ホームパーティ料理の3つのポイント
Soup Stock Tokyoは、女性が一人で食事をしやすい場所作りを行っていますが、心の栄養は「楽しく」食べることだと考え、パーティメニューのアドバイスをいただきました。人数の多い少ないにかかわらず、手間をかけすぎず、ゲストもホストも楽しむためのポイントは3つです。
1:全部自分で作ろうとしないこと
手作りの料理をふるまうこともパーティの醍醐味ですが、すべて最初から作るのは、準備も調理も一日がかりになることも。買ってきたものを上手にアレンジすれば、おもてなしの一皿が。相手を思って選ぶことも、十分なおもてなしだそう。
|おすすめメニュー:オマールカプチーノレシピオマール海老のビスクにひと手間加えてアレンジ。ふんわりと泡立てたミルクをトッピングしてカプチーノ仕立てに。
材料(4人前)
・オマール海老のビスク 500g(解凍しておく)1パック
・牛乳(人肌に温めておく)100cc
作り方
1: 牛乳を泡だて器で泡立てる。(※カプチーノクリーマーを使うと簡単に泡立てることができます)
2: 器にオマール海老のビスクを注ぎ、泡立てたミルクをのせる。
2:オーブン料理や煮込み料理を有効活用する
じっくりと時間をかけて素材のおいしさをひきだすオーブン料理や煮込み料理は、時間はかかりますが作る工程は簡単です。あらかじめ準備しておけばパーティの最中に慌てることなく、ゲストと一緒に食事を楽しむことができます。
|おすすめメニュー:塩豚と白いんげん豆の煮込みレシピヨーロッパの家庭料理です。シンプルながらキャベツの甘さや白いんげん豆の旨味が染みわたる、優しい味わいの一皿です。
材料(4人前)
・豚肩ロース(ブロック)600g
・塩大さじ1
・砂糖小さじ2
・黒胡椒少々
・玉葱150g
・キャベツ300g
・にんにく1片
・ローリエ1枚
・ローズマリー少々
・白インゲン豆水煮缶1缶
作り方
1:豚肉に塩、砂糖をすり込み、ビニール袋に入れ空気を抜いて口を閉じ、一晩おいておく。
2:玉葱はみじん切り、キャベツは4cm角位に切っておく。にんにくは軽くつぶしておく。
3:塩豚は、流水につけて約1時間塩抜きする。
4:鍋に塩抜きした豚肉とかぶる位の水、玉葱、にんにく、ローリエ、ローズマリーを入れて火にかける。
5:沸騰したらアクをとり、蓋をして弱火で1時間半程度煮込む。
6:豚肉が柔らかくなったらキャベツを加え、蓋をしてキャベツがしんなりするまで15分程煮込む。
7:白いんげん豆を汁ごと加え、8分程煮込む。
8:塩、胡椒で味を調える。
【ワンポイント】
砂糖と塩をすり込むことで、脂の少ない部位もしっとりと仕上がります。 豚肉の塩抜き具合によって塩味が変わるので、塩加減はお好みで調整して下さい。
3:器と盛り付けで食卓を華やかに
選ぶ器やカトラリーによって、料理の味や盛り付けも変わるもの。買ってきた食べ物や飲み物でも、お気に入りのグラスに注いだり、盛り付けたりするだけで気分が変わります。せっかくのパーティですから、手ごろなグラスに季節の草花をひと挿しし、ゲストが到着したらキャンドルに火をともしてお出迎え。パーティの空間に寄り添う心地よい音楽も準備しておきましょう。
3つのポイントで、ホームパーティがぐっと華やかになりそうですね。準備するのがちょっとワクワクしてきました。おいしい教室では、実際にお料理しながらポイントを教えていただけるので、まるでホームパーティ感覚です。1月のテーマは、「出汁で暮らしを整える」だそう。こちらも興味深いですね。