激しくも、静かで葛藤に満ちた27年を駆け抜けた、天才シンガー、エイミー・ワインハウス。
幼少期の心の傷からはじまり、数々の男性と浮世を流す様、グラミー賞を受賞した瞬間、そして急逝の直前まで。近親者が録りためたビデオをもとに製作されたドキュメンタリー映画『AMY エイミー』が、この夏公開されます。
歌詞に隠された、女性としてのエイミーの素顔
©Winehouse family
©Nick Shymansky Photo by Nick Shymansky
一度は誰もがスポットライトを浴びるスーパースターの姿に憧れたことがあるのではないでしょうか。しかし、エイミーはそうした脚光にまるで興味がなく、あるのは、ただひたすらに「曲を作りたい」という熱量だけ。
そんなエイミーの思いとは逆に、マスコミやパパラッチに追いかけられ、世界の注目を浴びる日々。
©WENN Ltd
ジレンマやギャップに苦しみながらも楽曲制作に励むエイミーですが、グラミーの受賞時、すでに彼女にとって一番の高揚はドラッグの瞬間にすり替わっていました。
大人になるにつれ、やはりスポットライトを浴びる人には、誰が見てもわかる「才能」があることに気づきます。
ともすればこの部分をイコールで見てしまいがちですが、ものづくりに対する執着心と、注目されたいと思う虚栄心とは似て非なるものなのだと改めて考えさせられました。
映画のプロモーションを機に、Youtubeのエイミーの動画再生回数も急激に増加しており、現在国内でもエイミー熱が急上昇中。
ぜひ映画を観る前と後で聴き比べをしてみてください。映画を観てから曲を聴くと、エイミーが歌詞に込めた本当の思いに気づくはず。
『AMY エイミー』
7月16日(土)角川シネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷 ほか全国ロードショー
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