個人が創作する時代のノウハウ共有を考える
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個人が創作する時代のノウハウ共有を考える

2013-06-30 20:40
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ここ数年オリジナルであれ二次創作であれ、創作の世界では面白い事が年々増えていっている。別の言い方で言えば今まで出来なかったことが出来るようになったと言い換えることもできます。それは現時点でインターネットというメディアに触れている私たちには身に覚えがあるでしょう。ニコニコ動画しかりブロマガしかり、同人しかり……
 恐ろしいこと未だに年を経るごとにますます出来ることが増えていっています。クオリティだけ論ずれば、とどまることの知らない完全な右肩上がり。特に近年はPCの発達とともにデジタル機材が安価になり、素人でもそれなりの道具が使えるようになりました。私もその恩恵を受けている一人です。

私が同人活動を始めたころ――2000年代の中盤(同人サークルをやる前に大学時代は大学の文藝部でサークル活動をしていた)なんかは文章系同人の大半はまだ、Wordで原稿を作って、それをレーザプリンターで印刷して本文入稿って形を取っていたの覚えています。
 表紙はともかく小説本の本文入稿方法はこれがまだデフォだったはず。(QuarkとかPagemaker、InDesignは自分の世代でもあったものの今よりも高かったはず)
 今はテキストエディタで作ったデータをPDFに変換したPDF入稿が文章系同人の本文入稿ではデフォになってきました。そして、デジタルになればなるほど文字組みやデザインのクオリティは上がり、今では商業と遜色ない作品も増えてきました。
 私なんかも2010年迄Wordを使ってましたが、PDF入稿の際フォントが埋め込まれないというトラブルに遭い、それを機にWordで原稿作成からInDesignでの原稿作成にシフトすることと相成りました(Wordは横組みとか英文にはいいソフトだけど、縦組をやると途端にクソになる使用)。おかげで細かなデザイン、文字組等の制作時間が短縮出来たし。今までのツールで出来なかった痒いところに手が届く素晴らしさを感じることになりました。
 もちろんお金をかけても、費用対効果が薄い部分ももちろんあります(自分の体力、脳味噌、アイディア、センスなど)
 これはマンガやゲーム果てはほかのジャンルについても同様のことが言えるでしょう。ツールの高機能化が進み、個人の力で今までできなかったことが出来る。おまけに送り手も受けても同じ地平に立っている為にダイレクトに時代時代のニーズに合った変化をしていくという、個人のフットワークの軽さがにエッジの効いたもの作り出しているように感じます。同人の世界なんか、大手と言われているサークルなんか契約面で下手な会社よりもちゃんとビジネスしてたりするし。

これからは、個人の力でプロデュースし、自分の力で出来ないことは外注を組み合わせてビジネスをするのか、それとも売れ始めたらハリウッドみたいに巨大資本が権利をかっさらって、資本を投入したり、また、いろいろ小難しい事を管理するのか、それともまた別の方法があるのか……今一つよくわかりません。
 とりあえず、どんな道であれ、後進が育たない限りはどうにもならないんだけど、今の日本にはそういった土壌はあるのか? って時々感じます。
 日本人って素晴らしい技術を持っているのに、封建的な上下関係で教えなかったり、職人としては優れているが、教える技術を持っていないくて(仕事の技術と教える技術って別物、わかると教えられるには大きな溝がある)、見て盗んで覚えろってスタイルだったり。教える前に無駄に雑用やらせてやる気をそいだり……(もちろんそうじゃない所もたくさんありますが)。まあ、組織的に問題抱えている所もたくさんあったりします。
 後進を育てるならノウハウ共有は必須だし、言語化しづらい所でも、具体的な行動だけでも文字・言語化できると効率が上がり、素人が独学でもどうにか様になるレベルになるんじゃないかな? 体験しなきゃわからない事ってあるけど、その前に概要理解しておくかして無いかで差は歴然と出るわけだし。
 それに教え方にも多様性というものがあって、教授法によって会う人会わない人がいるわけだで、最近は後を継ぐ人がいないとか言っている所って、内部や教える側にシャレにならない問題や奇妙な体質を持っているんじゃないかと邪推したくなります。世の中の『門外不出』なんてものも表に出たら大したことのないハッタリだったりするわけで(製造業とかに関しては、また多少状況が違うけどね。あれはモロにビジネスに直結するから)

