3Dプリンタールアーの誰も教えてくれない㊙テク
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3Dプリンタールアーの誰も教えてくれない㊙テク

2019-12-24 20:56
  • 7


もうね何個作って何個失敗したか分からん。
色々買って試したし、設備もかなり整えたりしてコストかけすぎてる感はある。
出力、接着、防水、色付け、すべての工程でかなり失敗を重ねてきた。


ネルフ地下にあるEVAの墓場状態

でね、色々コツがいるわけ。色々。
企業秘密的に黙っておこうと思ったけど、ネタもないし3Dプリンタルアー製作の㊙コツを大公開。

第一層目のヒートベッドとの定着が最重要。ここが剥がれるとよくて完成品に反りが出る。
全部剥がれるとグチャグチャの物体が完成する。



くっつきを良くするのにはこれ
皆使ってる3Mのシート(ABSはまじ必須、けどちょっと高い)
3M 3Dプリンタープラットフォームシート(3枚入) ABS/PLA対応

しかし、これABS用に加熱した(高熱80~100℃)ヒートベッドで使うとベッドとの接着面に気泡がなぜか発生する。これを放置すると気泡ぶん凸凹の面となるので厄介。ある程度気泡が目立ってくると。はがして張り直しが必要となってくるのが難点。

そして印刷面の表面に油分がつくと定着具合が悪いので消毒用エタノールで定着悪いなと思ったら油分除去。
普通に薬局で売ってるエタノール↓
消毒用エタノールIPA スプレー式 500ml (指定医薬部外品)

定着を良くする手段はスティック糊とかまじお勧め。ていうか一番良い気がする。

剥がすとき冷えると簡単に剥がれるシートなんだけど、これつかって一気に剥がしちゃってる。
なんかシールとか剥がすやつ。

まぁここまでは一般的な積層式3Dプリンタのプラットフォーム対策。

で、ABSはとにかく反ったり剥がれるのでブリムで定着面積を稼いだほうがいいよ
PLAでつくれば反りはだいぶ減るけど、ABSのほうが印刷速度あげれて、なおかつ真夏の直射日光でも安心だしと思ってABS使ってるわ。
本当にPLAがどこまで夏にふやけるか知らないけど、発泡樹脂と組み合わせたら発泡の発熱でふにょって使えなかった。正直真夏の車内放置で怪しい。
あとABSのほうが積層速度を簡単に上げれる。ここ重要。



そんで、ブリムを剥がす。出力がうまくいてると容易にボディから分離できるはず。
あとは出力中についた細い糸引きの跡とかを適当に取って綺麗な感じにする。

んでパーツを組み込む。
八の字リング・エイト管はこちらで販売中。↓
http://yakumo-lbg.com/?pid=147875856




これをジクロルメタンで接着(なければアクリルサンデーで良いよ成分一緒。)
この溶剤は容易に揮発し、匂いからして有害なことは間違いないので極力吸わないようにする。
一般的にどこに売ってるのかしらんけどアマゾンで買える↓
100%ジクロロメタン500ml


ていうか防毒マスクを激しくお勧め、一般塗装用のジクロルものでメタンの匂いは入ってこないので大丈夫なはず。
組み立て後、コーティングや塗装時に使うからマスクは早く買ったほうがいい。
つかってる防毒マスク↓
3M 防毒マスク 塗装作業用マスクセット


で、ある程度貼り合わせたら二つのボディの隙間に毛細管現象的にジクロムメタンを吸い込ませ軽く圧着。(先が細いスポイトがあると超便利)
ジクロムメタンは粘度がかなり低いので色々取り扱い注意。
あらゆるプラ樹脂を溶かす結構やばいやつなのでルアーにつけすぎ注意。
発がん性疑われてるから注意

で、溶剤が揮発しABSが乾燥し固まるまで放置。
アイ周りなど多めに付けたところはふにょふにょになってるから注意ね。

とりあえずルアーの形にはなるじゃん?
ここで焦って「お風呂で泳がせよ~」などと水に入れてはいけない。
この状態では防水がない。
3Dプリンターで出力したものは表面に微細な隙間が多々ある場合がある。(設計や印刷設定による)
特に曲率がきつい立体曲面は下層と上層での間に隙間ができやすい。このまま沈めると内部が錆びる。

