劇場版ソードアートオンラインを観たら、手の届きそうな未来感にとても惹かれた
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劇場版ソードアートオンラインを観たら、手の届きそうな未来感にとても惹かれた

2017-03-04 15:07
    先日公開され、すでに観客動員数100万人を越えて話題になっている”劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-”を観てきました。僕はアニメから入ったライトなファンですが、アツい王道の展開に、着込んだヒートテックに汗じみできるレベルで興奮しましたよ!胸アツ!ネタバレは極力回避で思ったことを書きたいと思います。まだ予告を見ていない方は見ていただけると。

    「劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-」本予告

    https://www.youtube.com/watch?v=4slt_lQ8fPc

    現実とSFファンタジー的なものの配合バランスが良い。
    今からおよそ10年後設定なので、今注目を集めている技術の延長線上に、物語の舞台があるという地続き感があります。今回中心となるデバイスはAR機能を搭載したオーグマー。脳波に直結して五感全てをバーチャルで完全再現するナーヴギアに比べると、すでに実用化されている技術が中心になります。
    ARについてポケモンGOの流行と同時に知ったけれど、どういうものかよく分かっていない方もいらっしゃると思いますのでざっくり触れます。ARというのは現実の景色にデジタルの情報を重ねて表示する『拡張現実(Augmented Reality)』というものです。
    シンプルな例を挙げるならば、ドラゴンボールのスカウターです。スカウターは、実視界をそのまま見れる上に、センサーが読み出した相手の戦闘能力が重ねて表示されるので、本来把握できない相手の情報を閲覧するデバイスということになります。
    身近な例では、最新のスマホ版Google翻訳の、カメラを介したリアルタイム翻訳表示機能なども同様です。
    本作中では、秋葉原など実在の街の風景が、オーグマーを通してゲームのバトルフィールドにぬるぬるっと書き換えられていきます。控えめに言ってめちゃくちゃカッコイイ!

    オーグマーって一体なんなんだ!
    予告でもキリトくんが言ってますねwまあ僕が語るのはオーグマーに隠された陰謀の話ではなく、オーグマーを支える技術の話です。
    オーグマーの詳細についてはの資料は見ていないので分かりませんが、ゴーグル状のものではなくヘッドセットみたいな感じなので、おそらくは網膜走査型のプロジェクターが入っているのだと思われます。
    網膜走査型のスマートグラスはすでに存在しています。眼鏡の先にくっつけた小さいレーザー照射装置で、直接視神経のある網膜内に映像を上書きします。僕は2年くらい前に初めて体験しました。その機種は照射エリアが狭く、色表現も限られていたので、没入感はなく、インフォメーションディスプレイ用でした。
    その機種は倉庫などでカメラが伝票を読み取ってその場で次の指示を視界に表示したり、車を運転しているときに目の前の風景にルートを上書き表示するような使い方を想定しているようです。
    高機能なレーザー機器の低コスト化が進めば、広視野と高い色再現性自体は実現できるということなので、このタイプの進化系はほぼオーグマーという印象です。

    出力映像のクオリティでいえば、最近出回り始めたMicrosoft HoloLensであればかなり近いです。形状はゴーグル型ですが、WindowsPC並のスペックを持っていて、現実と仮想世界が入れ替わる感じも表現できています。レンズ面に投影されたものが現実と重なって見える仕組みなので、前述のDBのスカウターと一緒ですね。

    Windows Hololens
    https://www.microsoft.com/microsoft-hololens/ja-jpより


    現状としてゲーミングPCレベルの映像を上書き表示するのは難しいでしょうが、それっぽいことはすでに可能です。今は価格が30万くらいとちょっとお高いですがw PCも10年経てば30万円のハイスペックが5万円クラスに降りてきますし、そうすればアニメのように高校生なんが街で没入型のARゲームで遊ぶ時代になります。今は開発者の方が中心にいろいろ実験して遊んでいる状態です。ツイッター等にキャプチャした映像が上がっているので”#HoloLens”を検索すると面白いのですよ!
    https://twitter.com/search?q=%23HoloLens&src=tyah&lang=ja

    スマートフォンも最初は特別な人が使うものという感じでしたが、使えるサービスが増えてくると一気に普及しました。オーグマーはそもそも視界と連動しているので、何か気になったことがあると検索する前に情報を表示してくれたりと、かなり便利な機能があるようです。実現したとしても特殊な眼鏡型デバイスに最初は抵抗があるでしょうが、やはり必ず普及するでしょう。


    他にも最近話題になった技術がちらほら!


    物語の中心はAR機能を使ったゲームですが、他にもディープラーニングの話題や、何やら筋電か脳波かを使って操作できるらしいデバイスが出てきます。
    ディープラーニングは人口知能に関する技術です。従来の人工知能が、大量のルール(例えばAと聞かれたらBと返す)を入力することであらゆるパターンを網羅する方向にあったものが、近年は大量のデータを読み込ませて解析させることで、ルール自体を自ら理解して判断させようという研究が進んでいます。赤ちゃんが何かわからない視界のいろんな情報から、いつしかお母さんとか、猫とかを認識するようなそういう話です。詳しくはこの本でも読んでみて下さい。電王戦の話とかも出てくるので面白いですよ!
    人工知能は人間を超えるか
    https://www.amazon.co.jp/dp/B00UAAK07S/

    筋電か脳波かで身体機能を拡張できるロボットデバイスの話は、あっさり触れるだけにします。数年前に首から下が動かない人が、脳波によって電動の義手を動かすのに成功しています。筋電義手もかなり進化してきて、指や手首の動きがかなり自在になりつつあります。
    また、パラリンピックとは別の障害者競技会であるサイバスロンというの昨年開催されました。これは障害者が体力勝負をするパラリンピックとは違い、技術者とセットになって、ロボット工学を用いて競技をこなして競う競技会です。ロボットと一体化して人間の能力をいかに拡張するか。攻殻機動隊の義体みたいですね。これは東京オリンピックの際にも、同じ時期に開催される予定があるようですので、実物を生で見る機会もあるかもしれません。

    2016年、サイバー義体者のオリンピック「サイバスロン」が始まる
    http://wired.jp/2016/10/06/cybathlon-2016/

    こんな感じで、物語のキーになったり、印象づけたりする設定が、もうすぐ実現しそうなことばかりで、かなり前のめりで入り込めました!

    おわりに

    こんな感じでとても楽しめる映画だったのですが、SAOを知らない人へのいろんな前提の説明はけっこうバッサリ切られていますので、本編を見たこと無いけど映画が話題になっているから見ようかなという方、全く見たことのない人を連れて行こうという方は、事前にシーズン1くらいは見ていった方が良いです!今ならNetflixや、Amazonプライムビデオの見放題にもありますよ!

    最後にひとこと言って終わります
    閃光様ぎゃわすぎぃぃぃ具ギイイイイイイ
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