前回は、カンナビジオール(CBD)の基本を紹介しました。今回は、CBDチンキ(CBDオイル)の上手な摂り入れ方をまとめます。
しかし、核心に入る前に、ちょっと一言。新しいサプリメントを摂り始める場合はいつもそうですが、CBDも始める前に主治医と話すことが大切です。
CBDは誰にでも向くわけではありませんし、ワーファリン(抗凝固剤)などの薬と相互作用する場合も。どんな形の製品でもCBDを試す前に、あなたが服用している薬について(薬の組み合わせも含めて)主治医がちゃんと把握している必要があります。
CBDチンキ(CBDオイルの摂り方)
image via shutterstockCBDを試してもよいとなったら、チンキを摂る方法は2つあります。
スポイトにチンキを吸入したら、舌の下側に垂らす方法(これは「舌下(ぜっか)で」摂ると言われます)と、皮膚に垂らしてこすりつける方法です。関節炎、腱炎、関節痛、筋肉痛の治療には、皮膚に垂らす方法がよく使われ、ほかの理由でCBDを摂る場合は舌下でしょう。
近頃ではおいしいCBDチンキがたくさん売られています。例えば、バニラ味、ラベンダー・オレンジ味、ジンジャー・シナモン味のチンキも……。こういったフレーバーがあまり好みでなければ、飲み物やスムージー、好きな食べ物などにチンキを加える方法もあります。
CBDチンキ(CBDオイル)を摂る量は?
image via shutterstockどれくらい摂ったらいいか? CBDには正式な用量ガイドラインがないので、これはちょっと厄介な問題です。
医療大麻スタートアップ企業Curaleafの医学諮問委員会議長であり、デューク大学がん研究所の副所長もつとめるスティーブ・パティアーノ医師は、効力の弱い製品を1mLから始めるようすすめています(30mL入りボトルなら、普通はスポイト1杯分ですが、ボトルの表示で確認します)。
効果が感じられなかったら、少し増やしてみるとよいかもしれません。
CBDチンキ(CBDオイル)の賢い買い方は?
image via shutterstockどんなCBD製品でも、それがいつ、どのように作られたか、ちょっと調べてみるのが大切。食用のCBD製品には、安全性と純度を保証するための第三者安全試験機関による独立した試験の情報がついているはずです。
CBD製品を作っている会社に、業務用の大麻をどこで栽培、加工、製品化しているか聞いてみるのもいいでしょう。少なくとも、その会社がどれくらい透明性を重視しているかがわかります。
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訳/STELLA MEDIX Ltd.