そしてこのままだと強度も弱い。



で、木製ルアーのようにセルロースドブ漬けで防水対策する。
メリットとしては完全に隙間がふさがり、さらにシンナー成分でABSが溶けセルロースと一体となりボディをより強固に仕上げることができる。金属アイの隙間にも入っていってABSを溶かしつつセルロースでも隙間を埋めてくれるから便利。

が、ここで最大の注意点。

ドブ漬けの時間間隔
ルアー形状
ドブ漬けの水深

この3つを一切考えないで進めると、シンナー成分でフニョフニョになったボディーが次のドブ漬けでセルロースの水圧により容易に凹む。
何時間も掛けて印刷したのが台無しになる。

実際はセルロースコーティングは1回で防水上は問題ない。
一回だけならボディがへこむことはマズない。心配なら一回でやめるのも手。

だた繰り返すと3Dプリンタの特徴である積層段差が埋まっていき、トゥルトゥルの滑らかなボディ表面が作れる。まるで普通のルアーのような見た目にできる。
そしてホロシールなども貼りやすい。
ただセルロースセメントは時間をあけてドブ漬けを繰り返すと表面にひび割れができる場合がある。24時間以上空けないほうが良い。かといってフニョフニョのボディの状態だと危険。

そしてドブ漬け回数はセルロース濃度等によって変わるので、自分は重さで判断。
予定の重さになったら防水ドブ漬けは終了。

色付け作業に入る。
色なんて何でも釣れるから適当でOK、作ってて楽しいのが一番だから凝りたい人は凝ればいいし、適当にしたい人はマジックで良いよ。
ただホロのキラキラは結構違いある感じあるから反射材的な部分は欲しいとこよ。

塗装から先は基本的に一般的なハンドメイドと一緒。
防水コーティングでツルツルになった表面はホロシールとか貼りやすいし、塗装もラッカー系(Mrカラー系)ならしっかり乗る。まぁABS樹脂むき出しでもしっかり乗るんだけど。

とりあえず塗装ブースを使わないとシンナー中毒がやばE
ワイはこれ↓
タミヤ ペインティングブースII ツインファン


んで適当に丁寧に、コストかけまくれば ↓くらいまでクオリティあげれるはず。


八雲オリジナル 旭日ミノーRSM197mm



磯のハードな使い方でGTくらいなら釣れるレベリュにできるはず。


役に立っちゃった人いたら八雲でルアー買ってくれちょ?
アイスクリームとか3Dプリンタで作るの大変だからお勧め。。。
http://yakumo-lbg.com/

ちっこい旭日ミノーを量産中なんでそのうち販売。
作るのだりぃ、自分で使う分は新機軸や色々試行錯誤してエンジニア的に面白いんだけど、売るとなると真剣にクオリティ保てる感じで保守的に作るからぶっちゃけ楽しくないわ。



最後に

ルアー作り、明らかに体に良くない影響しかないからやめたほうがいいよ。
ABS積層は臭いし、ジクロルメタンは毒性怪しいし、塗装なんてシンナー中毒になるわ、こんなん。



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うおー、3Dプリンタで魚釣りに使えるルアーですか……。素晴らしい。
9ヶ月前
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ためになる
9ヶ月前
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うわ・・・昔、ZEALのポン太君ほしいけど高くて買えなくて、バルサでぽいの作ってボンドで固めて作ったの思い出したわ・・・。
これ、ちゃんとまとめて本にでもすればちょっとした手製ルアー革命なんじゃないっすか!?
9ヶ月前
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中央はワイヤー1本通しといたほうが強度保てるのでわ?
9ヶ月前
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>>1
最近はすこし話題も聞かなくなりましたが、3Dプリンタはー家庭のモノづくり革命ですよ。
9ヶ月前
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>>2
ためになったよぉ~(もう中感
9ヶ月前
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>>3・4
GTモデルは貫通プレートを入れてますが、シーバス程度ならエイト環で十分強度たりますね。
一個一個作るならワイヤーもありですが内部構造に制約でるの強度いらない釣りとか、量産するならお手軽にエイト環とかがおすすめです。
9ヶ月前
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