艦これが現在抱える問題点について その3
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艦これが現在抱える問題点について その3

2016-06-04 22:12
    続きました。

    さて、ここで今回は艦これのもう一つの問題である
    コミュニティにおける基準が異常である
    という点に着目してまいりましょう。

    丁度おりよく
    課金なんてしてたのかよ? 『艦これ』不具合に対する返金騒動の謎(ニコニコニュース)

    などというふざけた記事も出てきてますから、まあ丁度いいですね。


    では、コミュニティの基準が異常であるという話です。
    まあ、これは艦これに限らず、ソーシャルゲーム全体に見られる傾向ですが、艦これのそれが
    そういった他のゲームと比較してやや趣の違う異常さであるという点も説明してまいりましょう。

    艦これをやっている人間なら、必ず一度は出くわした事があると思うのですが、艦これ界隈
    には「できるかぎりの事はやって当然」という考え方がはびこっています。
    これ自体はゲームをやる上で特に問題ない考え方ですし、むしろ当然だとも言えるのですが、
    その「できるかぎり」の要求水準がかなり高い、はっきり言ってしまうと異常な高さなのです。

    例を挙げれば、先日私もやったのですが、春イベント海域のE3において、U-511という
    潜水艦がドロップするというので、そのドロップ対象になっている戦闘マスをひたすら
    周回していたのですが、結局U-511がドロップしたのはその戦闘マスにおいて200回
    S勝利を重ねてようやくでした。S勝利というのは敵側を全滅させての勝利ですが、まあ
    その海域のそのマスはS勝利自体は割と取りやすかったので、実質戦闘回数も200回強程度
    といっていいでしょう。

    200回で1隻

    正直、この数字は艦これにかぎらずソシャゲネトゲをやっている人からすれば「その程度の
    レアドロップとか当たり前じゃないか」と思われるかもしれません。実際艦これ界隈では、
    このくらいの数字は「そのくらい掘ってようやく出るもの」という認識である場合が多いです。
    1%のアイテムをドロップさせる為には、この程度は当然というのは、確率的にも確かに
    間違ってはいないように思えます。

    ですが、よく考えてみてください。そういったゲームは一回の戦闘にどれくらいの時間が
    かかっていたでしょうか?
    艦これは、UI周りの理由やシステム関連の理由などで、一回の出撃に対する時間効率は、
    ソシャゲ界隈でも最低の部類に入ります。
    その艦これでこの周回数が、果たして妥当な物だと言えるのかどうか。
    実際に「艦これはどのくらい時間がかかるゲームなのか」という点を、実例を踏まえて
    考えてみましょう。

    以下は詳しい人以外は読み飛ばしていただいて結構です。
    最後に結論(太字部分)だけ書きますので。

    一度出撃すれば補給も必要ですし、連続出撃の為には疲労回復かキャラの入れ替えのどちらか
    が必要になります。補給やキャラの入れ替えは大した手間ではありませんが、疲労を抜こうと
    すると、十分弱程度の時間がかかる事も珍しくありません。
    私が今回掘った海域では、大破・中破になる艦も出ますので、そういった艦を修理する為の
    時間も必要になります。修理の為にはバケツを使わなければ中破状態からだと一時間程度は
    かかる事になるので、当然バケツを使用しますが、そういった諸々の作業が発生すると、
    一回の出撃の為の準備時間に、二分程度は時間がかかります。
    では、出撃してからの時間はどうでしょうか? 今丁度リランカ(通常マップ4-3)で
    レベリングをしていたのですが、そこが丁度二戦撤退が基本という、E-3掘りと同条件の
    マップでしたから時間を計測してみましたが、かかった時間はドロップ無しで四分という
    物でした。爆雷演出だと通常の砲撃演出より時間がかかるという側面はありますが、
    E-3掘りの場合は昼戦だけでSを取れる事があまり無く、度々夜戦に入っていた事を換算
    すれば、そこまで差があるとは言えない数字と言えるでしょう。

    つまり、一回の出撃にだいたい五分(特に中・大破艦等無し)から六分(中・大破艦有り)
    の時間がかかる、という事です。ローテーション艦が特にいない場合は、これにさらに
    疲労抜きの為の十分弱がプラスされる事になります。ローテーションできるような編成が
    組めるほどやりこんでいる人間であればともかく、そうでない場合は出撃制限(他の海域に
    出撃した艦が一部使用不可になる)の関係もあって、そう組める人ばかりではないでしょう。

    以下、結論となります。

    一回の出撃に十分弱~強の時間が必要になる、という事がいえます。
    一回の戦闘に置き換えれば、五分弱~強の時間かかるわけですね。
    さらにいえばこれは、戦闘後の判断などを最速で行った場合の推算です。

    なお、疲労抜きに関してはキャラの体力回復手段である「入渠」で回復する事もできますが、
    これは損傷を負っていなければできず、また、基本的に掘りに投入するようなレベルの
    艦の場合は疲労抜き以上の時間がかかる事になりますので、回復促進アイテムである所の
    バケツを使う事になります。小破未満の損傷に、疲労回復目的でバケツを使用する提督は
    ほぼ存在しないと言っていいでしょうし、損傷なしでは使えないわけですから、これでもって
    疲労を回復するというのも現実的ではない事は補記しておきます。

    また、疲労抜きは他のゲームにおけるスタミナ回復待ちと同等であると言う向きもあるかも
    しれませんが、他のゲームでは基本的にスタミナを回復するアイテムが有り、ドロップ狙いの
    周回の際にはそれらが使用される事が常である(というか使用しなければどうにもならない)
    という点も踏まえておいてください。

    一回の出撃でこれほど時間がかかるゲームは、タワーディフェンス系のゲームくらいしか
    無いのではないでしょうか? マップ周回型のバトル形式のゲームで、これほど時間が
    かかる例は、寡聞にして艦これしか今のところ知りません。

    単純計算で言えば、この数字を基準にして算出した200週にかかる時間は
    時間にして約17時間。戦闘後の選択を最大効率であると考えてこうなるわけですから、
    大雑把に考えて20時間程度はかかるものと考えていいと思います。実際にゲーム画面を
    じっくり注視しながら掘りを行っている人が多数派だとは考えにくいですしね。
    他にも、毎日のデイリー消化や演習消化、遠征のローテーションなどを行いながらと
    考えれば、どんどん必要な時間は増えていってしまいます。

    これらの数字は、時間にしてまとめてしまえば少ないようにも見えますが、一日数時間しか
    艦これをプレイできないような提督(多くの社会人提督はそんな状況でしょう)だと、
    これだけ周回しようと思えば一週間程度の時間が必要になってしまう事になります。
    週末しかまとまった時間がとれないと考えれば、一月かかるのも十分考えられますね。

    そういった条件下での「掘り」が「当然やってしかるべき事である」とされていて
    疑われる事が無い。他人の事情などを省みる事無く、「艦これだけをしている人間」を
    基準にしてそういった数字が認識され、用いられているという事実。

    これで、ある程度「基準が異常である」という点はおわかりいただけたかと思います。
    続きます。

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