だからこそノウハウをもっと言語化して、ハリウッドの映画産業なんか、かなりノウハウを言語化しているし、新興国でさえ積み上げたノウハウを体系化して世界に挑もうと考えているんだから、日本も無駄な習慣・慣習を捨てて、合理化しないと、後がヤバいって思います。日本もこれだけ、文化的な資本あるんだから、もっとノウハウを晒して共有しないとヤバいんじゃないの?
 敵は身内や国内だと思っている人もたくさんいるだろうけど、これからの敵は海外だかんね。今だって悪いことは国内の法の届かない所でやられるんだから。『素晴らしいものは何もしないでも向こうから引く手あまた』どころか目が届かないことを違法に翻訳たり利用されて『骨の髄まで利用されていらなくなったらポイ』だと思え。
 これからは、自分で自分の身を守る。また、誰かに守ってもらうなら、それ相応の大金を払わないと。文化としてのドメスティックなブランドは守れないはず。
 極端になれとは言わないけど、何をするにもマニュアルでガチガチに固めるよりは融通を利かせてフットワーク軽くしないと生き残れないんだから、身内同士で要らん喧嘩する前に協力できるところは協力する体制を整えなきゃ。みんな仲良くしようぜ。

複雑そうに見えることだって、分解すれば今までにあるモノの組み合わせだったりするんだから。変に気構えせず出来ることからやればいいんだから。
 今だって、問題になっていること、なりそうなことを箇条書きにしてリストアップして公開し表面化させるだけだって十分なノウハウ共有なわけだし。学校の教師が、黒板に書いたことをノートに書き写すのだってノウハウ共有の一種。みんな、知らないうちに何度もノウハウ共有を行っているはず。大したことのない情報だって必要かもしれない人はいるわけだし。
 難しいことは考えず、知っていることを晒してみようじゃないか。恩恵は巡り廻って君のもとにもやってくるはずだから。


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 確かに、年々、できるコト増えてるな~
 個人的にはね、「宣伝だけ、誰か別の人にやって欲しい!!」って思ってる。
 今回のコトで、それがよくわかった!!文章書くだけなら、自信がある!人を相手にするのも大丈夫!!ただ、宣伝だけして欲しい!!
 今現在、ムチャクチャ人が訪れてきてるんだけど(「無職になりたくなるキャッチコピー」って記事)こういう元になる記事を書くコトもできるし、コメント欄で人の相手をするコトもできる。ただ、そのキッカケを作ってくれた誰か(運営さんなのかな?)がいないと、ここまでのコトできなかったもの。

 それと同じように、個人で何人かで組んで仕事するっていうのは、いい方式なんじゃないかな~?って思ってる所。
 たとえば、マンガであれば、「原作書く人」「ネーム切る人」「下書きする人」「人物にペン入れ」「背景担当」「宣伝」とか、そんな感じで。
86ヶ月前
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ヘイヨーさんの場合広告エージェントみたいな人と組めば面白そう。

分業体制って一長一短で、細かくしちゃうとクオリティーコントロールが出来なく可能性があるから、最後の手段みたいに考えるのもいいかも。

うちのサークルなんかは、絵師(イラストレーター)さんを金払って外注してたりしてます。中学時代からの友人で、知り合いなんだけどね。気が合うなら他人と組むのも面白いよ。合わないと死ぬほど苦痛だけど。
86ヶ月前
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 なるほどね~
 あんまり細かくし過ぎるのも考えものなのか。優秀なプロデューサーみたいな人がいて、上手く管理できればいいんだろうけど、そんな人なかなかいないしね。
 「作家」と「イラスト描いてくれる人」と「宣伝マン」このくらいが、ちょうどいいかな~?電子書籍なら、印刷とか装丁とかも考えなくていいだろうし。
86ヶ月前
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自分は原稿をチェックしてくれる人が欲しい。第三者の目を入れるだけでも違うこともあるしね。ただいつも原稿が出来上がるのギリギリだから難しいんだけどね。

もし同人誌とか作る予定があるなら、印刷用の原稿作成(文字組とか版面とかフォントとか)の面でお手伝いできることがあれば手伝いますよ。
86ヶ月前
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 なんか、こんな時間に目が覚めちゃったよ。
 ありがとう!でも、印刷するとお金かかっちゃうから、しばらくは電子書籍一本に絞るつもり。相当お金にゆとりができたら、印刷するコトも視野に入れていこう!
 校正か。そうね。確かに、文章チェックしてくれる人がいれば便利かも。「一太郎」とかのソフトでもやってくれるんだけど、アレって日本語の間違い訂正してくれるだけで「いい文章かどうか」の判断できないからな~。学校の先生みたいな添削の仕方。
86ヶ月前
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