ユーザーブロマガは2021年10月7日(予定)をもちましてサービスを終了します

MGS5と世界を売った男
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

MGS5と世界を売った男

2015-09-26 01:06
  • 19

 ボクは今メタルギアの新作MGS5を、色んなことをサボってひたすらやっています。

 皆さんから先に聞いていたので覚悟はしていたのですが、一本道のストーリーじゃなくてPWのようなミッション制なのがちょっと・・・という感じです、今のところ。

 さてさて、今回はわざわざメタルギアの批評を投稿するために、ブロマガ開いたわけではございません。
 ここからは、皆さんが期待していたMGS5にまつわるウンチク話だよ!(割と他からの引用が多いけどな!)

-----------------------------------------------------------------------------

1.世界を売った男

 MGS5の一番最初の病院のシーン、流れている曲はご存知の方も多いと思いますが「世界を売った男(The Man Who Sold the World)」という超有名な曲です。

 この曲は、かのデヴィッド・ボウイが70年代初頭に世に出した名曲で、その後80年代にミッジ・ユーロによってカバーされたものがMGS5で使用されている曲なんですね。(ボクと同世代の人には90年代のニルヴァーナによるカバーのほうが印象深いですよね。)
 
 さて話は、本家デヴィッド・ボウイの「世界を売った男」についてです。

 この曲が収録された同名のアルバムは、1970年に母国イギリスではなくアメリカで先行発売
されました。
 前作スペイス・オディティからの突然のハードロック調へのスタイル変更のため、「世界を売った男」は当時全く評価されませんでしたが、この時のスタイル変更は後のジギースターダストに代表されるグラムロックへの足掛かりになりました。
 
 また、「世界を売った男」にまつわる有名な話としてアルバムジャケットの件があります。

 アメリカで先行発売された際、ジャケットには灰色の建物の前でカウボーイが銃を脇に抱えているイラストが描かれていました。
 このジャケットについて、発売直前にボウイ本人がジャケットの差し替えを要求したという経緯があります。(結局間に合わず、アメリカとイギリスで全く違うジャケットになった。)

 ボウイがジャケット差し替えを要求した理由についてですが、「イラストの灰色の建物やカウボーイの台詞が、ボウイの兄テリーが入院していたケーンヒル精神病院を彷彿させる」ためと言われています。


2.ボウイと兄テリー

 ボウイの7歳上の兄テリーは母親の連れ子のため、正確にはボウイの異父兄になります。
 元々ボウイの母方の家系は精神に問題がある者が多い家系でした。
 兄テリーも戦争に参加した際、精神が破綻し、家から追い出されるように精神病院に入れられてしまいます。

 小さい頃から仲が良く、音楽の影響を受けた兄が戦争で別人のようになった姿を見て、血の繋がりのあるボウイは、いつか自分も同じ状態になるという恐怖感を持っていたと言われています。
 70年代、ボウイの内向的で「狂気」と「正気」をテーマにした楽曲(それも名曲ばかり!)が多かったのは、自分の血への恐怖心とデヴィッド・ジョーンズという繊細な若者がデヴィッド・ボウイであり続けるための薬(コカイン)によるものだったのでしょうね。


3.世界を売った男の正気と狂気

 さて、「狂気」と「正気」をテーマにした「世界を売った男」ですが、以下が冒頭部分の和訳になります。
 
 僕と彼は階段の上ですれ違った
 (中略)
 僕は彼の目を見据えて話しかけた
 「君は孤独とともに死んだと思ってた、ずっとずっと前に」

 「いや違うよ、僕じゃない、僕は理性を失った事など一度もない、君の目の前にいるのは世界を売った男」
 僕は笑って彼と握手をし、そして家路についた
 (以下略)

 この曲に限らずデヴィッド・ボウイの曲の解釈は難しく、本来の意味はボウイ本人しか分かりませんが、今回の話にあわせて無理やり解釈すると、階段の下に狂気の世界があって、階段に「僕」の足がかかる前に「彼(もう一人の自分)」に出会い、階段から引き返し家路についた(正気を保てた)って感じなのでしょうか。

 そして、「彼(もう一人の自分)」が言う「世界を売った」というのは、本来のデヴィッド・ジョーンズとしての世界を捨て、デヴィッド・ボウイという別人格の世界を生きていることについて表現したのでしょうか・・・良く分かりません。

 
4.兄テリーの死

 「世界を売った男」以降、ボウイは作品ごとにジギー・スターダスト、アラジン・セイン、ハロウィン・ジャック、シン・ホワイト・デュークと「もう一人の自分」を作り続け、過度のコカイン中毒の影響もあり、周りから見れば奇行を繰り返す狂人そのものでした。
 しかし、ボウイは狂気の階段を完全に降りることはありませんでした。
 
 そして80年代以降、ボウイは薬漬けのカルトスターの自分と決別し、時代に擦り寄ったポップミュージシャンへと転身することになりました。(ここまでスタイルを大きく変えたミュージシャンはいないと思います。)

 そんな狂人の影を失いつつあったボウイに反し、兄テリーは精神病院に入院して以降、病状は酷くなる一方でした。

 そして狂気の階段を降りきってしまった兄テリーは1985年1月、精神病院を抜け出し、線路に身を横たえ自殺しました。

 ボウイは兄テリーの葬儀に参列していません。
 成功した自分の創作活動に影響を与え続けた兄に対し、救いの手を差し伸べなかった後ろめたさがあったのでしょうか。


5.MGS5
  
 ストーリー冒頭、病院から始まります。
 舞台は1984年、曲は「世界を売った男」。
 鏡に映ったビッグボスの右目は義眼なのか色が薄い。
 そして病院を抜け出すビッグボス。
 ダイヤモンド・ドッグズ。

 
 はぅぅ・・・小島監督・・・。
 シチュエーションは最高なのに、なぜ一本道のストーリーじゃないんだ・・・。
 何か集める為に同じミッションを何度もやれと言うのか・・・。
 やるけどさ。

 長文を最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
 10月から始まるMGO3は必ず参戦するので、宜しくな。

広告
他9件のコメントを表示
×
あっそ、動画は?
71ヶ月前
×
動画はまだですか?
71ヶ月前
×
文章凄い読みやすいですね
71ヶ月前
×
普段の生放送からは想像し難いまともな文章構成で読みやすかったです(デビット君についての知識が私にはないのでピンとはきませんでしたが)。
そこら辺の解説を盛り込んでTPPプレイ動画にしていただけるとありがたいです。
子供という『遺伝子情報』を残せない代わりに『映像情報』を世に送り出すムネオさん素敵カッコイイ!
71ヶ月前
×
ぼくはジギー・スターダストが好きです!
71ヶ月前
×
歌わないの??
71ヶ月前
×
むねおさんは「結婚」と「独身」の階段どちらに進みますか?
すに子の子宮はおれの物(狂気)とか言ってる場合じゃないですよ?
71ヶ月前
×
だあああああああああああああああああああああああああああああ

でもミッション受注して進めるのが微妙なのは同意
71ヶ月前
×
すごく面白い内容で時間を忘れて読んでしまいました!
私事なのですが最近残尿感が・・・どうすればよいのでしょうか・・・
71ヶ月前
×
ほんで、動画は?
71ヶ月前
コメントを書く
コメントをするには、
ログインして下さい。