気になったのは、日本&東京を表すアイコンとして、オリエンタルな街並みや先端テクノロジーを差し置いて、ゲーム&アニメが前面に出されたこと。

    最近はクールジャパン政策の中で、アニメも売れるコンテンツの一つとして認められてはいるものの、それは特定の海外の消費者が買うかどうかという話。今回の五輪閉会式では「日本を代表するカルチャー」として、スシ、フジヤマ、ゲイシャ的なレベルの扱いではないだろうか。

    振り返れば90年代は東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件の犯人(宮崎勤事件)がアニメの録画ビデオを持っていたことからアニメオタクは全て性犯罪者予備軍のような報道がなされ、気持ち悪いの代名詞だった。00年代はキレる17歳事件群から若者はゲームに没頭している→ゲームが脳を破壊して目つきが変わり引きこもりになったり急に暴力を振るったりする(ゲーム)という報道がされて、ゲーマーは一種の薬物中毒のような扱いだった。

    これが2016年になって、晴れて日本を代表するカルチャーとして認められたわけだ。安倍首相にマリオでの出演を依頼したのは森喜朗元首相だそうだが、森氏が内閣総理大臣だった2000年に開催された教育改革国民会議(始めたのは前の小渕首相)では、曽野綾子委員より「バーチャル・リアリティは悪であるということをハッキリと言う(当時のバーチャル・リアリティーは現在いうところの体験型のコンテンツの話ではないので、ゲームやアニメを指すと推定される)」という趣旨の発言が出ていたりする。曽野氏は現在も、安倍首相が閣僚として参加する教育改革国民会議でも委員として名を連ねていたりするが。まあ何にせよアニメ・ゲームが反社会的なものという扱いではなくなったということだ。

    当時ゲーマーで声優オタクだった自分からすると、やっと冤罪が晴れて釈放されたような気分である。が、今度はいい年してまだオタクなのかよという別の罪を背負わされている気がしないでもない。

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