いつでもすぐに自分の健康状態をチェックできるツールといえば、おしっこ。トイレの度に色を観察しておくことで、現在の身体の調子が丸わかりになるんです。
健康なおしっこの色は淡い黄色
そもそも健康なおしっこは、淡い黄色をしています。ペットボトルに入れた場合、向こう側が透けて見え、新聞紙の文字が読めるくらいが理想です。
黄色の度合が強まったら水分不足のサイン
おしっこの黄色が異様に濃くなったら、体内の水分が不足しているサイン。これからの季節は、脱水症状を起こしやすくなってしまいます。しっかり水分補給を心がけるようにしましょう。
ちなみに、タブレットや果物からビタミンを摂りすぎている場合は、鮮やかな黄色になります。でも、過剰摂取したビタミンが外に排出されているだけなので、とくに心配する必要はないようです。
無色透明は尿崩症の疑いあり
トイレに行く回数が増え、無色透明のおしっこが続くようなら、尿崩症(にょうほうしょう)にかかってしまっている可能性があります。
尿崩症とは、とにかくのどが渇き、大量に水分を摂ることで、一日の間に何度もトイレに行ってしまう悪循環のこと。
夜中に何度もトイレのために目が覚め、おしっこが無色透明の場合は、一度泌尿科で検診を受けてみたほうがいいかもしれません。
黄色以外のおしっこは身体からのSOS
おしっこが黄色以外の色だった場合、身体のどこかしらに問題が起きている可能性があります。代表的なものは以下の通り。
オレンジ...塩分の摂りすぎのサイン。普段の食生活の見直しが必要です。胆嚢が悪い場合もあるので注意。
白...感染症の疑いがあります。また、女性の場合は膀胱炎にかかっている可能性も。
青...飲んでいる薬や飲食物の色素が要因かもしれません。
赤...腎臓か尿路に問題がある可能性あり。
トイレに行ったとき、少し気にかけるだけで身体の不調をすぐにキャッチできれば、大事になるまえに発見できる可能性があります。
仕事もプライベートも思いっきり楽しむためには、まずは自分が健康であることが大前提。トイレに行くたびに身に付けたい習慣です。
[Woman's Day,self doctor.net,goo]
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