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下手の横好きさん のコメント

「京大名誉教授に筋肉が必要なワケ」に見えて某理系で恋に落ちた漫画のハルクみたいな教授が浮かんだ。
No.1
65ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
学生時代は体操でオリンピックを目指し、 69歳の現在も体脂肪率9.8% という驚異の身体を持つ、京都大学名誉教授・森谷敏夫教授。 応用生理学とスポーツ医学が専門の森谷教授が、この度「森谷筋肉塾」の塾長として、MYLOHAS読者の悩みや疑問に答えてくれる講座を5回にわたってお届けします。 第1回は、「 なぜ筋肉を鍛えなければいけないのか 」。「森谷筋肉塾」夏期集中講座、いよいよ開講です! 第1回まとめ 筋肉が減ると、糖尿病・骨粗しょう症・認知症になるリスクあり。将来寝たきりの可能性も⁉ 妊娠する前に筋肉をつけておかないと、妊娠糖尿病になりやすい。 立つだけで1.2倍、歩くと3倍のエネルギーを使う! 運動不足の人は、寝たきり予備軍⁉ ── そもそもの話で恐縮ですが、筋肉ってどうして必要なんですか? 森谷塾長(以下、塾長) ほんまに、そもそもやな(苦笑)。まぁ、よろしい。イチから説明しましょう。みなさんは筋肉を運動するときに使うだけのものだと思ってるでしょうが、私は「 筋肉は大事な臓器 」だと考えています。 たとえば、世界最高レベルで心身の健康管理をされているNASAの宇宙飛行士。彼らは宇宙に2週間滞在して、地上に帰還する頃には 全員「骨粗しょう症」 になっていて、非常に高い 「糖尿病」のリスク にもさらされている。どうしてそうなると思います? ── 無重力が関係しているのでしょうか……。 塾長 そう、無重力状態にいると、筋肉をまったく使わないから。 姿勢を保ち、身体を動かす筋肉を「 骨格筋 」といいますが、一般的に筋肉と呼ばれているのは骨格筋のこと。 骨格筋は人間の身体の4割を占めて いて、ここで糖を消費したり、骨をつくりだすメッセージ物質を生み出したりしています。だから筋肉は、立派な臓器。無重力空間では筋肉が使えないから、宇宙飛行士たちは体調が悪くなる。 反対に筋肉をしっかり動かしていれば、 糖尿病や骨粗しょう症になるリスクは大きく減る 、ということです。 ── つまり、筋肉を鍛えることは、病気の予防につながると。 塾長 そういうこと。「 歩くスピードが遅い人は認知症になる確率が高い 」という調査結果(東京都健康長寿研が70歳以上の1,149人を調査)が出ているように、「足腰の弱さが認知症に直結する」こともわかっています。 将来、認知症や糖尿病で寝たきりになって、誰かにオムツをかえてもらうようになりたくなければ、いまから運動して筋肉をしっかり鍛えておかないといけない。 「妊娠糖尿病」予防のためにも、筋肉は大事 ── なるほど。将来、寝たきりにならないために、筋肉が必要ということですね。 塾長 それだけじゃない。これから出産を考えている人にとっても、筋肉を鍛えておくことは大切。運動不足の人が妊娠すると、輪をかけて運動しなくなるから「 妊娠糖尿病 」になりやすくなる。 成人してから運動していないと、 筋肉は1年に1%ずつ減っていく 。筋肉が減ると、体脂肪が増えてだらしない身体になっていきます。とくにこれからの季節、女性は見た目を気にして、急にダイエットをはじめたりするでしょ。 ── そうですね、薄着の季節はやはり気になります。何もしていないと筋肉が減っていくことはわかりましたが、それにしても、どうしてこんなに太ってしまうのか……。 塾長 一日中座りっぱなしで、動かないから太るんだよ! 立ったり、歩いたりという日常の運動で消費されるエネルギーのことを NEAT (ニート:Non Exercise Activity Thermogenesis / 非運動性活動熱産生)といいます。本来、人間の身体は一日のエネルギー代謝の 約4割をNEATで使う ようにプログラムされているのに、現代人はあまりに動かないから太るんです。 座っているときを1とした場合、 立つだけで1.2倍、歩くと3倍のエネルギー を使います。日頃からちょこまか動くようにするだけで、身体つきも変わってくるはずです。 さて、ここで質問。電車に乗っているとき、席が空いたらどうします? ── もちろん、ありがたく座ります。 塾長 バカモン! 何もわかっとらん(怒)。 電車では座らない 、乗り換え時にはエスカレーターではなく 階段を使う 、そしてできるだけ 歩く こと。今日から早速実践するように。ここまでオッケー? 【今日の宿題】ちょこまか運動を心がけるべし! 電車では、席が空いても座らない。 乗り換えや数階上がるときには、できるだけ階段を使う。 座りっぱなしはNG。30分~1時間に1度は、立ちあがって歩くこと。 筋肉をつけて健康な体を手に入れよう 筋トレこそ究極のアンチエイジング。その理由は? タンパク質だけじゃない! ひきしまった身体のための栄養バランス 森谷敏夫(もりたに としお)教授 1950年、兵庫県生まれ。1980年、南カリフォルニア大学大学院博士課程修了(スポーツ医学、Ph.D.)。テキサス大学、テキサス農工大学大学院助教授、京都大学教養部助教授、カロリンスカ医学研究所国際研究員(スウェーデン政府給費留学)、米国モンタナ大学生命科学部客員教授等を経て1992年、京都大学大学院人間・環境学研究科助教授、2000年から同科教授。2016年から京都大学名誉教授。専門は応用生理学とスポーツ医学で、生活習慣病の温床になる肥満のメカニズムに関する研究や運動ができない人々のための骨格筋電気刺激研究などを精力的に進めている。 image via shutterstock
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